volumio再生環境を大幅に更新した(ケーブル編)

前回の続きで、volumio再生環境(とついでにデスクトップPCに装着してあるヘッドホンアンプの再生環境)のケーブル類を少し変えてみたのでレビュー。
変えたのは電源タップ電源ケーブルUSBケーブルRCAケーブル、(ついでにすでに紹介済みのスピーカーケーブルも記述)。
僕は基本的にはケーブル交換には懐疑派で、そこそこ良いmmcxイヤホンのリケーブルも基本的には断線しても大丈夫だからと思っていたが、今回変えてみたらたしかに音は変わった気がするなあ、という印象。
まあ、それでも基本はハッタリだと思って入るけど…。
一昔前はこの手のは変えようと思ったら一本数万円なんてのが多く、そんな値段かけて変える必要あるのかなという世界だったが、今は中華製がいろいろあって数千円で買える割にはぶっとくてかっこいいのが増えたので、気分転換に楽しんでみてもいいかなという世界になったと思う。
なお、言うまでもないがどのケーブルもゴツさを楽しむのでめっちゃ取り回しが悪くなる。アンプそのものよりケーブル這わすスペースのクリアランスのほうがよほど邪魔だよ、みたいな世界になるのでそこは覚悟で。

まずは電源周り。
うちの環境は電源的にはかなり貧弱と言うか、問題を抱えていて室内に置いた小型冷蔵庫のモーターが動作するたびにヘッドホンアンプに軽いポツッと言うノイズが入ってしまう環境なので、過去の時点でもオカルトな装置を結構挟んで回避していた。
参考:自宅環境のAV環境のノイズ対策をした | ちゃたろうふぁんくらぶ

オカルト装置のおかげ?でポップノイズのようなものはかなり低減したがいまだに残っている、そんなヘボ環境。

まずは、アース付きのぶっといACタップを挿せるように根本のACタップを交換。特にアースはつけていない。

次に、FURUMANの超ごついACタップを。スピーカー用アンプに繋ぐためと、ヘッドホンアンプにつなぐための2つあるのだがまあどっちもごつい。本来は業務用ですね。タップにつながっている電源ケーブルも長くて太いので、這わす場所が足りなくて一部空きスペースにぐるぐる押し込んでいるので、これじゃあかえってノイズ源になるんじゃないの?と言う中途半端さ。

そこから、さらにごつい電源ケーブルを装着。今回、お試しでヘッドホンアンプ(Luxman DA-100)とアンプ(Topping TP60)の2箇所変えたので二本買ってみたが、値段が違う割には見た目はそんなには変わらなかった。もちろん、ケーブルの色とか違うんだけど単に被覆が違うだけで作ってるのは同じ場所なのかもなあなんて思ってしまった。

こんな風に変更してみた結果だが、「一応音は変わったかな?」と思う。ヘッドホンアンプに関しては、若干ドンシャリが付きつつ解像度が上がったような気がする(…のかなあ?)ロック系のエレキギターの響きが重厚感が加わり聞き心地がよくなった気がする。手元音源ではEXiNAがいい感じ。
スピーカーアンプに関しては、少し伸びやかになったかなあという気がしないでもない。既存の環境にかなり満足していたので、あまり上積みは感じながったが既存の環境の良さをスポイルする感じでもなかったのでそのまま使うことにした。もしかしたら、しばらく新しい環境で使ったあと古い環境に戻すと新しい環境が向上していたことを実感できるのかもしれない。ただし、ケーブルの取り回しでめっちゃ余計なスペースを食う。電源ケーブルと電源タップだけでRaspberry Pi・Topping D10・Topping TP60の装置ひとセットより場所を食っている。それに特に電源ケーブルは殆ど曲がらないので、設置が非常にやりづらい。その覚悟がある人だけがオカルト的に試してみるべきだと思う。

次に、USBケーブル。
ヘッドホンアンプ環境は今回変えなかったが、raspberry pi 3→Topping D10のケーブルをフルテックのものにした(既存はごく普通の短め細めのUSBケーブル)。

結論から言うと、音の違いワカリマセン。フルテックのケーブルがそれなりに太いので取り回しが若干悪くなりました、なだけ。
まあそこまで取り回しも落ちてないのでハッタリで新しいケーブルを使い続けるけど、ここは金を掛ける意味はなさそう。

次に、RCAケーブル。
Topping D10→Topping TP60を繋ぐものだけど、既存でもまあ見た目ハッタリな感じはなくもないオーディオテクニカの製品を使っていた(ART-LINK AT6A48と言う製品っぽい)。
が、せっかくなので見た目をかっこよくしようと、中華ブランドのケーブルを一つとスピーカーケーブルでも愛用しているカナレのケーブルを一つ買ってみた。

感想としては、SKWの新しいケーブルは被覆で取付金具部分も高級感があり、見た目の満足度は高いが取り回しが落ちる。カナレの方はナイロン被覆で高級感と言うより業務用感がある。こっちは取り回し的には今まで使っていたオーディオテクニカのものとあまり変わらない。
そして肝心の音質だが、意外に大きかった。ケーブルなんかで音が変わるなんてオカルトだよと思っていたのだが、Topping TP60が癖のない素性なため、上流の変化を伝えやすいのかもしれない。
聞いた印象としては、どちらの新ケーブルも既存のオーディオテクニカに比べるとだいぶ華やかな音に変わる、と言うかオーディオテクニカのケーブルが少し音場を団子状にする力が強いのかなと思う。そのうえで、SKWのケーブルは若干粉っぽさを感じた。カナレの方は単純ににぎやかになった感じ。
結局とっかえひっかえして遊んでいるうちに、Raspberry Piからの出力系統2系統あるままなのでそこまで含めてテストすることになった。結果、
Raspberry Pi → Topping D10 → (ART-LINK AT6A48) →Topping TP60 → ZENSOR PICO
Raspberry Pi → HIFIBERRY DAC Plus → (CANARE L-4E6S) →Topping TP60 → ZENSOR PICO
と言う二系統で音楽が楽しめるという結論になった。
USB-DACでTopping D10の環境ではすでに十二分にサラウンド感があるというか、空間の広がりが大きい音だったので新しいケーブルはどちらもちょっと音楽が広くなりすぎて聞きづらくなってしまい、既存のケーブルのままで行くことになってしまった。
I2SでHIFIBERRY DAC Plusの環境はもともとの印象ではちょっと音が密集しすぎていて聞きにくい環境だと思っていたが、新しいケーブルに変えることで音場に広がりが出て、聞きやすくなった。新ケーブル2本をとっかえひっかえして試したが、僕の中ではカナレの方がいったん気に入ったのでそっちを使うことにした。
この辺の満足感は、半年ぐらいしてあらためてセッティングしなおしたらまた違うかもしれない。
なお、二系統の音場が違うのがケーブルの調整でだいぶ近いところになり、二系統の出力ある必要はないのではないか?と思ったが、やっぱり少し聞き心地が違う。Topping D10の方が全体的に優しくきれいに空間に広がる音を奏でる。低音がトントンと言う感じに少し軽めに聞こえる代わりに、ボーカル辺りの音がとても聞きやすい。一方でHIFIBERRY DAC Plusの方はやっぱり少し引き締まった音で、低音がドンドンのあたりに少し強めに聞こえる。ボーカルも心持ち高音に聞こえるような引き締まり感がある。どっちもそれなりに面白いので、時々気分で出力を変えて遊べるようになったのでこの辺は結果オーライだった。

おまけでスピーカーケーブル。
ここは今回買い換えたわけではないが既存のCANARE 4S6Gを愛用している。

そこそこのケーブルの太さはあるもののすごくしなやかなビニールっぽい被覆(でもそんなに安っぽくはない)で取り回しも良いので気に入っている。予めバナナプラグ結線してあるので装着し直しも簡単だし、言うことない感じ。これはそこそこリーズナブルなので、ぜひ他の人も買ってほしいと思っている。

とまあオカルト的なものを色々やった結果として、ケーブル遊びのおすすめ順としては
① スピーカーケーブル:これは取り回しもむしろ良くなるし絶対やるべし
② RCAケーブル:これも音質は変わる。取り回しは若干悪くなる場合もあるが、既存で安い黒ケーブル使っているぐらいならハッタリで買えて問題ない
③ 電源ケーブル関係:これは音が変わるとは思うが、絶望的に取り回しが悪くなるのでお勧めしない
④ USBケーブル:これは変えても分かんないよ…
と言う感じ。

Volumio再生環境を久しぶりの大更新した

年末~年始にかけて、部屋で音楽を垂れ流している音楽環境を大幅に入れ替えてみた。
既存の環境が
Raspberry Pi 2(volumio)→(USB)→Topping TP30→DALI Zensor PICO
だったのが、
Raspberry Pi 3(volumio)→(USB)→Topping D10→(RCA)→Topping TP60→DALI Zensor PICO
となった。購入過程や悩んだポイントなども含めて備忘。

なお、寝ながら音楽かけっぱなしにもしているのでいろいろランプが点灯しているのは目障り。なので
完全に光を遮光する場合はパーマセルテープを使っている。遮光性が非常に高いうえに、テープの糊があと残りすることがないので非常に便利。
そんなに量を使わないので一本買ってもう10年ぐらい使っているがほとんど劣化はしていない。手元に一つあるとおすすめ。

また、完全に遮光しない場合は減光してくれるシートがおすすめ。
参考:ちょいと便利な「LightDims」 - スタパ齋藤の「スタパブログ」 | ケータイ Watch

もともと買い替えのきっかけになったのは、ラズパイ。昨年の初夏にRaspberry Pi 4が海外先行発売になって、2019年11月終わりぐらいにやっと国内発売になった。
Raspberry Pi 2には若干の力不足を感じてきていたので、Raspberry Pi 4が出たら買い替えようかとずっと思っていたのだけど、実際に発表になってみて世間の評判を見てみたら、「これはパワフルなのはいいけど発熱的に常時起動って感じじゃあないなあ」と言う印象を受けた。
ので、一旦Raspberry Pi 3(ないしRaspberry Pi 3+)を購入してしばらく運用してみようかなあと言うことにしてみた。最初は買い替え需要でヤフオクなんかに安く出てくるかなあと思ったけど、特にあまり出物がなかったのでじゃあいいやとI-O dataが正規販売している製品にした。

ついでにケースは熱を効率的に逃してくれそうな金属製に。

結果的には、Raspberry Pi 3の方がだいぶ動きはキビキビしている印象を受けた。うちの環境ではVolumioで運用しているが、My Musicのソースが4万曲以上もあるアホ環境なので、Raspberry Pi 2ではソースの再スキャン最中にハングアップしてしまうことが時々あったが、Raspberry Pi 3では今のところ軽快に読んでくれている感じだ。これならRaspberry Pi 4はいらなさそう。

そして次に買い替えの検討を始めたのが、その先につないでいる一体型アンプ。今まで使っていたTopping TP30と言うのはとても気楽なアンプで、USB-DAC入力がついていてスピーカー出力ができる(なんならヘッドホンアンプとしても流用できる)ので気楽に完結している良さがあった。音質的にはまあまあ妥協できるレベルで、以前B&Wのトールボーイを繋いでいた時はさすがに駆動力不足でボヘボヘした音を出していたけど、今のDALIのコンパクトスピーカーなら特に問題なく駆動している印象だった。ので10年近くはこのアンプで運用できていたのだが、せっかくの機会なので今回ここも手を入れてみようと思い立った。どうせ満足すれば新しい環境を10年ぐらい使うことになるだろうし。
と言うことで検討を始めたのだが、最初は大手音響メーカーのUSB-DAC付きコンパクトアンプを検討してみた。

メーカー 機種名 発売日 値段 実売価格 横幅 高さ 奥行き その他特徴
TEAC Reference AI-501DA 2012/11 ¥98000 290.0mm 81.2mm 264.0mm BurrBrown PCM5102
Reference AI-503-B 2017/03 ¥87815 290.0mm 81.2mm 264.0mm
Reference AI-301DA-SP 2015/08 ¥31267 215.0mm 61.0mm 254.0mm BurrBrown PCM1795
DENON PMA-50 2015/01 ¥68000 200.0mm 86.0mm 258.0mm
PMA-60 2017/10 ¥70000 ¥44593 200.0mm 86.0mm 258.0mm
PMA-150H 2019/09 ¥120000 ¥98060 280.0mm 104.0mm 337.0mm HEOS
PMA-30 2017/09 ¥50000 ¥24200 200.0mm 86.0mm 258.0mm
marantz HD-AMP1 2015/12 ¥140000 ¥77730 304.0mm 107.0mm 352.0mm
M-CR611 2015/08 ¥70000 292.0mm 105.0mm 305.0mm HEOS
M-CR612 2019/04 ¥70000 ¥47339 280.0mm 111.0mm 303.0mm HEOS, バイアンプ
Olasonic NANO-UA1a 2014/11 ¥80000 ¥60660 149.0mm 39.0mm 175.0mm
Kenwood KA-NA9 2018/09 ¥36800 117.0mm 53.0mm 179.0mm

まあこんな風に一覧にしたうえで、DENON PMA-60が第一候補かなあと思ったのだが、評判を調べてみるとこの機種は故障が意外に多いらしいことが起こった。まあDENON PMA-60に限らずこの辺のはUSB-DAC搭載の多機能機なので、どうしても故障のリスクは高いだろう。既存のTopping TP30は故障知らずだったのもポイント高い所だったので、「もっとシンプルな機械を組み合わせた方がいいんじゃないか?」と言う結論になった。

で、よくよく考えたらRaspberry Pi 3I2S出力があるのだから、USB-DAC搭載アンプにこだわる必要はないんじゃないか?と思い直し、単体のシンプルなプリメインアンプで比較的コンパクトで音質よさげなものを見繕っていたら、結局またToppingじゃん、となってしまった。Topping製品からTopping製品への買い替えってどうなのよと思いつつも、AC電源とトランスの違いもあるからなあ、と言う感じで購入してみた。音質の感想は後述。

ついでにI2Sだが、以下の製品を買ってみた。

最初はI2Sに搭載されているDACの一覧から、Texas InstrumentsPCM51xxは硬質な音と言うことで敬遠して、ESSES9018系の方が魅力的に思えたので、WINGONEERと言うところの製品を購入してみた。なお、この製品はSupTronicsと言う会社のX4000と言う製品そのまんまである。だが、残念ながらこの製品はvolumioではちゃんと音が出なかった。ドライバがない。別のOSを使えば動くっぽいが、そのOSでnode-red環境作ったりするのもめんどくさいので諦めた。

と言うタイミングでTopping TP60が届いてしまったので、最初はI2Sが間に合っておらず、とりあえずRaspberry Pi 3オーディオジャックから音を出してみたTopping TP60の良さは聞き始めて30分もしないうちにはっきり分かった。「あ、これ当たりくじだ」と言う結論。今までのアンプでは気づいていなかったけど、低音が駆動力不足でボヤっと濁っていたんだなあと言うのが明瞭に分かった。Topping TP60にした結果、低音が引き締まりクリアになった結果、中高音域の艶感が増した感じにもなった。これだけいい音が出るアンプがこの値段と言うのは…。
例えていうなら、一般的な音響メーカーが10-20万円のレンジで出しているアンプから、トーンコントロールとかリモコン入力とか多めのインプットセレクタとかみたいないらない機能を省略しまくって、中華クオリティ(品質が低いの意味ではなく、コストが極端に安いの意味)で作ってみたら2万円そこそこの値段で出せてしまった、と言うイメージだ。
これ、他社じゃ太刀打ちできないというか、Topping自身すらもこれ以上やることがないので結構前にこの製品作ってからリニューアルせずに放置してしまっている、みたいな製品だ。
今どき、入力なんて2種類もあれば十分(いや、さらに割り切って1種類でインプットセレクタ廃止したっていいぐらい)なので、これはもう今後ずっと使い続けていくだろう。
ただし、一つだけ欠点があって本体からジジジと言うノイズが5分おきぐらいに15秒ぐらい鳴る。コイル鳴きかな?と言う感じの音でまあアンプの近く数10cmぐらいに頭を近づけて室内無音の状態でないと気付かないだろうという程度の音なのだけど、気にならないでもない。そのうち気が向いたら箱を開けてノイズ源を見つけ出し、ホットボンドでも盛ってやろうかと思っている。そんなノイズがどうでもよくなるぐらい良いアンプ。

さて、I2Sの話に戻ってTopping TP60が届いてからしばらくしてKumanの製品が届いた。こっちはHIFIBERRY DAC+ STANDARD相当の製品で、実際にvolumioでもHIFIBERRY DAC Plusとして認識する。で、接続して使ってみたのだが、今一つ納得しなかった。やはり硬質だからなのか、音はとてもクリアで引き締まっているのだが、その分ボーカルが引っ込んでしまって聞いていて気持ち良くない。ボーカルのない、ジャズとかクラシックなら評価される音なのだろうが僕が聞くようなJ-POP系では今一つのようだ。なお、このI2Sボードを接続するのには金属ケースに入れてあるとI2S端子の長さが足りず干渉してしまうので、I2Sを延長する下駄が必要になる。僕の場合、たまたまWINGONEERの製品についていた下駄流用で済ますことができた。

で、音質に納得できずもう少し頑張るか、と検討してI2S出力ではなくUSB出力してUSB-DAC挟めばいいんじゃない?と思いついた。世間的にはUSB接続よりI2S接続の方が高音質と評価されているようだが、僕には今一つ納得できなかった。そもそもI2Sが評価されてるのって、USB-DACってハイレゾはダウンサンプリングされて出力されてたりするってことなのかなあ、などとも思ったので、USB-DACは出力信号が表示される機器を買おうということにした。と言うか、ToppingD10と言う安価だけど定評のあるUSB-DACがあるのでこれでいいじゃん、と。DACもESS系のだし。

ついでに、こいつはオペアンプ交換も簡単に出来るようなので、適当に検索して出てきたサイトの指示通りにオペアンプをOPA627にしてみた。
参考:TOPPING D10の実機レビュー&オペアンプの交換方法 | Lantern Blog

で、聞いてみた結果だが、これで満足できる環境になった。音質が若干丸い感じに艶が出て、ボーカルもきちんと前に出て気持ち良い音になった。もちろん、ハイレゾ音源はハイレゾ信号でUSB出力されていることも確認できた。

環境的にはUSB-DACはもう少しグレードが上の製品もあるが、とりあえずはそこはしばらく手を付けない予定。
それよりも、スピーカー環境がこれだけ快適になったのでヘッドホン環境に手を入れたいところ。今のLuxman DA-100の環境も気に入ってもう7、8年ぐらいだろうか使い続けているが、せっかくなので中古でなんとかLuxman P-1かP-1uを手に入れて、Topping DX7Sあたりと組み合わせたら最強だろうなあと構想している。

Fitbit Inspire HR簡単なレビュー

ここ一年弱で、いくつかの活動量計(スマートブレスレット)を着用してきたので簡単にレビュー。
僕の場合は、もともとの目的は父親に装着させて心拍数と血圧の測定をしてもらうためだった。というのも、父親が(見た目は健康なのだが)心機能が弱ってきていて、脈拍数が40を切ることが頻繁にあり、心配だったからだ。
そのため、使いこなせるか実験で自分も使い始めてみたという経緯。

なので、スマートウォッチに相当するようなマルチメディア機能は殆ど必要としておらず、脈拍数(とできれば血圧)、歩数時計(とアラーム)があれば充分、といったような状況。スマホのカメラリモコン連携とか、スマホとワイヤレスイヤホンの再生コントロールとかは必要と思っていない。
また、スマートブレスレットとスマホ(タブレット)の間は記録データの連携ができれば充分で、スマホの着信通知などは必要ないと考えている。それよりも、最低限の通信でいいからブレスレットの作動時間が長持ちしてくれるほうが助かる。毎日充電は面倒くさい。

ということで、試用(というかヒトバシラー)してみた機種は以下の通り。
iTDEAL M8 (2018年11月〜2019年8月)
HUAWEI Band 2 (2018年12月、2019年1月の間)
Fitbit Alta HR (2019年8月〜10月)
Fitbit Inspire HR (2019年10月〜)

結果的には、父親は全く使いこなせず(ただ装着するだけでいいのに、なぜ使いこなせないのか謎だが)。まあテレビのリモコンですら使いこなせないボタンが多い機械音痴なので、説得するのもめんどくさくなってしまった。
で、僕が装着しっぱなしで使うこととなったが、itDEAL M8の血圧測定機能はほぼ役に立たないことがわかった。なんでこの端末だけ血圧測定できるんだろう?と思っていたが、他社では実用にならないから採用していないだけっぽい。
また、父は結局ペースメーカーを埋め込んでしまったので、あまり心配する必要がなくなってしまった。

iTDEAL M8
とりあえず安い上に、血圧測定機能まであったので購入。
カラーELパネルはあまり意味がない。結局カラーでも表示してるものの色を細かく変えられるわけでもないし、カラーを活用した多数の情報が出せるわけでもないので。また、この端末は腕を傾けると自動でパネル表示が出る機能があるが、割と感度が良過ぎで(感度調整もできるがそれでも良すぎで)夜に寝ているときなど寝返りで点灯すると眩しくて邪魔なぐらいだった。
使ってみると、血圧測定機能は基本的に役に立たない。測定してみたが、一日中ほぼ同じ血圧値(しかも自分が初期設定した値)を示しているだけで、日変動ですらもうちょっとあるはずなのにまったく反映されていない。一か月ぐらい継続的に測定してExcelでグラフに打ち出してみたが、常に同じ値を±10もしない変動を記録しているだけだった。もしかしたら負荷の高い運動をしたときには多少は役に立つのかもしれないが、自分の環境ではほぼ無意味だとわかりがっかりした。これが使えないとなると、30分おきにしか測定してくれない心拍数も計測頻度的に精度が悪くてだめ。Fitbitなどはほぼリアルタイムで心拍数も記録し続けていてくれる。
また、シリコンバンドの感触もイマイチで、留め具の金具のところが腕に食い込んで痛いので安い腕時計のバンドの金具と交換してもまだシリコン部分がイマイチで、夏場は汗ばむと不快ですぐ外してしまっていた。結局、夏の終りにシリコンバンドが切れた時点で使うのをやめることにした。シリコンバンドだけ安く売っているが、そこを買い替えて使う気分にならなかったのだ。
その他、電池の持ち具合は問題なし。風呂に入るときに外して充電すれば良い。それも毎日である必要はなく、2、3日に一度の30分の充電で問題ないので、時々充電を忘れたまま着替えまで始めて「あ、しまった」と思ってもその日はスルーして済む。
また、このバンドと連携するアプリの出来も悪かった。とにかくひたすら重い。アプリを起動してデータの連携が終わるまで1、2分かかる。起動後は通知領域に常駐しているが、タスク終了をするとアプリの連携は終わってしまうので、スマホからの着信通知等も切れてしまう。気の利いていないアプリだ。

Fitbit Alta HR
結局、itDEAL M8のシリコンバンドが切れた時点で買い替えを検討し、なども検討したが一番コンパクトそうでよかったのでFitbit Alta HRにしてみた。なお、Fitbit Altaという機種もあるが、HR(心拍数測定機能)がついている方を買ったほうが絶対に良い。
これに買い替えてみて思ったのは、「よく今までitDEALで我慢していたな」というものだった。こっちのほうがコンパクトで高級感もあり、交換バンドが中華含め多数あり、とても快適だった。僕の場合は、金属製の網のタイプで磁石で留めるタイプのものを愛用している。こっちのが装着感は遥かに良い。
画面はモノクロになったが、はっきり言ってこのシンプルな表示で十二分。明るい場所で時計を確認するときはもう片方の腕で軽く覆ってやらないと視認が難しいが、このぐらい控えめじゃないと夜寝ているときに反応するとわずらわしいのでOKとしている。
電池の持ち具合も特に問題なし。特にこの機種の場合生活防水なので風呂に持ち込むわけには行かず必ず外すので、無理に一週間持ちます的な設計である必要はなさそうに感じた。
Fitbitアプリの出来もさすが。伊達にユーザの多いアプリじゃない。処理も軽いし、ちゃんとタスク終了とは関係ないところで常駐していてくれる。
ただ、あえて欠点を述べるならアラームのバイブ機能が致命的に弱いitDEALは仮眠程度なら余裕で気づく振動で、しかもスマホの振動より周囲に気づかれにくいので愛用していたが、Fitbit Alta HRの振動は起きていても気づかない。なんなら振動する時間にその腕に注意していても気づけないことがある。蚊のなくような振動だ。まあ、端末自体がとても小型なので仕方ないのだが、これじゃあ意味がないんじゃないかと思う。
結局、これが気になったので若干だが大きいInspire HRに買い替えてみた。


※なお、Fitbit製品はamazon.co.jpで買うよりamazon.comで買う方が安いです。

Fitbit Inspire HR
紆余曲折を経て、今愛用しているのがこれ。
Alta HRに比べてだいぶ大きくなるんじゃないかと思ったが、それほどでもなかった。腕に装着していても違和感はない。
アラームのバイブ機能はだいぶマシになり、これでも若干物足りないが一応認識できるようになった。できればitDEAL M8ぐらいの強いバイブのほうがいいと思うけどね。昼休みに仮眠を取ることが多いので昼休み終了のときにバイブをかけてあるのだけど、itDEAL M8のときは気づかないことは1回しかなかったが、Alta HRのときは気づいたときがなかった。Alta HRの時の途中からスマホのバイブ併用に戻してみたが、Inspire HRだと、7、8割は気づく。まあ100%に近くないということは信用できないということで仮眠終了時はスマホバイブに戻ってしまったけど。
また、Alta HRと違い物理ボタンが有るのも良い。はっきり言ってAlta HRの画面ダブルクリックは認識率が悪かった(Inspire HRの画面スワイプも認識率が高いとは言えない)ので、物理ボタンのほうがはるかに便利。
今の所の欠点としては、Alta HRに比べ交換のやりにくいバンドの接続根本の方式。Alta HRはワンタッチだったがInspire HRは金属棒を介してのもので、これが外れてなくしやすいそうな代物だ。実際、バンドの交換はそれほど頻度がないのだろうが、なぜAlta HR形式のものを継続しなかったのだろうか。世の中のどこかで問題が出たのかもしれないがちょっと納得行かない。
また、Inspire HRの欠点ではないのだが交換して使っているバンドがいまいち。金属網で磁石固定式なのはAlta HRと同じなのだが、なぜかInspire HR用の金属網は両端の処理の関係か糸や布がひっかかってほつれるのだ(Alta HRとは同じ製品だが、両者でバンドの幅が若干異なり、網の両端の処理も若干違うのか?)今のところ、ほつれなくて軽くて蒸れないバンドを探して入るのだが、amazon等で探しても金属網磁石系はおそらく同一商品の流通違いで、選びようがない。

備忘:年賀状印刷

年賀状印刷は毎年めんどくさいのでやり方を備忘メモ。
一昨年ぐらいまでは子供の写真を使った写真プリントだったのでますます面倒だったが、去年ぐらいからは既製デザインの写真なしプリント年賀状に切り替えたのでだいぶ楽になった。
と言っても年賀状は親のを代行しているだけで、自分のはいただいた人あてに自分が撮影した写真プリント(KGサイズ)をハガキ代わりにして寒中見舞いでお返事差し上げるだけなのだけど。

■印刷環境を整える
基本的には印刷会社に任せるのだが、前段階として宛名一覧の確認、印刷候補のテンプレートをチェックしてもらう必要がある関係で、自宅のプリンタも使う(このプリンタは確認できればいいだけなので画質はどうでもいい)。
毎度ありがちだがOSを新規インストールした後プリンタドライバなんか入れずに済ませているので、プリンタドライバ一式をインストールする。
設定→デバイス→プリンタとスキャナ→プリンターまたはスキャナーを追加します
からでも自動で検索してドライバ突っ込んでくれるが、ユーティリティなどちゃんと入らないのでEPSONのサイトからドライバユーティリティをダウンロードしてきてインストールしている。プリンタはPX-434Aと言うやや古めの複合機インクジェット。
で、いつものごとくノズルが詰まっているのでノズルチェックを2回ぐらいする。完全にノズルつまりは改善しないが、とりあえず黒の詰まりさえ改善すればOK。
その他、ブラウザ(印刷会社サイトをいろいろ)、Excel(サイトに登録済みの宛名一覧を整形して印刷等)、ViX(テンプレートを画面キャプチャした後、テンプレートのサイズに一括トリミング)、Lightroom(コンタクトシート印刷機能を使ってテンプレートを印刷)あたりを使う。

■サイトから宛名一覧をダウンロード、候補の印刷テンプレートを見繕う
今使っている印刷会社は↓ここ
お客様満足度第1位のしまうまプリント|高品質で安いネットプリント専門店
もともとコダック系だったか?HP系だったか?のspapfishと言うサイトを使っていて、そこが撤退してネットプリントジャパンと言うのに変更になってそこを使っていて、さらにそこから売却?会社名変更?して今のところになってる。使ってる基準は単に安いから。

サイトの登録情報をマイページで見ると、既に宛名一覧が登録されているので、それをいったん手元にダウンロードしてくる(xlsx又はcsv)。で、一覧を適当に見やすいように整形印刷して宛名の訂正があるか、今年出さない宛先(喪中etc)があるか、確認してもらう。

次に、年賀状テンプレートをいくつか見繕う。写真を使わないデザインの中から、8枚か12枚程度フィーリングで選ぶ(4の倍数で選んでおく)。後で印刷して、希望のデザインを選んでもらう。
今年はデザインのプレビュー画面が出たので、それをそのままプリントスクリーンでブラウザ画面をキャプチャした。そのままだとタブの部分とか無駄があるので、適当に端をトリミングでカットする。Photoshopのアクション機能あたりで自動化してもいいが、今のところはViX(これまた古臭いソフトだ)の総合変換でトリミングした方が楽なのでこっちを使っている。レイアウトが縦のものと横のもので若干処理を変えないといけなかった。

■確認資料を印刷
宛名は先ほどの通りExcelから印刷して確認に回す。
デザインテンプレートは一つのデザインごとにA4用紙1枚使うのは無駄なので、A4用紙1枚に4枚程度一括で載せて印刷。この際はPhotoshop Lightroomコンタクトシート印刷機能が楽。
Photoshop Lightroomに該当画像を読み込んで、「プリント」タブに進む。該当画像を選択した状態で画面両脇のメニューの中から左側の「テンプレートブラウザー:Lightroomテンプレート:グリッド4面」で印刷するとA4用紙1枚に適当に都合よく4つのデザインがのっかる。

■確認後、しまうまプリントに発注

グランカスタマ 歌舞伎町店に宿泊してみた

さて、今回の一泊二日の旅行では宿泊にビジネスホテルではなく、個室系漫画喫茶を利用してみたのでどんな感じだったのかを報告と言うか備忘。

以前は東京に行ったときは、ビジネスホテルを利用していた。一番よく利用していたのは京王プレッソイン池袋。高速バスの終点が池袋東口西武側(帰りの始点は東口バス停)で、そこから徒歩数分で旅行荷物を抱えての移動でもとても近く、施設もきれいで宿泊代が6000円前後と妥当な値段だったからだ。だが最近では都内のビジネスホテルは格段に値上がりしてしまい、日曜・月曜宿泊ならともかく、金曜・土曜宿泊は以前の2、3倍の相場になってしまったのでとても利用する気にはならなくなっていた。
なお、そのほかに佐久からは新宿(現在ならバスタ新宿)終点の高速バスもあり、同じく京王プレッソイン新宿も利用したことはあるが、こちらの方が新宿駅周辺からは若干遠く(徒歩10分程度)、荷物を抱えて移動するのは若干面倒な感じだったので今は利用していない。
京王プレッソイン池袋の利用を諦めてからはもう少し安い大塚のビジネスホテルを利用していたが、やや古びたホテルであり宿泊代金と移動の面倒さ、施設の良さを考えると正直微妙なところではあった。

ので今回、いっそのこと今どきの個室系の漫画喫茶でいいのじゃないかと思い、利用してみた。
結論から言うと、かなり快適だった。昔からの共有スペースに衝立で仕切った漫画喫茶と違い、カラオケボックス的な個室スペースが確保されているので安心感がある。またまだ比較的新しい業態なので、施設が新しくきれい。そして宿泊代も今回利用の三連休絡みの土曜宿泊でも12時間パックで3000円程度。言うことなしだった。
簡易的にカプセルホテルと比較するなら、宿泊予約ができる分カプセルホテルのが確実だが、個室スペースが天井までごく普通の室内高で個人用空調もあり、自分のベッドスペース+αと広い分漫画喫茶の方が有利、と言う感じ。
今回僕の利用したグランカスタマだと大浴場がある、と言うのは今どきのカプセルホテルとほぼ同条件だろう。漫画喫茶の就寝スペースはあくまで仮眠前提なのでフルフラットにせよリクライニングにせよ合皮ソファタイプでシーツがないので、その分安眠の感じは低下するだろう。

以下、詳細をメモ。基本的に写真を撮ってこなかったので、文章だけで。

グランカスタマ 歌舞伎町店

東京都新宿区歌舞伎町2-37-1

まず、お店までの道すがら。もしも新宿バスタから歩くとするなら、かなり遠い。系列店のカスタマカフェ代々木店の方が混雑したところを通らない分、楽だろう。
僕は今回は新幹線利用だったので荷物を新宿駅構内のコインロッカーに預け、夜に回収して駅から歩いて行った。特にアルタ前近辺は死ぬほど混雑しているので場合によっては地下通路併用した方がいい。
歌舞伎町の治安に関しては、相変わらず汚い。歩道が広く歩きやすいが、そこら中にタバコの吸い殻とガムが吐き捨ててあり道の端にはペットボトル等々ごみが散乱。まあこの街はいつもこんなもんだが。20年前は日本人アジア人やくざの客引きばっかだったが今は黒人白人系客引きも多く、六本木的な雰囲気が加わったなと言う印象だった。客引きは強引にやると警察がすぐ飛んでくるし、ある程度の荷物を抱えて歩いている連中は宿泊場所までの移動であることが明白なこともあり、客引きが声をかけてくることはほぼないので、見た目の怖さほどには実際の問題はない。
また、相変わらず謎なのだが若い女性も平気で歩いている。それも明らかにお水系とか風俗系とかでもない、ごく普通の女の子だったりゴスロリで着飾った未成年じゃないか風だったり。なので、例え若い女性であっても度胸さえあればこの辺を歩き回ることに別に支障はなさそうだ。

次に、お店のチェックインについて。予約がないのは残念。今回の利用では土・日・月の絶好の三連休の土曜宿泊と言うこともあり、満席で空き待ちになった。入室後何度かフロントに行く機会もあったが、常に5-10人ぐらいの空き待ちの人が一階の椅子に腰かけてスマホをいじっている状態だった。慢性的にこの混雑なのか、今回は特に混雑がひどかったかは分からない。が、その人数待ちでも15分程度で空きができたので、あきらめずに待った方が良い
僕がチェックインした時刻が午後9時前後だったが、この時間帯はまだ部屋の回転があり待てば部屋が回ってくるようだ。例えば終電の終わるような時間帯だとみな宿泊で部屋が埋まっていて待っていても部屋の空きがなかなかでないこともあるかもしれない。
待っている間は、店の方からQRコードが印字されたレシート紙を渡され、その待ち番号で呼ばれるのを待つこともできるし、QRの印字をスマホで読むことでインターネット経由でスマホ画面で待ち状況をリアルタイムに確認することもできる。ので、フロントから少し離れたり店外で時間を潰すことも可能。まあそんなに時間つぶしで悩む必要はないだろうけど。待ち時間中にトイレが利用したかったら、1階のトイレは利用客専用でカギがかかっているので地下一階へ広い階段で降りて利用できる。

チェックイン手続きそのものは、ホテルのチェックインと言うよりはカラオケボックスのチェックインのイメージだろう。プランを選び、レシートの書かれたプレートとカギを受け取るだけ。まだ支払いはない。
なお、ここでアメニティとして無料貸し出しのスマホ・ゲーム充電器とブランケットは借りておくべき。個室内には充電に使えるコンセントが複数ある(僕の利用した部屋は3個もあった)ので、例え充電器を持参していても無料で借りれるんだから借りておいてよい。自分の充電器は机脇のコンセントにつないでめいっぱい機器をつなげて充電しつつ、リクライニングシートで横になってスマホやタブレットを閲覧するにはケーブル長が不足するのでシート脇に借りた充電器&ケーブルをさして利用するとちょうどよかった。
また、就寝時は自分の就寝している個室単位で空調を調整できるので、暑い・寒いの問題は発生しないが、はやりなにも上掛けがないまま寝るのは寝心地がいまいちなので、ブランケットを借りておいた方がいい。ちょうど薄手の毛布程度の感じである。
また、長時間パックを選ぶとシャワーか大浴場の利用を選べるが僕は大浴場を選んだ。ハンドタオル&バスタオルは必要ならレンタルではなく購入になる。僕は入浴用のハンドタオルはあったのでバスタオルは購入した。300円。若干薄手だが、ごく普通に使えるバスタオルなのでもしタオル持参していないのならぜひ購入すべきである。体を拭う以外にも就寝時に枕カバーの代用にしたりと、何かと便利である。シャンプー・リンス・ボディシャンプー等々は備え付けがあるので不要。ドライヤーも大浴場にあるので個別貸し出しは不要だった。

そして個室へ。エレベータはフロントから見える場所に1基、裏手の分かりにくい場所にもう1基あるっぽいが混雑していてなかなか来ないので階段利用した方が手っ取り早い。階段は非常に広く歩きやすく問題ない。後で部屋数から推測するに客数200人程度にはなるはずなので、その人数で使うエレベータとしては不足気味ではあるだろう。

部屋はリクライニング・フルフラット等々、禁煙・喫煙等々、選べるようだが待ち時間が分からないので僕は今回無指定で一番早く提供できる部屋で頼んだ。結果、禁煙のリクライニングだった。まあ、今どき無指定でも喫煙の部屋になることは少ないのだろう(むしろ喫煙者が指定しないと待たされるのじゃないだろうか)。リクライニングとは言うが、べたっとフルフラットに倒せるので、寝るのには全く支障がない
なお、PCは利用できなかった。どうやら会員登録をしないとPCはロックされてしまうっぽい。モニタは地上波とBSのテレビとして使う。建物内で自由にWi-Fiが使えるので、今どきはPCは必須ではないのだろう。でもやっぱりPCの方が楽なので次回利用の時は会員登録してPC利用の申請をしてみようかと思う。

部屋はかなりしっかりとしたドアで区切られ、室内はおおよそ2畳分ぐらいの広さか。真四角ではなく、縦2.5m x 幅1.5mぐらいの感じ。なのでリクライニングシートを完全に倒して2mぐらいの簡易ベッドにしても、足元か頭の上に若干のスペースが残る感じ。ほぼシングルサイズのベッドで幅90cmぐらい、そのわきに若干の床スペースがあり、スーツケースを広げておくには厳しいかと思うが閉じて置いておくには充分だろう。
室内には足元側に机がありキーボード・テレビ・ゴミ箱・充電用コンセント等々があり、テレビの上に荷物を置く結構広いスペースもある。シートの脇に小物を置ける奥行きの薄い棚があり、リモコン・施設ガイド・リモコン(テレビ、BDプレーヤ)、ティッシュ・インターホン等々が収納してある。ここにスマホを立てかけて置いておくこともできる(落っこちないように仕切りがあるので大丈夫)し、コンセントがここに2口あるのでフロントで借りた充電器で充電もできる。
この小さい棚の脇に室内エアコン用のコントローラと室内灯のON/OFF・明るさ調節のスイッチがある。
いずれも最小限のコンパクトさながらよくできており、狭さを感じることもなく快適に利用できる。施設自体が新しいので清潔感も上々。

施設内で履ける室内履きが部屋にあり、靴は脱いでそちらを利用して施設内を移動できる。各階には飲み物の自販機、電子レンジ、電気ポット、コピー機程度の設備があり利用できる。コインランドリーと乾燥機もあるらしい。トイレは共用だが、まあ今どきの標準的な商業施設のトイレで清潔感は十分にあり、ビジネスホテルの個室ユニットバスのトイレよりよほど快適。各階にそこそこの個数があり、トイレ待ちをしている様子はなかった。

大浴場は地下一階にあり、階段でてくてく歩いて降りれる(もちろんエレベータでもいいけど)。大浴場手前で室内履きを脱ぐのだが、室内履きはどの部屋のも基本的に同じ形なので人の出入りでちょいちょいみな自分のものを間違えて出入りしているっぽい。人の履いた室内履きを使いたくなかったら、下駄箱の利用を。
大浴場はまあ標準的な日帰り温泉施設と言うか銭湯と言うかと同じ。ごく普通に快適。ドライヤーが備え付けなので問題ない。
浴室内は清潔感がある。シャンプー・リンス・ボディシャンプーは備え付けがあり遠慮なく利用できる。洗い場スペースが個人単位で仕切りがあり、プライベート感があるのはいい。風呂はそこそこの広さ。10人も入浴すればいっぱいだろうが、そんなに人は来ないっぽい。僕の時は独占で湯船に浸かれた。比較的ぬるめの炭酸泉で、ゆっくり入浴しやすい。

就寝時の個室内の騒音や寝やすさについては、まあまあ合格点。個室とはいえ若干の騒音漏れはある。壁伝いの漏れと言うよりは換気の配管沿いに声が漏れてくる感じ。くしゃみが余裕で聞こえる。入室した時点では「これは寝るとき気になるかな?」と思ったが、実際には深夜12時前後になると皆眠っているらしく静かになるので別に支障はなかった。むしろ空調エアコン機械の方が若干うるさいかもしれない。
リクライニングシートに関しては完全にフラットになるので寝るのに問題ない。先ほど書いたとおり、シーツがないので触感が若干悪く、ベッドの硬さとしてはやや硬めと言ったところか。シングルベッドのフルの幅があるので普通の人は寝返り打つのに問題ないだろう。僕でも問題なかった。ビジネスホテルのように室内が乾燥していて喉が気になるようなことはなかった。
室内には消灯するとテレビの消灯ランプ、時計(一応目立たない暗めの赤LEDデジタル)などあるのでそういう光源を嫌う人もいるかもしれない。まあ普通の家にもそういう消灯ランプはあると思うので、気にならない人の方が多いだろうけど。

チェックアウトは、無料貸し出しのブランケットと充電器を忘れないこと、以外は特に問題ない。支払いはクレジットカードも電子マネーも使えるのですぐ終わる。
施設内には一階のフロント前にローソンが併設されており、買い物に困ることもない。

等々、総じて快適な施設だと感じた。翌日の帰りの新幹線で爆睡するほどの眠気が残ってしまったが、あれは施設の安眠性の問題ではなく単になれない場所で寝たからと言う程度のものだろう。僕は今後、単独で出かけた時ならビジネスホテルを利用することはないと思う。歌舞伎町のグランカスタマの場合、すぐ近くにカスタマカフェ歌舞伎町店と言う系列店もあり、そちらは大浴場はないけど料金が割安らしいので、混雑していたらどちらかの空きを探すにも良さそうな感じだ。