Surface Go 2そのものの雑感を取り留めもなく。
・性能・速度
特に問題はない。もちろん、デスクトップなんかに比べれば当然に貧弱なのだけど、Google Chrome を使ったWeb閲覧、Excel の作業などでは気にならない。Adobe Photoshop も一応起動して使える(重い編集はデスクトップPCでやるので問題ない)。メモリは概ね5GB弱 は常に消費しているようだ。
さすがに起動時はかなり重たくて、ログインしてからタスクマネージャ上でCPU使用率が落ちつくまでそのままだと2分ほどかかる(僕の場合はAdobe CCが立ち上がるのでその分人よりは起動の時間がかかると思われる。)[設定] →[アプリ] →[スタートアップ] で不要なアプリはOFFにするとよい。例えば僕はEdgeを使わないのでオフにしている。
・画面
画面はとてもきれい。さすがに1920×1280 もあれば解像度にも問題はない。画面サイズは心持ち小さい印象はあり、設定でディスプレイの拡大・縮小は150%(推奨)を使っている。色彩が鮮やかなので閲覧は気持ちいい。環境光に応じて明暗が変わるのだが、その際に一時的に色温度が変化する 気がする。ので写真等の色合わせを厳密にするのには向かないかもしれない(そもそもそこまで写真を落とし込むような重い作業はやることもないだろう)。
・キーボード・マウス・タッチパネル
bluetooth接続の物理接続キーボードは問題なし。AndroidやiOSと違ってIME ON/OFFが普段と同じキーにできるし、F7でカタカナ変換できたりと、やっぱりWindowsの方がキーボード入力は楽 。仮想キーボードはレイアウトは問題ないのだが、キー入力したときのレスポンスがタッチ音 しかないのは残念。バイブレーション反応 してくれた方がありがたいのだが(そもそもSurface Go2には物理的にバイブレーション機能入ってなさそうだし、Windows11は通知等をAndroid/iOSのようにバイブレーションにすることは想定していないのか?)
マウスも右クリックが活用できるので当然に便利。
ちなみに、通常bluetoothでマウスもキーボードも接続しているので、当然ながらUEFI(BIOS)には触れない。type-C接続のドングルや有線ケーブル接続をすればUEFIを見れるだろうが、めんどくさくて接続する気にならない。
タッチパネルは基本的には問題ない。ごく薄いストローク表示があり、[設定] →[アクセシビリティ] →[マウスポインターとタッチ] →[タッチインジケーター] で変更できる。表示はごく薄いので消さなくても気にはならない。左右の端をスライドすると通知とウィジェットが出るのは邪魔。左端のウィジェットは無効にできるが、右端の通知は無効にできないようだ。
・無線関係
bluetooth関係は良好。
Wi-Fi、携帯回線は最初挙動が変で焦ったが、単に(Windows版)AdGuardが悪さ をしているだけだった。AdGuardは(apk版)Pocketで保存したウェブサイトを見る際に広告除去出来るのだが、それ以外では別に役立っているわけではないので普段は起動させない運用とした。
携帯回線は気づかないうちに繋がって従量課金容量を消費するのが嫌なので、普段は携帯ネットワークをOFFにしておいて必要時にONにする運用としている。
・外観
キックスタンドは便利 。今までのNEC LAVIE T11 T1195/BAS もキックスタンド付きのカバーを使っていたので、便利さは同じぐらい。ただ、キックスタンドを広げるための切込みが画面両サイドにしかないのだけど、画面下部にも一つあるともっと扱いやすいかも。
画面の縁は若干広い印象はあるが、まああまり攻めて狭く頑張る必要もないかと思うのでこんなもんでいいと思う。
使用を続けると若干発熱するが、ほんのり暖かい程度 で持って使っていても不快感はない。
ただ、これはWindowsなので仕方ないが「マウス&キーボード主体の操作の端末で代替的にタッチ操作をしている 」感じは否めない。ANdroidは「タッチ操作前提の端末でマウスもそこそこに使える」感じだったので、タッチ主体の操作では決してない印象だ。
購入したSurface Go 2 LTE SUF-00011 のインストールメモ。
・購入後、最初にやったこと
まず、初期起動。デスクトップで使っているMicrosoftアカウントでログイン。
そして、Windows Updateをやったが、これは先にWindows 11へのアップデートをしてしまった方がよかったかもしれない。Surface関連のデバイスドライバ等らしきものとWindows10の22H2累積アップデートで3、4時間かかってしまった 。
次に、Windows11へアップデート。これは、Windows11が入るか適正チェックみたいなソフトを一回入れないとWindows11をインストールできなかった。
Windows11が立ち上がると、自動的にOffice365が入っているが、これはOffice365のPro Plusなのでアンインストールする(EnとJa入っているが両方ともアンインストール)。そのうえで、live.comのサイトからOffice365をダウンロード・インストールして自分のライセンスに紐づけた。
その後もWindows Updateを繰り返して、とりあえず最新の状態になるまで更新。
・Windows11関係のセットアップ
Windows11アップデートの際に入れたチェックソフトはアンインストール。
壁紙は画面回転があるので1920×1920 の画像を用意すること。
ややマニアックな設定変更はWinaero Tweaker が便利。日本語化もできる。
その他、通常ではアンインストールできないアプリを一括でアンインストール。
[スタートボタン] 右クリック→[ターミナル(管理者)] を開いて、以下のコマンドを実行。
Get-AppxPackage Clipchamp.Clipchamp | Remove-AppxPackage # Clipchamp
Get-AppxPackage Microsoft.549981C3F5F10 | Remove-AppxPackage # Cortana
Get-AppxPackage Disney.37853FC22B2CE | Remove-AppxPackage # Disney+
Get-AppxPackage MicrosoftTeams | Remove-AppxPackage # Microsoft Teams
Get-AppxPackage Microsoft.Todos | Remove-AppxPackage # Microsoft To Do
Get-AppxPackage Microsoft.MicrosoftOfficeHub | Remove-AppxPackage # Office on the Webへようこそ
Get-AppxPackage Microsoft.People | Remove-AppxPackage # People
Get-AppxPackage Microsoft.MicrosoftSolitaireCollection | Remove-AppxPackage # Solitaire
Get-AppxPackage SpotifyAB.SpotifyMusic | Remove-AppxPackage # Spotify
Get-AppxPackage Microsoft.GamingApp | Remove-AppxPackage # Xbox ストア画面
Get-AppxPackage Microsoft.XboxGamingOverlay | Remove-AppxPackage # Xbox Game Bar
Get-AppxPackage Microsoft.Xbox.TCUI | Remove-AppxPackage # Xbox その他
Get-AppxPackage Microsoft.XboxGameOverlay | Remove-AppxPackage # Xbox その他
Get-AppxPackage Microsoft.XboxIdentityProvider | Remove-AppxPackage # Xbox その他
Get-AppxPackage Microsoft.XboxSpeechToTextOverlay | Remove-AppxPackage # Xbox その他
Get-AppxPackage Microsoft.ZuneVideo | Remove-AppxPackage # 映画 & テレビ
winget uninstall “windows web experience pack” #ウィジェット
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsCamera | Remove-AppxPackage # カメラ
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsAlarms | Remove-AppxPackage # クロック
Get-AppxPackage Microsoft.YourPhone | Remove-AppxPackage # スマホ同期
Get-AppxPackage Microsoft.BingWeather | Remove-AppxPackage # 天気
Get-AppxPackage Microsoft.Getstarted | Remove-AppxPackage # ヒント
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsFeedbackHub | Remove-AppxPackage # フィードバック Hub
Get-AppxPackage Microsoft.Windows.Photos | Remove-AppxPackage # フォト
Get-AppxPackage Microsoft.MicrosoftStickyNotes | Remove-AppxPackage # 付箋
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsSoundRecorder | Remove-AppxPackage # ボイス レコーダー
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsMaps | Remove-AppxPackage # マップ
Get-AppxPackage microsoft.windowscommunicationsapps | Remove-AppxPackage # メール、カレンダー
Get-AppxPackage Microsoft.ZuneMusic | Remove-AppxPackage # メディアプレーヤー
Get-AppxPackage Microsoft.OneConnect | Remove-AppxPackage # モバイル通信プラン
参考:Windows 11の標準アプリをまとめてアンインストール(削除)する方法
もしも上記の中で使うものがあったら残すこと。[メール、カレンダー]などはGoogleカレンダーとの紐づけなどには使えるので、残してもいいかもしれない。[ウィジェット]も使いたい人は残せばいい。僕はタッチパネルを左端からスライドしたときに出てくるのが邪魔なので消してしまった。なお、上記で消したものはいずれも別のコマンドで復活もできるが、省略。
・Androidアプリを使うためのセットアップ
ここは若干無謀なこともやっている。
まず、Microsoft Storeで「Amazon Appstore 」を検索し、インストール。なお、このAmazon Appstore 自体は全く使えない 。かろうじて使えそうなアプリはKindleぐらいだが、KindleならWindowsアプリもあるわけで…。その他はブラウザアプリ(Firefoxとか)すら見当たらない。
とはいえ、Amazon Appstore をインストールするとWindows Subsystem for Android (WSA)もインストールされた状態になるので「開発者モード 」を開き、ONにする。
次に、WSA-Pacman をインストール。これで、apkファイルを拾ってくればダブルクリックでインストール出来るようになる。
参照:WSA-Pacman
で、問題のapkだがこれが普通には入手しようがないので怪しいサイトを使うことになる。僕の場合はapkpureというサイトを利用した。これでapkファイル自体は入手できるが、Google Playが入っているわけではないのでGoogle Play側でそのアプリのアップデートがあったら自分で都度更新しないといけないことになると思われる。
で、以下実際にインストールしてみたアプリの印象。
ウィンドウはWindowsに準じるので、最大化はできるものの全画面表示はやりにくい 。最大化はタイトルバーダブルクリック等でできるが、タスクバー(設定で消すこともできなくもない)、タイトルバーは残る。最大化はF11 キーを押さないといけないが、物理キーボードのついていないタブレット端末でF11 を押すのは面倒くさい(仮想キーボードのレイアウトをクラシックに変更すると一応出ては来る)。
また、Androidの戻るボタン等がない ので操作は若干やりにくい。
縦・横は画面の向きにちゃんと連動する。
AndroidアプリとしてのストレージはWindows11のシステムドライブ内を利用し、AndroidアプリからmicroSDXCポートにはアクセスできない 。AndroidアプリからBluetoothにもアクセスできない っぽい。AndroiアプリからWi-Fi、携帯ネットワーク等には問題なく接続できる 。
なお、Androidとしても記憶領域はWindows内にVHD(仮想ハード ディスク) の形式で格納されているようで、例えばAndroidアプリで保存した何らかのファイル(例えばjpgファイルとか)にWindows側から直接アクセスすることはできない 。もしどうしても取り出したいのだとすれば、Android開発環境を入れてadbコマンドを実行する形で取り出せるが、はっきり言ってめんどくさくてやる気がしない。むしろAndroid側からgドライブとかのクラウドに保管して取り出す方が多分楽なんだろう。
以下、個々のアプリ。
・楽天マガジンアプリ :問題なし。普通に起動して普通にログインしてお気に入り雑誌を自動ダウンロード・閲覧できる。楽天マガジンそのものはWebアプリとしてブラウザ閲覧できるのだが、あらかじめダウンロードしておいたり出来る点で便利。ただ、画面の左右両端に近いところをタッチすると、右端ではWindows11の通知メニューが出てしまうのが若干煩わしい。
・Comic Fuz :問題なし。まあ今はこのアプリでコミックほとんど読んでいないのだが。
・Reader by Sony :使えるようにするにはちょっとテクニックが必要。Reader by Sonyは起動後、ログインするのにブラウザアプリが必要になるのだが、ここで(apkの)ChromeアプリをインストールしてもChromeアプリの起動にGoogle Playが必須なため、まともに起動しない。そこで、(apkの)Firefoxアプリをインストール し、Reader by Sonyの初回ログインを行うと、うまくログイン出来てReader by Sonyアプリが使えるようになる。初回ログイン時やその後の閲覧時に若干フリーズしたり等やや不安定さは感じるが、とりあえず問題なく使える。あえて言うなら、問題点はダウンロードしてくるコミックが遠慮なくWindowsシステムのドライブを圧迫してくること。これを考えるとSurface Goも256GBのストレージあれば憂いはなかっただろうなと感じる。
・Formula1アプリ :Live Timingが起動しなかったので使えない。
・どこでもDIGA :ダメ。起動するとスプラッシュウィンドウ的に起動画面が出るが、そのままアプリ終了して閉じてしまう。多分DTCP-IP関係的なものあるしダメなんだろう。まあDixim Play for DIGAを使うので支障はない。
・FUJIFILM Camera Remote :Bluetooth関係がダメなのでほぼ役立たず。
新しいタブレットPC(タブレット端末の置き換え)で、Surface Go 2 を購入したので、備忘。
まずは購入にあたっての動機や選定煮詰めを。
僕の場合、ここ10年ほどはずっとスマホ(携帯電話)、タブレット(Androidだったりその他だったり)、デスクトップPCの構成で使っている。
タブレットPCは最初Galaxy Tab だったかな、まだAndroid3(HoneyComb)だった端末辺りから使い始めて、Xperia Z Tablet 、Xperia Z2 Tablet 、iPad Air 4 、NEC LAVIE T11 T1195BAS と乗り換えてきた。
一番長く使ったのはXperia Z2 Tablet かな。防水なのでお風呂で電子書籍読んだりとかなり楽しめた。華奢だけど軽かった。
iPad Air 4 は使ってみたけど、自分の使い方に合わないというか、普通の人には直感的に扱えるらしいけど僕にはむしろ直感的に使えなくてダメだった。
NEC LAVIE T11 T1195BAS は最初はバグ多しだったけど、ファームウェアアップデートでマトモにはなった。でも、SIMが非対応でWi-Fiのみだったのがちょっと不便ではあった。
今までWindowsタブレットを使わなかったのはキラーアプリが当然のようにGoogle PlayやApple App Storeにあるアプリだったからで、具体的には
・Formula 1 アプリ (F1のライブタイミングモニタ)
・楽天マガジン (電子書籍・雑誌閲覧)
・Reader by Sony (電子書籍・購入したコミックや本を閲覧)
・Pocket (RSS経由で取り込んだWeb記事を閲覧するアプリ、ブラウザ上でも見れるが記事ビューで読みたい)
・どこでもDIGA (どこでもジャンプリンクで放送番組をライブ視聴等できる)
辺りが重要だったから。
だけど、昨今潮目がやや変わって、Windowsでもかなり中途半端だがWSA(Windows Subsystem for Android )が一応整ってWindows上でapkアプリ が使えるようになったのと、Formula 1 アプリはブラウザ上で完全にエミュレートできるようになって最悪アプリがなくても使えるようになったので、Windowsタブレットへの興味が出てきた。特に、Excelアプリなんかも使うのだがAndroid上ではExcelはどうしても暫定的というか中途半端感は否めなかったので、フル機能のExcelも使いつつAndroidアプリが使える状況になればありがたいと思ったのだ。
そんな感じで、Windowsタブレットを見繕い始めたのだが、Windowsタブレットは需要が少ないらしく、選択肢となりえる商品は少なかった(いや、Huaweiなき後のAndroidタブレットも選択肢は少ないのだが)。
Arrows Tab やLet’s Note(XZ6) 、Thinkpad X1 Tablet などは製品が古いものが多く、Matebook がかろうじて最近新モデルを出していたが、microSDポートすら内蔵していないのでちょっと使いにくい印象だった。ので、Surfaceシリーズから選ぶ形になるのだが、大まかに分けてA4サイズ (iPadならProの12.9インチモデルに近い)のSurface Pro 系とB5サイズ (iPadならレギュラーモデルに近い)のSurface Go 系になり、
・Surface Pro 5(2017) 以前:Windows11対象外 なのできつい
・Surface Pro 6 :中古になるが今なら有力な選択肢の1つ、USB type-C充電ができない のが欠点
・Surface Pro 7 :最有力な選択肢、中古で6万円前後、A4なのでやや大きく重いのとSIM対応は基本ない のが注意点
・Surface Go :Windows11対象外 なのできつい
・Surface Go 2 :今回購入
・Surface Go 3 :現行品、有力な選択肢
という感じだった。ここで気を付けないといけないのは、Surface Go系にはストレージ64GBモデル(このモデルは常にメモリ4GB)とストレージ128GB(海外品だと256GBもあるらしい、このモデルは常にメモリ8GB)があり、ストレージ64GBモデルは選んではいけない (最初から選択肢から外す)ということ。というのも、この64GBモデルはeMMC であり、ストレージの容量不足以前に速度でも問題が出る公算が高いからだ。このため、SUrface Go系は6万円ぐらいから買えそうなイメージがあるが、実際には最低でも8万円以上になる。
ここから細かい型番を一通り調べてスペックと値段を調べていったのだが、これがかなり難儀した。と言うのも、Surfaceの型番は一貫性がなくてアルファベットのどこかがメモリ搭載量を示してるとか、そういうのが分かんないからだ。まあ難儀しながら一通り一覧を作って調べたのだが、結局、Surface Go2 のSUF-00011 というモデルを購入することにした。これに決定したのは以下の理由から。
・Surface Pro 系はLTE搭載モデルを買おうとするとほぼ現行品しか選択肢がなく、値段が高い。Wi-FiモデルのPro6/Pro7辺りを買うのが現実的だが、後述のようにGo2LTEの新品が同じ程度の値段で買えるのでやめることにした。
・Sufrace Go 系でもLTE搭載となると10万円ぐらいになるので、厳しいなと思っていたが…たまたま型落ち品のGo2で法人モデルのLTEが7万円弱で売っている店があり、これを購入することにした。
・ちなみに、僕は既にMicrosoft365は契約済みなので、Go系一般モデルに無理矢理バンドルされてくるOfficeは全くいらなかったし、OSがProになる方がありがたかった。
という感じ。
あと、タイプカバー(キーボード)は買わなかった。キーボードはThinkPad トラックポイント キーボード II があるのでそっちを接続して使うことにした。マウスも今までAndroidタブレットで使っていた既製品。
そのほか、購入後のインストールメモ・Androidアプリの導入等は別の記事で。
参考:Surfaceのモデルラインナップ
Surface Go 3
型番 カラー CPU メモリ 容量
8V6-00015 PenG 6500Y 4GB 64GB
8VA-00015 PenG 6500Y 8GB 128GB
8VH-00014 i3 10100Y 4GB 128GB
8VI-00026 ブラック i3 10100Y 8GB 128GB
Surface Go 2
型番 カラー CPU メモリ 容量
STV-00012 PenG 4425Y 4GB 64GB
STQ-00012 PenG 4425Y 8GB 128GB
RRX-00012 m3-8100Y 4GB 64GB
SUF-00011 m3-8100Y 8GB 128GB
TFZ-00011 m3-8100Y 8GB 128GB
Surface Pro 7
型番 カラー CPU メモリ 容量
VDH-00012 プラチナ i3-1005G1 4GB 128GB
VDV-00014 プラチナ i5-1035G4 8GB 128GB
PUV-00014 プラチナ i5-1035G4 8GB 256GB
PUV-00027 ブラック i5-1035G4 8GB 256GB
PUW-00014 プラチナ i5-1035G4 16GB 256GB
VNX-00014 プラチナ i7-1065G7 16GB 256GB
VNX-00027 ブラック i7-1065G7 16GB 256GB
VAT-00014 プラチナ i7-1065G7 16GB 512GB
VAT-00027 ブラック i7-1065G7 16GB 512GB
VDX-00014 プラチナ i7-1065G7 16GB 1TB
Surface Pro 6
型番 カラー CPU メモリ 容量
LGN-00017 シルバー Core m3 4GB 128 GB
LGP-00017 シルバー i5-8250U 8GB 128 GB
KJT-00014 シルバー i5-8250U 8GB 256 GB
KJT-00027 シルバー i5-8250U 8GB 256 GB
KJT-00023 ブラック i5-8250U 8GB 256 GB
KJT-00028 ブラック i5-8250U 8GB 256 GB
KJU-00028 ブラック i5-8250U 8GB 256 GB
KJU-00027 シルバー i7-8650U 8GB 256 GB
KJV-00027 シルバー i7-8650U 16GB 512 GB
KJV-00028 ブラック i7-8650U 16GB 512 GB
KJW-00017 シルバー i7-8650U 16GB 1TB
Surface Pro 5
型番 カラー CPU メモリ 容量
FJR-00014 Core m3 4GB 128GB
FJX-00014 Core i5 8GB 256GB
FJZ-00014 Core i7 8GB 256GB
FKH-00014 Core i7 16GB 512GB
FKK-00014 Core i7 16GB 1TB
GWM-00011 Core i7 8GB 256GB
GWM-00009 Core i7 8GB 256GB
LGN-00017 Core m3 4GB 128GB
前回の続きで、volumio 再生環境(とついでにデスクトップPCに装着してあるヘッドホンアンプ の再生環境)のケーブル類を少し変えてみたのでレビュー。
変えたのは電源タップ 、電源ケーブル 、USBケーブル 、RCAケーブル 、(ついでにすでに紹介済みのスピーカーケーブルも記述)。
僕は基本的にはケーブル交換には懐疑派で、そこそこ良いmmcxイヤホンのリケーブルも基本的には断線しても大丈夫だからと思っていたが、今回変えてみたらたしかに音は変わった気がするなあ、という印象。
まあ、それでも基本はハッタリだと思って入るけど…。
一昔前はこの手のは変えようと思ったら一本数万円なんてのが多く、そんな値段かけて変える必要あるのかなという世界だったが、今は中華製がいろいろあって数千円で買える割にはぶっとくてかっこいいのが増えたので、気分転換に楽しんでみてもいいかなという世界になったと思う。
なお、言うまでもないがどのケーブルもゴツさを楽しむのでめっちゃ取り回しが悪くなる 。アンプそのものよりケーブル這わすスペースのクリアランスのほうがよほど邪魔だよ、みたいな世界になるのでそこは覚悟で。
まずは電源周り。
うちの環境は電源的にはかなり貧弱と言うか、問題を抱えていて室内に置いた小型冷蔵庫のモーターが動作するたびにヘッドホンアンプ に軽いポツッと言うノイズが入ってしまう環境なので、過去の時点でもオカルトな装置を結構挟んで回避していた。
参考:自宅環境のAV環境のノイズ対策をした | ちゃたろうふぁんくらぶ
オカルト装置のおかげ?でポップノイズのようなものはかなり低減したがいまだに残っている、そんなヘボ環境。
まずは、アース付きのぶっといACタップを挿せるように根本のACタップを交換。特にアースはつけていない。
次に、FURUMANの超ごついACタップを。スピーカー用アンプ に繋ぐためと、ヘッドホンアンプ につなぐための2つあるのだがまあどっちもごつい。本来は業務用ですね。タップにつながっている電源ケーブルも長くて太いので、這わす場所が足りなくて一部空きスペースにぐるぐる押し込んでいるので、これじゃあかえってノイズ源になるんじゃないの?と言う中途半端さ。
そこから、さらにごつい電源ケーブルを装着。今回、お試しでヘッドホンアンプ (Luxman DA-100)とアンプ (Topping TP60)の2箇所変えたので二本買ってみたが、値段が違う割には見た目はそんなには変わらなかった。もちろん、ケーブルの色とか違うんだけど単に被覆が違うだけで作ってるのは同じ場所なのかもなあなんて思ってしまった。
こんな風に変更してみた結果だが、「一応音は変わったかな?」と思う。ヘッドホンアンプに関しては、若干ドンシャリが付きつつ解像度が上がったような気がする (…のかなあ?)ロック系のエレキギターの響きが重厚感が加わり聞き心地がよくなった気がする。手元音源ではEXiNAがいい感じ。
スピーカーアンプ に関しては、少し伸びやかになったかなあという気がしないでもない。既存の環境にかなり満足していたので、あまり上積みは感じながったが既存の環境の良さをスポイルする感じでもなかったのでそのまま使うことにした。もしかしたら、しばらく新しい環境で使ったあと古い環境に戻すと新しい環境が向上していたことを実感できるのかもしれない。ただし、ケーブルの取り回しでめっちゃ余計なスペースを食う 。電源ケーブルと電源タップだけでRaspberry Pi・Topping D10・Topping TP60の装置ひとセットより場所を食っている。それに特に電源ケーブルは殆ど曲がらないので、設置が非常にやりづらい。その覚悟がある人だけがオカルト的に試してみるべきだと思う。
次に、USBケーブル。
ヘッドホンアンプ 環境は今回変えなかったが、raspberry pi 3→Topping D10のケーブルをフルテックのものにした(既存はごく普通の短め細めのUSBケーブル)。
結論から言うと、音の違いワカリマセン 。フルテックのケーブルがそれなりに太いので取り回しが若干悪くなりました、なだけ。
まあそこまで取り回しも落ちてないのでハッタリで新しいケーブルを使い続けるけど、ここは金を掛ける意味はなさそう。
次に、RCAケーブル。
Topping D10→Topping TP60を繋ぐものだけど、既存でもまあ見た目ハッタリな感じはなくもないオーディオテクニカ の製品を使っていた(ART-LINK AT6A48と言う製品っぽい)。
が、せっかくなので見た目をかっこよくしようと、中華ブランドのケーブルを一つとスピーカーケーブルでも愛用しているカナレのケーブルを一つ買ってみた。
感想としては、SKWの新しいケーブルは被覆で取付金具部分も高級感があり、見た目の満足度は高いが取り回しが落ちる。カナレの方はナイロン被覆で高級感と言うより業務用感がある。こっちは取り回し的には今まで使っていたオーディオテクニカのものとあまり変わらない。
そして肝心の音質だが、意外に大きかった。ケーブルなんかで音が変わるなんてオカルトだよと思っていたのだが、Topping TP60 が癖のない素性なため、上流の変化を伝えやすいのかもしれない。
聞いた印象としては、どちらの新ケーブルも既存のオーディオテクニカに比べるとだいぶ華やかな音に変わる、と言うかオーディオテクニカのケーブルが少し音場を団子状にする力が強いのかなと思う。そのうえで、SKWのケーブルは若干粉っぽさを感じた。カナレの方は単純ににぎやかになった感じ。
結局とっかえひっかえして遊んでいるうちに、Raspberry Piからの出力系統2系統あるままなのでそこまで含めてテストすることになった。結果、
Raspberry Pi → Topping D10 → (ART-LINK AT6A48) →Topping TP60 → ZENSOR PICO
Raspberry Pi → HIFIBERRY DAC Plus → (CANARE L-4E6S) →Topping TP60 → ZENSOR PICO
と言う二系統で音楽が楽しめるという結論になった。
USB-DACでTopping D10 の環境ではすでに十二分にサラウンド感があるというか、空間の広がりが大きい音だったので新しいケーブルはどちらもちょっと音楽が広くなりすぎて聞きづらくなってしまい、既存のケーブルのままで行くことになってしまった。
I2SでHIFIBERRY DAC Plus の環境はもともとの印象ではちょっと音が密集しすぎていて聞きにくい環境だと思っていたが、新しいケーブルに変えることで音場に広がりが出て、聞きやすくなった。新ケーブル2本をとっかえひっかえして試したが、僕の中ではカナレの方がいったん気に入ったのでそっちを使うことにした。
この辺の満足感は、半年ぐらいしてあらためてセッティングしなおしたらまた違うかもしれない。
なお、二系統の音場が違うのがケーブルの調整でだいぶ近いところになり、二系統の出力ある必要はないのではないか?と思ったが、やっぱり少し聞き心地が違う。Topping D10 の方が全体的に優しくきれいに空間に広がる音を奏でる。低音がトントンと言う感じに少し軽めに聞こえる代わりに、ボーカル辺りの音がとても聞きやすい。一方でHIFIBERRY DAC Plus の方はやっぱり少し引き締まった音で、低音がドンドンのあたりに少し強めに聞こえる。ボーカルも心持ち高音に聞こえるような引き締まり感がある。どっちもそれなりに面白いので、時々気分で出力を変えて遊べるようになったのでこの辺は結果オーライだった。
おまけでスピーカーケーブル。
ここは今回買い換えたわけではないが既存のCANARE 4S6Gを愛用している。
そこそこのケーブルの太さはあるもののすごくしなやかなビニールっぽい被覆(でもそんなに安っぽくはない)で取り回しも良いので気に入っている。予めバナナプラグ結線してあるので装着し直しも簡単だし、言うことない感じ。これはそこそこリーズナブルなので、ぜひ他の人も買ってほしいと思っている。
とまあオカルト的なものを色々やった結果として、ケーブル遊びのおすすめ順としては
① スピーカーケーブル:これは取り回しもむしろ良くなるし絶対やるべし
② RCAケーブル:これも音質は変わる。取り回しは若干悪くなる場合もあるが、既存で安い黒ケーブル使っているぐらいならハッタリで買えて問題ない
③ 電源ケーブル関係:これは音が変わるとは思うが、絶望的に取り回しが悪くなるのでお勧めしない
④ USBケーブル:これは変えても分かんないよ…
と言う感じ。
年末~年始にかけて、部屋で音楽を垂れ流している音楽環境を大幅に入れ替えてみた。
既存の環境が
Raspberry Pi 2 (volumio)→(USB)→Topping TP30 →DALI Zensor PICO
だったのが、
Raspberry Pi 3 (volumio)→(USB)→Topping D10 →(RCA)→Topping TP60 →DALI Zensor PICO
となった。購入過程や悩んだポイントなども含めて備忘。
なお、寝ながら音楽かけっぱなしにもしているのでいろいろランプが点灯しているのは目障り。なので
完全に光を遮光する場合はパーマセルテープ を使っている。遮光性が非常に高いうえに、テープの糊があと残りすることがないので非常に便利。
そんなに量を使わないので一本買ってもう10年ぐらい使っているがほとんど劣化はしていない。手元に一つあるとおすすめ。
また、完全に遮光しない場合は減光してくれるシート がおすすめ。
参考:ちょいと便利な「LightDims」 – スタパ齋藤の「スタパブログ」 | ケータイ Watch
もともと買い替えのきっかけになったのは、ラズパイ。昨年の初夏にRaspberry Pi 4 が海外先行発売になって、2019年11月終わりぐらいにやっと国内発売になった。
Raspberry Pi 2 には若干の力不足を感じてきていたので、Raspberry Pi 4 が出たら買い替えようかとずっと思っていたのだけど、実際に発表になってみて世間の評判を見てみたら、「これはパワフルなのはいいけど発熱的に常時起動って感じじゃあない なあ」と言う印象を受けた。
ので、一旦Raspberry Pi 3 (ないしRaspberry Pi 3+ )を購入してしばらく運用してみようかなあと言うことにしてみた。最初は買い替え需要でヤフオクなんかに安く出てくるかなあと思ったけど、特にあまり出物がなかったのでじゃあいいやとI-O data が正規販売している製品にした。
ついでにケースは熱を効率的に逃してくれそうな金属製に。
結果的には、Raspberry Pi 3 の方がだいぶ動きはキビキビしている印象を受けた。うちの環境ではVolumioで運用しているが、My Musicのソースが4万曲以上もあるアホ環境なので、Raspberry Pi 2 ではソースの再スキャン最中にハングアップしてしまうことが時々あったが、Raspberry Pi 3 では今のところ軽快に読んでくれている感じだ。これならRaspberry Pi 4 はいらなさそう。
そして次に買い替えの検討を始めたのが、その先につないでいる一体型アンプ。今まで使っていたTopping TP30 と言うのはとても気楽なアンプで、USB-DAC入力がついていてスピーカー出力ができる(なんならヘッドホンアンプとしても流用できる) ので気楽に完結している良さがあった。音質的にはまあまあ妥協できるレベルで、以前B&W のトールボーイを繋いでいた時はさすがに駆動力不足でボヘボヘした音を出していたけど、今のDALI のコンパクトスピーカーなら特に問題なく駆動している印象だった。ので10年近くはこのアンプで運用できていたのだが、せっかくの機会なので今回ここも手を入れてみようと思い立った。どうせ満足すれば新しい環境を10年ぐらい使うことになるだろうし。
と言うことで検討を始めたのだが、最初は大手音響メーカーのUSB-DAC付きコンパクトアンプ を検討してみた。
メーカー
機種名
発売日
値段
実売価格
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奥行き
その他特徴
TEAC
Reference AI-501DA
2012/11
¥98000
290.0mm
81.2mm
264.0mm
BurrBrown PCM5102
Reference AI-503-B
2017/03
¥87815
290.0mm
81.2mm
264.0mm
Reference AI-301DA-SP
2015/08
¥31267
215.0mm
61.0mm
254.0mm
BurrBrown PCM1795
DENON
PMA-50
2015/01
¥68000
200.0mm
86.0mm
258.0mm
PMA-60
2017/10
¥70000
¥44593
200.0mm
86.0mm
258.0mm
PMA-150H
2019/09
¥120000
¥98060
280.0mm
104.0mm
337.0mm
HEOS
PMA-30
2017/09
¥50000
¥24200
200.0mm
86.0mm
258.0mm
marantz
HD-AMP1
2015/12
¥140000
¥77730
304.0mm
107.0mm
352.0mm
M-CR611
2015/08
¥70000
292.0mm
105.0mm
305.0mm
HEOS
M-CR612
2019/04
¥70000
¥47339
280.0mm
111.0mm
303.0mm
HEOS, バイアンプ
Olasonic
NANO-UA1a
2014/11
¥80000
¥60660
149.0mm
39.0mm
175.0mm
Kenwood
KA-NA9
2018/09
¥36800
117.0mm
53.0mm
179.0mm
まあこんな風に一覧にしたうえで、DENON PMA-60 が第一候補かなあと思ったのだが、評判を調べてみるとこの機種は故障が意外に多いらしい ことが起こった。まあDENON PMA-60 に限らずこの辺のはUSB-DAC搭載の多機能機なので、どうしても故障のリスクは高いだろう。既存のTopping TP30 は故障知らずだったのもポイント高い所だったので、「もっとシンプルな機械を組み合わせた方がいいんじゃないか?」と言う結論になった。
で、よくよく考えたらRaspberry Pi 3 はI2S出力 があるのだから、USB-DAC搭載アンプにこだわる必要はないんじゃないか?と思い直し、単体のシンプルなプリメインアンプで比較的コンパクトで音質よさげなものを見繕っていたら、結局またTopping じゃん、となってしまった。Topping 製品からTopping 製品への買い替えってどうなのよと思いつつも、AC電源とトランスの違いもあるからなあ、と言う感じで購入してみた。音質の感想は後述。
ついでにI2S だが、以下の製品を買ってみた。
最初はI2S に搭載されているDACの一覧から、Texas Instruments のPCM51xx は硬質な音と言うことで敬遠して、ESS のES9018 系の方が魅力的に思えたので、WINGONEER と言うところの製品を購入してみた。なお、この製品はSupTronics と言う会社のX4000 と言う製品そのまんまである。だが、残念ながらこの製品はvolumioではちゃんと音が出なかった。ドライバがない。別のOSを使えば動くっぽいが、そのOSでnode-red 環境作ったりするのもめんどくさいので諦めた。
と言うタイミングでTopping TP60 が届いてしまったので、最初はI2Sが間に合っておらず、とりあえずRaspberry Pi 3 のオーディオジャックから音を出してみた 。Topping TP60 の良さは聞き始めて30分もしないうちにはっきり分かった。「あ、これ当たりくじだ」と言う結論。今までのアンプでは気づいていなかったけど、低音が駆動力不足でボヤっと濁っていたんだなあと言うのが明瞭に分かった。Topping TP60 にした結果、低音が引き締まりクリアになった結果、中高音域の艶感が増した感じにもなった。これだけいい音が出るアンプがこの値段と言うのは…。
例えていうなら、一般的な音響メーカーが10-20万円 のレンジで出しているアンプから、トーンコントロールとかリモコン入力とか多めのインプットセレクタとかみたいないらない機能を省略しまくって 、中華クオリティ(品質が低いの意味ではなく、コストが極端に安い の意味)で作ってみたら2万円そこそこの値段で出せてしまった、と言うイメージだ。
これ、他社じゃ太刀打ちできないというか、Topping 自身すらもこれ以上やることがないので結構前にこの製品作ってからリニューアルせずに放置してしまっている、みたいな製品だ。
今どき、入力なんて2種類もあれば十分(いや、さらに割り切って1種類でインプットセレクタ廃止したっていいぐらい)なので、これはもう今後ずっと使い続けていくだろう。
ただし、一つだけ欠点があって本体からジジジと言うノイズが5分おきぐらいに15秒ぐらい鳴る 。コイル鳴きかな?と言う感じの音でまあアンプの近く数10cmぐらいに頭を近づけて室内無音の状態でないと気付かないだろうという程度の音なのだけど、気にならないでもない。そのうち気が向いたら箱を開けてノイズ源を見つけ出し、ホットボンドでも盛ってやろうかと思っている。そんなノイズがどうでもよくなるぐらい良いアンプ。
さて、I2S の話に戻ってTopping TP60 が届いてからしばらくしてKuman の製品が届いた。こっちはHIFIBERRY DAC+ STANDARD 相当の製品で、実際にvolumioでもHIFIBERRY DAC Plus として認識する。で、接続して使ってみたのだが、今一つ納得しなかった。やはり硬質だからなのか、音はとてもクリアで引き締まっているのだが、その分ボーカルが引っ込んでしまって聞いていて気持ち良くない 。ボーカルのない、ジャズとかクラシックなら評価される音なのだろうが僕が聞くようなJ-POP系では今一つのようだ。なお、このI2S ボードを接続するのには金属ケースに入れてあるとI2S 端子の長さが足りず干渉してしまうので、I2S を延長する下駄が必要になる。僕の場合、たまたまWINGONEER の製品についていた下駄流用で済ますことができた。
で、音質に納得できずもう少し頑張るか、と検討してI2S出力ではなくUSB出力 してUSB-DAC挟めばいいんじゃない?と思いついた。世間的にはUSB接続よりI2S接続の方が高音質と評価されているようだが、僕には今一つ納得できなかった。そもそもI2Sが評価されてるのって、USB-DACってハイレゾはダウンサンプリングされて出力されてたりするってことなのかなあ、などとも思ったので、USB-DACは出力信号が表示される機器を買おうということにした。と言うか、Topping にD10 と言う安価だけど定評のあるUSB-DACがあるのでこれでいいじゃん、と。DACもESS 系のだし。
ついでに、こいつはオペアンプ交換も簡単に出来るようなので、適当に検索して出てきたサイトの指示通りにオペアンプをOPA627 にしてみた。
参考:TOPPING D10の実機レビュー&オペアンプの交換方法 | Lantern Blog
で、聞いてみた結果だが、これで満足できる環境になった。音質が若干丸い感じに艶が出て、ボーカルもきちんと前に出て気持ち良い音 になった。もちろん、ハイレゾ音源はハイレゾ信号でUSB出力されていることも確認できた。
環境的にはUSB-DACはもう少しグレードが上の製品もあるが、とりあえずはそこはしばらく手を付けない予定。
それよりも、スピーカー環境がこれだけ快適になったのでヘッドホン環境に手を入れたいところ。今のLuxman DA-100の環境も気に入ってもう7、8年ぐらいだろうか使い続けているが、せっかくなので中古でなんとかLuxman P-1かP-1uを手に入れて、Topping DX7Sあたりと組み合わせたら最強だろうなあと構想している。