日帰り旅行:上野蒼樹うめ展 うめ展編

今日10月8日木曜に、どうしても見に行きたかった、東京 上野の森美術館で開催されている蒼樹うめ展を日帰りの強行日程で見に行ってきました。うめ展を開催する、と言う話は、半年前にネットかどこかでみかけて、『行きたい~!!』とずっと心の中で暖めていたものだったのだ。
長野県から新幹線を使ってはるばる見に行ったのだけど、その行程は別記事(日帰り旅行:上野蒼樹うめ展 行程編 – ちゃたろうふぁんくらぶ)で詳細を書くので、ここでは蒼樹うめ展の様子をレポート。若干、うめ展攻略マニュアル風味。

あらかじめ断っておきますが、僕は当日券を二枚買って物販と展示をクリアしています。

公式図録以外の物販を購入したければ、開館前に行列に並んで展示はほとんど無視するように進んで物販の行列に並ぶ必要があります。で、物販の行列に並ぶと、会場への再入場は出来なくなります。
ついでに言うと、僕が並んだ木曜(と前日、水曜あたり)はうめ展が一番空いている開催日だと思われますが、それでも9時に並び始めて物販のかなりの品は購入前に売り切れでした。金曜以降はそれこそ、始発で来て並ぶ覚悟がないと物販は無理かもしれません。

展示を見たければ、そこまで必死になる必要はないでしょう。開館直後の10時~11時、昼食後の13時過ぎ辺りがおそらく一番混むと思われるので、それ以外の時間を選べばいいと思います。とは言え、10月4日の日曜みたいに300分待ちとかになったらそれも厳しいでしょうが…。

09:00頃、うめ展会場に到着。

チケット当日券は、上野駅 公園口改札内にある、上野公園チケット販売コーナー(JR改札内にあります)、または改札の外、上野公園内 国立西洋美術館脇にあるチケット販売コーナー でほとんど待ち時間なく買うことができます。
また、上野の森公美術館の入り口脇にある会場脇チケットコーナーでも購入できますが、ここは09:30からのチケット販売になってしまうため、その時間までに結構なチケット購入待ち行列に並ぶ必要があること、その後に改めて入場待ち行列に並ぶ必要があり、かなり後ろの方になってしまうという欠点があります。ただし、上野の森美術館入口脇チケットコーナーだけは他と違う券面の特別チケットなので、それが欲しい人は並んでもよいでしょう。昼前ぐらいになれば会場脇チケットコーナーでも待ち行列なく購入できます。

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左が会場限定当日券、右が通常版当日券。僕は最初に書いた通り物販と展示をクリアするため、まず通常版当日券を公園口改札内チケットコーナーで購入し、午前中に物販を購入した後で限定版当日券を購入しました。頑張って限定版を買う必要は…ないと思う(僕のように2枚買うのなら両方あった方が楽しいけど)。

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上野駅公園口をでて左手に進み、上野の森美術館に向かっていくとまず小さい ゆのっち & まどか の看板がいくつか出迎えてくれます。気分高まる(・∀・)。

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会場脇に貼られている大型ポスター。記念撮影スポットにもってこいですね。

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会場入り口に掲示されている物販の売り切れ情報案内。
まだ販売開始していないのに、既に本日分売り切れ(要するに今日の分の入荷がない)ものがけっこうありました…。ボールペン欲しかったんだけどなあ。

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この日木曜日、09:00の時点で既に150人ぐらい? の行列ができていました(正確にカウントした訳ではないです)。この後も後ろにどんどん行列は伸びていき、開館時刻頃には行列は倍の長さに伸びていました。写真にはよく見えませんが通路の右側には限定チケット購入の行列(こっちはかなり短い)も出来ていました。9:30頃、チケットを買い終えた人が改めて入場待ち行列の後ろに走っていくのはちょっとかわいそうでした。

10:00頃、うめ展開場。

正確には、09:45頃に先頭の行列が動き出しました。15分前倒しで開場したのかもしれません。
で、行列はゆっくり進んでちょうど10:00頃に僕はアスファルトの行列の先頭になって、「いよいよ入場か!」と思ったら、

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美術館会場のサンルーフの下にも行列が残ってました…。
ちなみに、この写真の行列が左側に分かれてありますが、実はこれが物販の行列でした…。
で、ここでさらに10分並んだあと、やっと入場。10:10入場なのでかなり早い方ではありますが、とりあえず展示はそっちのけにして会場をすりぬけて出口の方へ歩いていきます。

10:15頃、うめ展物販行列に並び始める。

会場を5分ほどですり抜けて、物販の行列に並び始めます。この時点で、最初に買ったチケットでの会場再入場は出来なくなります。で、この物販行列が時間がかかった…。
並んでいる間にも、「○○、本日分の物販は終了でーす」のアナウンスもかかります。
やっと行列を折り返し、物販の場所の様子がうかがえ、購入物の購入票をもらう頃までに1時間以上かかりました。

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グッズ販売の購入票はこんな感じ。希望購入数は複数購入できるようになっていますが、既に木曜の時点では『公式図録以外は現品1個づつのみ』に変更されていました。タペストリー類は僕が並んでいる間にすべて売り切れてしまっていたのが書き込む前に分かっていたので、その他入手できそうなものをチェック。
なお、『公式図録の購入数だけ図録バッグも購入できる』と思っていたら、『図録バッグもひとり一個だけ』でした。

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この平積み図版目録がどんどんさばけていく感じ。

そんなこんなで物販の購入を終えて会場の外に出たら11:45でした。喫茶は『テイクアウトのみ』のアナウンスが出ていたので、買うのは諦めて、午後の展示閲覧用の限定当日券を購入してから昼食を食べに出かけました。

13:05頃、うめ展会場に再入場。

午後は、公園口側からではなく不忍口側から横断歩道を渡って、西郷隆盛どんの銅像辺りに上るエスカレーターを使ったのですが、そちら側にも素敵な看板ありました。

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普通の移動行程としては、帰り道にこの辺を通ったらいいと思います。

と言うことで、午後に、うめ展に新しいチケットで再入場しました。
ちなみに、入る前に係員に聞いたら『中も空いている』とのこと、待ち行列もなかったので安心して入ったら、直後にドワッと人が入ってきました。よく考えたら、みんなお昼ご飯を食べてきて午後イチで入るタイミングですよね、ちょっとタイミング失敗しました。もう少し時間をずらして入るのがいいだろうと思いました。

で、今回は展示をじっくり見るので音声ガイダンス(700円)も借ります。借りて閲覧した感想としては、(まあどこの美術展でもそうですが)ガイドを借りるのは必須! だと思います。

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特にうめ展の場合、うめてんてーアスミス碧ちゃんがガイダンスをしてくれるので、借りる価値はますます高いです(でも音質の関係で、説明は非常に聞き取りやすいのですが三人の声の聞き分けは微妙にしにくい印象でした)。
ガイダンスは音声番号が振ってあり、会場内で展示項目に書かれている音声ガイダンスを選んで聞くのですが、特に概要説明的なガイダンスの場合、みな説明を聞くのに夢中でコーナー入口で混雑が起きてしまうので、会場内のガイダンス番号はある程度無視して先にさっさと聞いてしまった方が展示を見るのに集中できてよいと思いました。

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会場内のレイアウトはこんな感じです…いや大嘘です(; ・`д・´)。なにせ(当然ながら)会場内撮影禁止だし、ぐるぐる回りながら展示を見ていくので、あとで記憶を思い起こしながら地図を書こうと思ったんだけど意外と難しかったんですよ…。特に二階のお絵かきコーナー~うめ先生の描き方指南ビデオの辺りは滅茶苦茶に書いてます。
順路としては、①幼少期のうめ先生の作品、②ひだまりスケッチ作品コーナー、③ゆのっち似顔絵お絵かきコーナー、④うめ先生のアイデアノート&ネームノート、⑤ひだまりスケッチラフ&ネームコーナー、⑥再現!ゆのっちのお部屋(ここだけ撮影可能)、⑦うめてんてーのアトリエ作画風景のビデオコーナー、1階に降りて⑧うめ先生のアトリエ再現コーナー、⑨うめてんてーのライブドローイングコーナー、⑩まどかマギカ作品コーナー、⑪うめてんてーのアートワーク、と言った感じでした。

作品はほとんどPC制作の印刷なので、そこはちょっと物足りなかったりしました。が、中にいくつか色紙・ネタ帳・ネーム等でアナログ作品があって、僕は特にそれらをじっくり鑑賞させていただきました。
あと、会場内をよく観察すると、ところどころに「うめてんてーのラクガキ」があります(レイアウトの絵の中にもいくつか気づいたのを書いておきました)。
特に、展示のボードの裏の方に書いてあるのがなかなか気づかないと思うので、一生懸命探してください。下手をすると、印刷物の展示よりラクガキの方が価値があると思うんだけど…。

2階の最後に、うめてんてーのアトリエ制作風景を録画したのをビデオで紹介しているコーナーがあるんですけど、展示会が終わったらYouTubeで公開してくれたらいいなあと思いました。うめてんてーはヘッドホン、Bang&Olufsen B&O Play Form 2の赤? オレンジ? を使ってるんですね…。

あと、一階にうめてんてーライブドローイングのコーナーがあります。うめ展開催期間中にうめてんてーご本人が不定期に現れて、絵を描いていってたぶん最終日に完成させるんだと思います。
なんでも10/7水は午前中に来て描いていたらしいのだけど、僕は残念ながらうめてんてーにお会いすることはできませんでした。
うめてんてーが来る時間は非公開らしいので、逢えたらラッキー!です。

で、会場内で唯一撮影が許可されているゆのっちの部屋の様子をいくつか。

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まずはいきなりお風呂の風景! お風呂は薄いスカーフのような生地で仕切りがついています。

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つづいてキッチン。

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なぜかポットだけ本物が置いてありました。

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続いてゆののお部屋。この構図の写真はtwitterにもたくさん上がっていますね。

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マンガやアニメでこんなボードありましたっけ?

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この目覚まし時計は象徴的ですね。ちゃんと撮影時の現在時刻で動いてました。

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こっちも象徴的ですね。

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うめてんてーへのメッセージボードもありました。

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ゆのたちの写真?の貼られたコルクボードもありました。傾いて撮っちゃったのがイやん。

14:55頃、うめ展展示閲覧終了。

と言った感じで、うめ展をじっくり味わい尽くして外に出てきたら、3時前でした。たっぷり2時間ぐらいかけて堪能してきたことになります。
脚はクタクタの棒のようになりましたが、内容には大満足でした。

なお、午後3時時点では物販は公式図録以外はほぼ全部売り切れでした…。

あと、今後行くかもしれない他の方(と言っても期間短いですが)に言うことがあるとしたら、

・喫茶はテイクアウトのみでした。コースター目当てで購入してもいいかもしれません(僕は時間もなかったので断念しました)。

・10/9金曜はうめ先生のサイン会があるので平日だけど混雑すると思われます(サインが欲しいなら徹夜で並ぶ必要があるでしょう)。その後は週末連休になるので、残りの期間はまた激しく混み合うと思います。
救いになる情報としては、一部物販品に関しては追加発注しているらしいので入手できる可能性が高まるかも…しれません。

・本文中にも書きましたが、物販と展示両方楽しみたい人は素直にチケット2枚買いましょう。

・本文中にも書きましたが、会場内ではうめてんてーのラクガキを探してください!

・うめてんてーに偶然遭遇できた人は幸運です!

こんなところでしょうか。
長文になってしまった…。

2015.11.02追記
ひだまりスケッチの吉野屋先生役、松来未祐さんがご逝去された。
たしか7月ごろに病気療養が発表されていて、うめ展でも吉野屋先生のイラストを見るたびに「まつらいさん早く回復するといいなあ…」等とのんきに見ていたのを思い出す。ひだまりスケッチで長期療養と言えば、同じくヒロさん役の後藤邑子さんもちょうどハニカムの頃に入院していて、大変そうだったのを思い出す一方で、後藤さんが大丈夫だったんだからまつらいさんだって大丈夫だろうと甘く考えていた。
ニュースが出て改めて気づいたけど、僕と同い年だった。
場末のブログでですが、ご冥福をお祈り申し上げます。

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