Logicool MX MASTER3 MX2200sの簡単なレビュー

昨日のキーボード買い換えの話に続き、今日はマウスの買い替えの記事。
ステイホーム週間(GW)で暇だったので、マウスを新しいものに買い替えたので簡単にレビュー。買い替える前はLogicool MX MASTER MX2000、買い替え後はLogicool MX MASTER3 MX2200s。間にMX MASTER2があったが故障もなくスキップした、とはいえ順当に後継機に買い替え。

なお、Logicool MX MASTER MX2000は2016年末ごろに購入後、2020年5月まで約3年半ほど、チャタリング等の故障を皆無で過ごすことができた。これは僕のマウス使用遍歴の中では多分一番優秀なマウスだ。今まで使ってきたマウスは(ほとんどがロジクールの高級ラインの製品にもかかわらず)製品寿命的には1年~2年程度だったので、これだけ長い期間使い続けられたのは称賛に値する。もちろん、今回交換しなければまだ当面使い続けることだって出来たかもしれない。
また、Logicool MX MASTER MX2000に限らずマウス製品は長いことつかっていると表面が加水分解してベタベタした感触になってくるのだが、Logicool MX MASTER MX2000は若干のベタベタ感はあったが比較的良好な状態で使い続けることができた。この点でも優秀。
Logicool MX MASTER MX2000の充電池のへたり具合に関しても、問題なかったと思う。当初で2週間前後は電池が持ち、使用歴終盤でも一週間は余裕、10日ぐらいで保険で充電にかける感じだったので、特に不満はなかった。とはいえ、後継機のLogicool MX MASTER3 MX2200sは70日も持つらしいのでちょっと楽しみなところ。

前回のLogicool MX MASTER MX2000については:Logicool MX MASTER MX2000の簡単なレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ

使ってみた印象としては、
Logicool MX MASTER MX2000Logicool MX MASTER3 MX2200sでは若干のデザインの違いはあるが、ほとんど違和感は感じず移行できた。あえて言うなら親指付近のサムホイールと2つのボタン位置のレイアウト変更が気になったが、このレイアウトに関してはLogicool MX MASTER3 MX2200sの方が本来望ましい配置であって、最初1時間ぐらいは違和感があったもの、あっという間にLogicool MX MASTER3 MX2200sの方の捜査に馴染んだ。なお、後述するがLogicool MX MASTER3 MX2200sの親指ボタンの関しては「戻る」と「進む」を入れ替えて使っている。通常は「戻る」の方が使用頻度が高いので、押しやすい位置にした方がつかいやすいと思う。

左右クリックに関しては、Logicool MX MASTER MX2000に比べLogicool MX MASTER3 MX2200sの方が若干静か、またクリックボタンのぐらつきも少ない気がする。と言ってもLogicool MX MASTER MX2000の時点で十分に優秀だったしLogicool MX MASTER MX2000の方の経年劣化の可能性もあるので何とも言えず。
中央クリック及びホイールに関しては結構変わった。Logicool MX MASTER3 MX2200sの方は電磁石式の高機能ホイールだと宣伝してるのは有名な話で、どうなんだろうと思っていたが。使ってみると、世間で言われている通りLogicool MX MASTER MX2000の方がうるさく、ゴリゴリ感がある。一方でLogicool MX MASTER3 MX2200sはとても静かだがゴリゴリ感も若干減っている。僕の場合、ホイールはラチェットのゴリゴリ感が強い方が好みなのでLogicool MX MASTER MX2000の方がいいかなあと思っていたけどある程度使いこんでみたらLogicool MX MASTER3 MX2200sの方でも別に不満は感じなくなった。Logicool MX MASTER3 MX2200sの方がホイールのぐらつき感が少ないので慣れればむしろ好印象だったりする。

全体として、順当な進化を感じるし、買い替えしても違和感なくなじんでいくこともできる。このままMX MASTERシリーズが続いていってくれることを望む。

なお、設定に関しては以下の通り。


基本動作はこの通り。先ほど書いたとおり、戻る/進むボタンを入れ替えている。また、中央ホイール手前のボタンはアプリの切替機能を割り当てている。サムホイールボタンには「Alt+P」というキーストロークを割り当てているが、これは別の「UltraMon」というデュアルモニタ用アプリでアプリを展開するウィンドウを「プライマリ⇔セカンダリ」に切り替える機能が割り当てられている。
ので、手前ボタンを押して現在展開しているアプリを一覧から選択、サムホイールボタンでセカンダリモニタに退避したりプライマリモニタに戻したりということがマウスだけで完結するようになっている。
それ以外の高機能は使いこなしてない。


そのほか設定はこの通り。スムーズスクロールは無効。SmartShift(中央ホイールがラチェットと無限移動にシームレスに切り替わる機能)も無効で、固定スクロールホイールモードはラチェット固定。サムホイールの感度とSmartShiftの感度はいじる必要ないと思うが、おまじないで一番低感度側の右端に寄せてある。

Logicool キーボード K270 簡単なレビュー

ステイホーム週間(GW)で時間ができたので、キーボードとマウスを新しいものに交換した。今回は珍しく、どちらも故障での交換ではなく単純に古くなって見た目がボロくなってきたための買い替え。
今まで使っていたLogicool K275は裏面補強さえしてやれば大変に打ち心地の良いキーボードで、今回も同じものに買い替えようと思っていたのだが、たまたま昨今のコロナ騒ぎで海外からの流通が止まっているのか、はたまた在宅ワークで買い込む人が増えているのか、Logicool K275の市中在庫が見当たらなかったので同じくLogicoolのK270を買ってみた。今回はそのレビュー。

前回のK275については:Logicool キーボード K275 簡単なレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ

簡単に言うと、Logicool K270Logicool K275の一個前の製品で、内容的にはほとんど変わらず、色が違う、Winキーのマークが違う、ほかの人のレビューによると若干打ち心地が異なる、ということで
Logicool K270:表面は、裏面は、キーはすべて黒、WinキーがWindows7準拠の○に窓のマーク、打ち心地が若干重い
Logicool K275:表面は、裏面も、キーはメディアキーだけ緑、WinキーがWindows10準拠のただの窓のマーク、打ち心地が若干軽い
という評価がされてきた。

が今回Logicool K270を買ってみたところ、なんとWinキーはLogicool K275と同じくWindows10準拠の窓マークのWinキーになっていた。配色は違うままだが、本体外観から見る限りキーだの背面だの金型は完全に同じものがつかわれている感じであり、もしも打ち心地が違うとしたら同じ製品の個体差とか使っている素材の違い(って言ってもプラスチックの色が違うだけだが)ぐらいしかないんじゃないか?という印象だった。

実際の話、このキーボードはどちらもわりかしペラペラの安物というか、本体を両手で持って軽くねじると簡単に変形する程度の柔らかさで、この辺のしなり具合次第によって裏面補強してやると打ち心地が大きく変わってくるので、Logicool K270Logicool K275の押し心地の差は気にせず好みの配色だけで選んで購入すればいいのではないかと思う。
また、なぜか流通価格がLogicool K270の方が200円~300円ほど高いことが多いので、安く済ませるならLogicool K275を勧める。見た目の高級感はあまり大差ないかとは思うが、Logicool K270の方が若干かっこよく、Logicool K275の方がメディアキーが見やすくて実用的だけどかっこ悪い色かなと思う。

以下、簡単に写真で。なお、Logicool K275の方は使い倒したボロなのでめっちゃ汚いのはご容赦を。


上が不燃ごみ一歩手前のLogicool K275、下がほぼ新品のLogicool K270。僕は完全なタッチタイピングが出来ず、変則人差し指打法みたいな打ち方なのもあって、毎回キートップの「E」「A」「S」「J」「K」「M」あたりが削れてしまう。この辺のキーは打鍵回数が多いのもあるけど、若干指をねじる感じで押し込んでいるような気もするので、摩擦が大きいのだと思う。


Winキー。見ての通り、今はマークは同じ。って言うか不燃ごみ一歩手前の方汚いわ…


裏面の様子。商品が届いたところで躊躇なくゴムシートを貼ってしまったので、ゴムシートを貼る前の写真はなし。ここの空間があると設置感も落ちるし打鍵した時の反響音もうるさいしで、いいことは全くない。Logicoolもここを全部プラで埋めてしまえばいいのにと思うのだが…。こんな風にゴムシートで補強してあげるだけで、打鍵感は劇的に変わってRealforceに一歩劣るぐらいの優秀な打ち心地になる
Logicool K275の時は割と控えめに、補強する感覚でゴムシートを貼っていたのだけど、今回のLogicool K270では躊躇なく隙間全部埋めてやるぐらいの勢いでゴムシートを貼ってある。
貼ってあげるゴムシートの厚みについては、裏面で凹んでいるところは5mm厚のシートで、通常のところは2mm厚のシートで、貼ってやると周辺の丸いゴム足と高さがだいたい揃う。こまめに厚みを調整する必要はなさそうだ(ただし、跳ね上げの足を持ち上げて高くして使わないことが前提)。
あるいは、凹んでいるところを3mm厚のシートで覆った後全体を2mm厚のシートで覆ってやった方がツライチ感がでて見た目にはきれいに仕上がるかもしれない。まあ、裏面なんて普段は見ないので適当でいい。


見よ、この雑な仕上がりを!
ゴムシートは5mm厚のを20cm x 20cm、2mm厚のも20cm x 20cmあればだいたい足りるはず。いっそのこと、裏面をスキャナで読み取ってきれいな型をとって、3mm厚の鉄板でも加工してもらってはめ込んでもいいかもしれない。

KBF mk4(スイッチつき)簡単なレビュー

前回、Audbs P4を買ってしまってさらに立て続けにKBF mk4まで買ってしまったのでレビュー。完全に中華イヤホンブームが僕の中で来てしまっている。

中華イヤホンに関する情報はほとんどがtwitter上で消費されてしまっており、ブログ媒体などでレビュー記事がある、というケースが意外に少ないようなのだが、その中でbisonicr(ばいそにか)@bisonicrという人のブログがレビューてんこもりなのでちょっと興味を持って読んでいた。
その中で、2018年年末のおすすめイヤホンレビューが有り、その中でこのKBF mk4が推されていたので興味を持ち、僕も購入してみることにした。推奨機種はいくつもあるのだが、それらの説明の中で、KBF mk4は中域のBAが僕の愛用しているEtymotic Research ER-4シリーズで使われているものと同じKnowlesというところの製品を使っている、というところに一番興味を惹かれた。

bisonicr keep walking. : 【年末企画】ブログで紹介してきたイヤホンの 「個人的な好み」 ジャンル別トップ3(笑) ※2018年年末版

また、今回はamazon日本で購入した。1月と言うことで、中華にとっては旧正月前(要するに米国で言うところの年末前、日本で言うところの年末年度前末)みたいな感じで決算セール的な状況になっており、若干値引きがあったっぽいからだ。Audbs P4のときと違い、購入から2、3日で届いたのも嬉しかった。

ところでKBFってなんぞやと思って調べる感じでは、この商品を販売している店がKinboofiというところなので、この略称がKBFであるっぽい。つまりショップブランドでハンドメイドな高性能機種を作ってみましたみたいな感じかなあと。

この機種には聴感を調整するスイッチが付いており、1番スイッチ・2番スイッチのON/OFFで音質を変更することが出来る。…が、このスイッチを変更すると具体的にどういう設定になってどういう音質になるか、という説明がどこにもなくて悩んだ。いや自分の耳で聞いた感じだけを信じればいいじゃないかとも思うが、やっぱり原理を知っていないとなんとなく気持ち悪い気もするもので。


こんな風にスイッチがついている

で、調べてみるとこの機種の6BA版、KBF mk6についてスイッチの説明がやっぱりbisonicr(ばいそにか)@bisonicrさんのブログで紹介されている。
bisonicr keep walking. : [補足編] Kinboofi 「KBF MK6」(スイッチ付きモデル)での音質変化を確認。ボーカル向けのモードなど新しい一面を発見しました【レビュー】
これによると、
1 ON, 2 ON音圧感度
1 ON, 2 OFFバランス
1 OFF, 2 ON流行
1 OFF, 2 OFFボーカル
となっている。多分KBF mk4でも同じ設定だと思われるが、この説明を聞いてもなんのこっちゃ?って感じだ。
まあおそらく、上記サイトで推測されている通り、1番スイッチは中域の担当をしているBAの抵抗に対するON/OFFで、ONにすると抵抗が入って中域の音量が減る、同様に2番スイッチは低域の担当をしているBAの抵抗に対するON/OFFで、ONにすると抵抗が入って低域の音量が減る、と言う感じなのだろうと思う。
つまりいわゆる高音と低音の強いドンシャリになる設定が「1 ON, 2 OFF:バランス」で僕みたいに高音命な人が好むのが「1 ON, 2 ON:音圧感度(高音だけ強調)」か「1 OFF, 2 ON:流行(高音、中音強調して低音を減らす)」なのかなあと思う。
なお、僕のためした限りではとりあえず標準の「1 ON, 2 ON:音圧感度」でいいかな?と言う感じだった。

で、実際の音の感想なのだが、まず装着して最初のうちに感じたのは、「ああ、確かにこれはEtymotic Research ER-4Sに高音と低音を足してにぎやかにした感じだなあ」と言う印象だった。Etymotic Research ER-4Sほどの遮蔽感を僕は得られていないのでER-4Sのような脳みそまで回路が直結したようなダイレクト感は若干落ちるが、Audbs P4の空間的広がりのある柔らかい音に比べるとKBF mk4の方がソリッドに聞かせる方向で、なるほどER-4Sに近い。僕の好みではAudbs P4よりこちらの方が良かったので、しばらくの間こちらをつけて聞き込みを開始した。
そして半月ほど聞き込みをした後で、ER-4Sに戻してみるとこれが面白かった。KBF mk4を基準にした耳でER-4Sを聴くと、ER-4Sがすごくあっさりした音に聞こえる。よくシングルドライバなのでかまぼこサウンドと言うか低音と高音がさっぱり抜けた音だといわれるが、確かに低高音のにぎやかしがなくなった分のスッキリ感が強く出るのだ。とはいえ、高音も低音もいきなりスパッと切れるイメージではなくなだらかに下がっていっているようなイメージで、別にER-4Sが籠っているかのような違和感はまったくない。言うなれば、ER-4Sは鮮烈な湧き水、KBF mk4は饒舌な炭酸水、みたいな感じかなあ。あるいはER-4Sは独奏や管弦楽、KBF mk4はオーケストラ、と言った感じだろうか。
また、別の観点の相違点で言うと、ER-4Sは内部抵抗が大きいので音量が全く取れないのに対して、KBF mk4はそこそこに音量が取れる。Walkman NW-ZX300で言うと、ハイゲインでER-4Sは70-100ぐらいで音量が取れ、KBF mk4は30-40で音量が取れる(Audbs P4も30-40ぐらいで音量が取れる)。この音量の取れ方と関係があるのか分からないが、KBF mk4は(そしてAudbs P4も)かなり少なめの音量のところで飽和してしまい、それ以上は音量を上げてもなんとなく音が割れたような感じになって音量をとれない。一方でER-4Sは音量を上げていってもしっかりと音が取れ、耳の中脳みその中に音がなだれ込んでくる印象がある(もちろん音を大きくしすぎるのは耳によろしくないのだが)。この辺の音量の限界の取れ方の違いが、ER-4Sの方が脳みそにダイレクトに信号が流れ込んでくるイメージにつながっているような印象だ。
この辺は、もしかしてKBF mk4に抵抗を挟んで音量を取りにくくしたら(ER-4SER-4Pのように)違いが出てくるのだろうか。音量のとりにくいER-4Sの方が、同じKnowles ED-29689のBAユニットを使っていると言われる中音の表現でも粗が取れてきれいになっている印象があり、KBF mk4も抵抗を挟んだら同じような変化をしてくれるのなら面白いのになあ、と思ったりする。
全体として賑やかめの音楽にはKBF mk4が相性が良く、しっとりとボーカルメインの曲ではER-4Sの相性が良い印象。僕のよく聞く曲だと、KBF mk4でのお気に入りは「adrenaline!!! by TrySail」、ER-4Sでのお気に入りは「ETERNAL♭ by 加藤恵 (安野希世乃)」あたりだろうか。
今まではER-4Sが僕のベースのイヤホンになっていたが、これからはKBF mk4をベースにした方が世の中のイヤホンの評価をするには都合がよさそうな印象である。もちろん併用して楽しむのだけど、なにせ音量の取れ方が全然違うので聴きながらちょいちょい交換するというよりは、「今日はこっち使うか」ぐらいに決め打ちで使うようなイメージになるかと思う。

とりあえずこれ以上ポンポンとイヤホンを買ってもしょうがないので、もう少ししたらもう1、2個買って打ち止めにしようかと考えている。買い過ぎと思いつつ次を検討しているのは、手持ちのイヤホンが基本的にBAばかりになっているからで、今は一時期の「高級品ならBA」と言う時代からDDでも高級品で良い製品があるっぽいので、DDの製品も1、2個欲しいからだ。DD一発のイヤホンと、DD+BAの多ドラのイヤホンが欲しいかなあなどと考えている。DD一発はEtymotic ResearchER2SEと言うのを最近発表したので、これがいいなあと思ったりしている。

左から、KBF mk4Audbs P4Etymotic Research ER-4S

同じく、左からKBF mk4Audbs P4Etymotic Research ER-4SER-4Sの小ささが際立つ。

audbos P4とMUC-M12NB1簡単なレビュー

中華イヤホンaudbos P4とSONY製のリケーブル用ケーブルMUC-M12NB1を購入したのでまとめてレビュー。


今はポータブルリスニング環境に
DAP:SONY Walkman NW-ZX300
ケーブル:onso 03 iect_03_bl4m
イヤホン:Etymotic Reserch ER-4S
と言う環境で聞いている。この組み合わせはお気に入りで、特にER-4SのおかげでまるでDAPから脳まで電気回路で直結されたかのようなダイレクト感のあるサウンドを大いに楽しんでいるのだけど、そろそろ気分転換になるようなサブセットが欲しくなってきた。まあDAPまで新しく買う必要はないので、新しいイヤホンとケーブルを買おうということになる。
以前、Shure SE425を持っていたのだけど、いまいち装着感が合わず音が好みにならなかったので手放してしまっていたので、有名どころの製品でどうにかするとしたら耳型を取ってカスタムIEMするしかないかなあ、あるいはカスタムイヤーチップを作るかなあ、などと思っていたら、中華イヤホンなら1万円前後でも結構な多ドライバタイプの面白い製品を購入できることを知った。
なら一度その手の製品で試して、それでダメならカスタムイヤーチップに進んでも遠回りにはならないかと思い、購入検討することにした。

ちょうどamazonのサイバーマンデーセール直前だったので、セールになりそうな商品を目安に見繕っていたのだが、中華イヤホンは玉石混交過ぎて本当によくわからない。完全に人柱覚悟だなあと言う感じになってしまった。いろいろ見ていて、どうせならシェルが青い色の物がいいかなあなどと思ってみていたら、audbos P4と言う製品が目に留まった。見た目も結構美しいしいい感じだったので、これにでもしようかとネットを漁っていたらamazonに対抗してaliexpressがセールをやっていて、そっちなら1万弱ぐらいでaudbos P4が購入できるのに気付き、購入してみることにした。
なお、購入後にもう少し調べてみると、audbosと言うブランドは2018年中ごろにTENHZと言うブランド名に変更しており、後継品としてTENHZ P4 Proと言う製品を出しているようだ。後継品の方が音質改良が進んでいるようだが、個人的にデザインがaudbos P4の方が好みだったので、まあこっちでいいかという感じ。

と購入したaudbos P4だが、中国から日本に届くのにやたら時間がかかってしまい、相当な待ちぼうけを食らってしまった。年末で物流繁忙なのもあるのかもしれないが、12/07に注文して12/28に到着、と20日以上待つというのはかなりじれったかった。これだけ待たされるなら、amazonで国内発送の商品で見繕っておいた方が無難なのかなあ、などと思ってしまった。

まあ、そんなこんなで年末押し迫るころになってやっとこさ届いたaudbos P4。これが届く前にリケーブルのmmcx端子を頻繁にいじるのも面倒だったし、ケーブルの特性を知るのも面白いかと思って、SONYのMUC-M12NB1も揃えておいたので、併せて感想を。

まず、MUC-M12NB1について。上記の通りaudbos P4が届くのに相当な時間がかかったこともあり、しばらくの間実験的にER-4SMUC-M12NB1を装着して音質の違いなどを比較していた。
この場合、純粋にiect_03_bl4mとのリケーブル違いの音質を比較することになるが、確かに音質に違いはある。僕の場合、ER-4S+iect_03_bl4mを結構長いこと聞いていたので、ER-4S+MUC-M12NB1に切り替えた時は音の違いと言うよりは若干の違和感のようなものを感じた。しばらく聞いてみると、違和感の原因は2-10kHzぐらいの中高音の響きであるっぽい印象だった。多分、ER-4S+MUC-M12NB1の方が中高音が若干強く出て響く感じに聞こえるようだ。
でも多分、この違和感は半月も使っていれば耳の側がエージングされて分からなくなってしまうだろう。また、どっちが良い音だという比較もしづらいかなあと言う印象だった。個人的には音質の問題ではなく、下記の理由でER-4S+iect_03_bl4mの方を今後も使っていく予定だ。
その理由とは、音質よりもケーブルの取り回しの違いの方が気になったからだ。iect_03_bl4mは比較的軽量なケーブルでしなやかなので、分岐部分も含めてかさばらない。一方で、MUC-M12NB1はナイロン布のようなもので被覆している分も含めてケーブルが太く重く、分岐部分やmmcx端子部分含め全体的に大きくかさばるからだ。ER-4Sは高級イヤホンとしては相当に小柄な部類なので、その小柄さをスポイルせずに気軽に持ち運ぶにはiect_03_bl4mの方が都合がいい。
また装着時も、MUC-M12NB1の方が若干重いので耳に負担がかかる。本来、MUC-M12NB1はShure掛けして耳の裏に荷重をかけるスタイルで運用すべきなケーブルで、直接耳からはやしてケーブルを垂れ下げられるER-4Sでは使い勝手が落ちるのだ。


MUC-M12NB1iect_03_bl4mの比較。ぱっと見は大差ないように見えるかもしれないが、iect_03_bl4mの方はきし麺状のケーブルなので見た目に比べてかさばり感はずっと少ない。


根元の4.4mm5極バランスプラグはMUC-M12NB1の方が若干コンパクトなぐらいなのだが、


mmcx端子はMUC-M12NB1の方が若干大きく、


途中分岐部分に至ってはMUC-M12NB1は露骨に大きくて取り回しが悪い。

次に、audbos P4について。まず、これを納得できるように聞けるようにするには、耳掛けのためのイヤーフックとカナル装着のためのイヤーチップの相性を見極める必要がある。

順に書いていくと、まずイヤーフックについて。僕がER-4Sを愛用しているのはShure掛けをいまいち得意にしていないこともあるので、少しでもマシに耳掛けするには耳の周りをメガネのツルのようにイヤホンケーブルを這わせる補助器具としてイヤーフックが必要になった。世の中にはmmcx端子近くに金属線を埋め込んでイヤーフック状に曲げられるケーブルも売っているが、残念ながらMUC-M12NB1は(iect_03_bl4mも)そういう金属線は入っていないので、代用品を探すことになる。まあ、あまり悩まなくてもamazonなどで普通に売っている。

最初は、比較的小柄なイヤーフックの方が持ち運びに邪魔にならないだろうと思い、finalの製品を購入してみたが、これは僕にはイマイチだった。小さすぎて耳の周りをうまく覆いきれないし、細身すぎてケーブルから外れやすい印象だった。小柄な人の小柄な耳に装着するのなら相性はいいのかもしれない。

そこで買いなおしたのが住本製作所 SMEH70BKという商品。こちらの方がだいぶ大柄でケーブルも外れにくく、僕にとっては良かった。その代わり、だいぶかさばるのが欠点ではある。いずれにせよ、こういうはめ込みタイプのイヤーフックはどうしても簡単に外れやすい印象だ。外れないようにテープで貼っちゃうのはさすがにかっこ悪いので、なんらかの対策を考えたいところだ。


二つのイヤーピース。左がfinal FI-EHABL、右が住本製作所 SMEH70BK。メガネをかける人などは小さい方がツルと干渉しなくていいのかもしれない。住本製作所 SMEH70BKの方が若干固定がしっかりしているもののどちらも外れやすいのは同じ。

次に、イヤーピースについて。とりあえず、以下の商品を購入してみた。

さらに、JVC EP-FX9はサイズが5種類、SpinFit CP240もサイズが3種類別売りなので、自分の耳にあうイヤーピースを探すのはホントに果てしない作業になる。JVC EP-FX9の方はお試し用に5種類1ペアずつのセットがあってもいいと思うのだが…。
これらに加え、audbos P4に付属のシリコンイヤピース、低反発チップイヤピースがある(これらもサイズが3種類)ので、自分の耳に合うものを探すのは果てしない。
個人的には、低反発タイプがいいのは良く知っているが耐久性が全くないことも知っているので、常用にはできればシリコン製で済ませたい。シリコン製でも硬かったり柔らかかったりで多少違いがあるのだろうが、できれば2段フランジになっているSpinFit CP240が合えば一番いいかなと言う感じだった。
で、今のところの結論としてはJVC EP-FX9(ML)SpinFit CP240(L)が良いかなと言う印象。大きめのイヤピースの方が僕の耳には相性がいいようだ。この辺のだときっちり装着した後にイヤホンを外そうとすると耳道が引っ張られるというか負圧になるのが分かるので、しっかり装着できていると思う。ただ、SpinFit CP240(L)は長時間(2時間以上)装着していると耳道が痛くなってくる(多分二段フリンジの小さい方の端が耳道にかすって当たっている)ので、なかなか悩ましいところだ。

といろいろやってきて、いよいよaudbos P4の感想。
最初に聞いたときは、まだイヤピースの試行錯誤をしていたこともあって意外に音が軽い感じだった。ER-4Sが耳まで直結している感じがあるのに対して、audbos P4は耳との間に視聴している空間があるような響き。悪く言えばちょっと籠っているようにも感じる。その後試行錯誤してみて、空間があるように感じるのはイヤピースの装着が悪いというのがだんだんわかってきて装着感の良いイヤピースを選ぶように追い込んでだいぶ改善したのだが、最後までaudbos P4は耳に張り付かずに空間が広がっているような感じに聞こえる。これは多分、装着の問題じゃなくてそういうチューニングになるのだろうなあと思った。
音質の傾向としては、多分フラットなのだろう。そもそもER-4Sが低音がかなり少なめのイヤホンなので、それに比べたらaudbos P4はだいぶ低音はある。それでも、低音豊かなイヤホンに比べたらだいぶあっさりめの音なんじゃないかと思う。中高音の伸びはそこそこ良い。充分に元気な音を出しているのだろうと思うが、僕の耳への装着だとどうしても籠り気味であるように感じるせいもあるのか、もう少し元気さと言うかクリアさがあってもいいかなと言う感じだった。
全体としてはおしゃれなイヤホンで、音質的にはキャラクタの違いをしっかり感じることができたのでこれでいいかなと言う感じ。多分、音圧ベッタリなアニソンなんかを聞くよりも、Jazzなんかの方が相性はいいのだろうなあ。と言う感じだった。


とりあえず出来上がった2組のセット。

あと特筆すべきことだが、2組のイヤホンでは抵抗値が全然違うらしく、音量の取れ方が全然違うER-4Sは普段はハイゲインで75-90ぐらい(ローゲインだと100を超える)で使っているが、audbos P4だとローゲインの50-65(ハイゲインなら40-45)もあれば十分になる。しばしばER-4Sは音量の取れない鳴らしにくいイヤホンだといわれているのがあらためて認識できた感じ。また、大音量にしていくとER-4Sはどんどん音が強くなっていって耳を悪くする領域まで持っていけるが、audbos P4の方はある一定以上は音を大きくしても音が壊れるというか割れたような感じになって音量増加にならない。この辺の特性の違いも面白かった。



Artisan&Artist ICAM-3500(改)とICAM-3500N簡単なレビュー

ICAM-3500Nを購入したので、それまで使っていたICAM-3500(実際にはそれを少し改造したPENTAX K-3キャンペーンバッグ)と比較も含めた簡単なレビュー。



デジカメアイテム丼:アルティザン&アーティスト「ICAM-3500」 – デジカメ Watch
ICAM-3500の紹介記事。
バッグやストラップが当たる「PENTAX K-3」購入キャンペーン – デジカメ Watch Watch
僕が実際に使っていたICAM-3500(改)はこれ。普段使いの面ではK-3バッジ、サイドがハンドルかポケットか、ショルダーストラップにクッションパッドがあるか、辺りが違う。
ナイロン素材で軽量化した、カメラ+ノートPC用バッグ – デジカメ Watch Watch
今回買い替えたICAM-3500Nがこれ。

そもそも、僕はもう20年近くArtisan&Artistファンで、初代ACAM-7100(カーキ@マップカメラで購入)、二代目ACAM-7100(トマトレッド@マップカメラで購入)、三代目ACAM-7100(グレー@ファミリー販売会で購入(グレーは多分レモン社の限定品))、ICAM-3500(実際にはPENTAX K-3キャンペーンバッグなので仕様が若干違う)、と普段遣いのメインバッグをA&Aのカメラバッグでずっと使ってきた。それ以外にも大きめのショルダーバッグGCAM-7000、ガーデンバッグGDR-201、リュック(たしかRR3-03)、ブリーフケース(ファミリー販売会で買ったので型番不明)などととかくA&Aまみれである。


三代にわたって愛用したACAM-7100。最高の相棒だったが、普段の荷物にタブレット端末が加わるようになったことで、うまく収納できないので実質退役に。

そんな生活だが、ICAM-3500がくたびれてきていて、買い替えを悩んでいた。ICAM-3500はコンパクトなのに11インチぐらいまでのノートPCやタブレットも収納できる画期的なカメラバッグなのだけど、バッグ素材のターポリン?がかなりヤワで、結構ヨレヨレだったり傷がついたりしてきていて気になっていた。
で、ここ一年ほど買い替え品をいくつか検討していたのだけど、
ICAM-3500N:バッグ素材が変更になって、軽量だけど丈夫そうなのはすごく良い。一方で、ショルダーストラップが取り外しできるのが好みじゃない。今までのようなガッシリとした簡単には外れなさそうなショルダーストラップのほうが好みだった。また値段も高かったので保留していた。
ACAM-9200/ACAM-9300:デザインはICAM-3500系とよく似たバッグ。と言うかICAMの後継品としてキャンバス布ベースのバッグとしてこっちが出た感じ。ACAM-9200ICAM-3500系より一回り小さく、ACAM-9300ICAM-3500系より微妙に大きいという微妙なサイズチェンジをした。以前ヨドバシカメラに出かけた時に触りまくったのだけど、個人的にはICAM-3500がキリギリのサイズでACAM-9300はほんのわずかだけど大きすぎかなあ(いや充分に小型だけど)という印象だった。ACAM-9200は小さくて魅力的だけどここまで小さいと荷物制限が厳しいかなあという印象だった。なお、どちらも上面のファスナーフラップがカメラ用の側は残ったけどPC用の側は削減された。これも値段が高いので保留。
ひらくPCバッグnanoICAM系とよく似たデザインのバッグ。と言うか、どっちかがパクリ?というレベル。機能性はひらくPCバッグのほうがずっと優秀に見える。ペン収納スペースやバッテリ収納スペースなど、小分け荷物収納スペースが実によく考えられている。背面の伸びるPC収納スペースは若干邪魔っぽく見えるが。値段も安い。ただし、生地がイマイチだという評判が気になったのと、出来ればA&Aファンを続けたかったので保留。
その他、伝統のACAM-7100に戻るなどの選択肢もあったが、今やカメラと並んでタブレット端末も持ち歩くのが完全に僕のスタイルになっているので、タブレットの入らないACAM-7100などは断念することにした。

とまあ悩んでいたところへ、年末にかけてyodobashi.comでICAM-3500Nが処分価格で出回りだしたので、この値段ならばと入手することにした。

購入後の印象としては、
軽量なのはとても良い。カメラ等々入れるとどうしても重くなるのでバッグは軽ければ軽いほどよいからだ。また、軽量の割には生地はかなり頑丈な印象を受ける。簡単には型崩れすることはなさそう。
・ストラップは想定通り、僕の使い方ではイマイチに感じる。バッグと接続する根元の部分に不安が残るし、ストラップ自体ちょっと細すぎ。将来的にはなんらかのクッションパッドを装着して運用することになりそうだ。とはいえイージースライダーなので、普段はスライダーを目いっぱいに締めて手提げハンドル無しで運用し、きちんと歩くときだけストラップを伸ばしてたすき掛けする運用スタイルが出来るのはいいと思う。
・個人的には、サイドはK-3限定バッグICAM-3500Nのような小物ポケットではなく、純ICAM-3500のようなハンドル紐の方がいいと思う。電車の網棚などから横紐を引っ張って取り出すのはACAM-7100時代にやっていたけど便利だった。また、ここにループで装着できるフィルムケースホルダ(A&A製)も持っていて流用できるのに…という感じだ。逆に小物ポケットは便利なようでみせかけ倒れで、厚みも底の深さもないために、なにか入れてもすぐ落っことしそうな感じだ。
・フロントからアクセスできるミニポケットはほとんど何も入らないので期待しないほうがいい。いいところ小型のスマホなぐらいで、財布は入らない。これはICAM-3500も同じ。あえて言うならICAM-3500Nの方が出し入れのファスナーが広がったので、出し入れしやすくはなった。僕の場合、ここにはNW-ZX300イヤホン目薬を入れているがこれでほぼいっぱいいっぱい。もう少し小物を分割収納するスペースがほしい。
ICAM-3500Nのインナーバッグというかクッションは伝統的なA&Aの分厚いクッションなのだけど、いくらカメラ保護のためとはいえこんなに分厚いインナーはいらない。バッグ自体が割としっかりしているのでインナーは薄くて問題ないだろう。僕はINDUSTRIA*のインナーバッグIND-450に交換して使うことにした。INDUSTRIA*のインナーバッグはICAM-3500系に使うには若干高さがありすぎるのが欠点だが、薄くてもしなやかな生地で保護してくれるので具合がいい。
・撮影小物(予備バッテリ、ブロア、クリーニングクロスなど)はA&Aの小物ポーチ(5WP-BS601)に突っ込んでカメラスペースの下に入れてある。このバッグは小分けスペースが少ないのでこの類の小物ポーチは必須だ。僕は無駄にA&Aで揃えているが、LeSportsacなどの方が軽量で扱いやすいだろう。充電逼迫生活をしていないのでモバイルバッテリやケーブル等は使っていないが、これらを収納するとしてもなかなか厳しいところである。
・ペン収納も殆どないので妥協が必要。僕の場合、IND-450のサイドにペンを挟める紐があるのでそこを活用して多色ペンSARASAとハクバのレンズペンを収納している。通常は背面ボタンの紐の脇に無理やり挟むぐらいしか収納場所がない。
・タブレット収納スペースがあるのは相変わらず非常に良い。このバッグの場合は幅がジャスト30cmまでの収納になりそうなので、今どきの13インチクラスのノートPCは厳しいが、その場合はICAM-6000系を選択すべし(あるいはACAM-9300なら1、2cm大きくても入るかもしれない)。
と言ったところ。
とにかく、タブレット端末+ミラーレスカメラ(標準レンズ付き)+交換レンズ1本+財布ぐらいの本当にミニマムを持ち歩くのに最適なバッグだ。財布を洋服のポケットに突っ込むのなら、500mlペットボトルか交換レンズをもう1本ぐらい入れることも出来る。

以下参考写真。

ヨレヨレになったICAM-3500(改)。派手に型崩れしている。履歴を調べると2016年6月に使い始めたようなので、2年半で退役。ちょっと寿命が短いかな。


底の角が見事にほつれている。そんなに酷使した記憶はないんだけどなあ。


今はフジに移行してしまったので、僕のペンタ党歴(ペンタキシアン歴というのはなんか違う気がする)20年超で実質最後の利用製品になるか。またペンタレンズを何か買おう。


手前がICAM-3500N、奥がICAM-3500(改)。サイズ感はほぼ同一。前面ファスナーが新型の方が若干長め(中の収納部分の大きさは多分変わらない)。新しい方がオシャレ感はだいぶスポイルされ、武骨な感じではある。


ショルダーストラップの違いがこんな感じ。手前がICAM-3500(改)、奥がICAM-3500NICAM-3500Nの方はなんらかのショルダーパッドで手当てしないと一日中スナップ散歩などしたときに疲れやすそうな細さ。


ICAM-3500Nの背面フラップはボタン留めで、ここにペンを2本程度差せるか。部屋着が写りこんでて恥ずかしい(笑)。


ヨレヨレでうまく開かないのでわかりにくいが、ICAM-3500(改)の背面フラップはこんな感じで、横に一本ひっかけ紐が通っているのでペンなどはもっとたくさん収納できた。がこういう機能性を削減していくことで新型は軽量化を果たしているとも言えなくもないので、どちらが良いのかななんとも比較しがたいところ。


ICAM-3500Nの中身はこんな感じ。真っ暗で分かりにくいけど。ミラーレス本体1台+レンズ(ここでは小型標準単焦点をつけてるけど、小型標準ズームでも充分入る)、交換レンズ1本(ここでは小型標準ズームを入れているがF5.6クラス望遠ズームでも入る)、財布やエコバッグなどを入れている。財布とエコバッグを出せばもう一本交換レンズやコンパクトデジタルカメラ辺りは入る。いずれにしても軽量スナップスタイル向きカメラで、大三元レンズを入れるバッグではない。カメラ本体の下側に見えないが撮影小物が入ったポーチが入っている。


その小物ポーチはこんな感じ。カメラ本体とほぼ同じ面積でクッション的な役割も果たしている。コスメポーチなわけだけど、小改造もしつつカメラポーチとして利用している。予備バッテリ、クリーニングクロス、ブロア、ネックストラップなどが入っている。必要に応じてネックストラップはマウントアダプタだったりクローズアップリングだったりストロボだったりに置き換わる。
特殊効果フィルタ類はこれまたコスメポーチ(ジュエリーケース)を流用したものがレンズ収納の下に隠れて置いてあったりするが省略。