Yahoo! BB ADSLで、モデムを接続すると一部の電話を着信しないケースがある

自宅のADSL設定で、一部の電話だけ着信しない謎の症状が出たので現在対策中。あまりにも謎すぎる症状なので、解決までしばらく時間がかかるかもしれない。

【2016.11.21追記】
問題解決。結論から言うと、BBフォンを使わない場合は自前でスプリッタを挟んで電話とモデムを分岐するよりも、Yahoo! BB ADSLカスタマーサポートに電話してBBフォンの休止手続きをして送付されてくるスプリッタを使った方がいい
【2016.11.21追記ここまで】

現在、自宅の電話およびインターネット環境は以下のようになっていた。

2016-11-12-0

もともと親子電話を使っていた古い回線なので、モジュラージャックが家の中に三か所あった。が、トラブルのもととなるのでADSL導入後は一つのモジュラージャック出口からのみ使用して、残りの二か所は使わず、電話をコードレス子機にして使っていた。
また、使っているインターネット回線はYahoo! ADSLなのだが、自動でIP電話がついてくる(外せない)契約になっている。がIP電話を使う気はないので、ADSLモデムの電話ポートに電話を差し込むのではなく、ADSLモデムの手前にスプリッタを挟んで電話を分岐接続させていた。
この状態で問題なく使用できている…と思ったら、親戚の叔母から「自宅の固定電話に着信しないよ」と言われてしまい、困ってしまったのだ。
この最初の状態で、以下の現象が起きていた。

(1) 携帯電話から自宅固定電話に発信すると、自宅固定電話は着信できる
(2) 叔母の家の固定電話から自宅固定電話に発信すると、自宅固定電話は着信しない。(叔母の家の側では発信待機音が鳴っているが、自宅側では着信音がしない。)
(3) スプリッタを外し、モジュラージャックに自宅固定電話を直結すると、叔母の家の固定電話から自宅固定電話は着信する。
(4) スプリッタを挟んだ状態で、ADSLモデム側のケーブル(MODEMのケーブル)を取り外しても、叔母の家の固定電話から自宅固定電話は着信する

そもそも、(1)の状態があるので今まで「回線によって着信しない場所がある」なんていう現象に気づいていなかった。そもそも、携帯電話でも固定電話でも回線交換なのは同じなのだから、着信したりしなかったりという現象が発生するのがまったく理解できない。なので、最初(2)が実際に起こっても「いやいや、叔母の側がかけてる電話番号間違えてるんでしょ?」状態だったが、調べてみるとそうではないことが分かった。
そこでいろいろ接続状態を変えて原因を追究してみたのだが、(3)の結果から固定電話の電話機に故障はない。(4)の状態からスプリッタに故障もない。
ADSLモデムが接続されている場合、なんらかの場合によって(ここにどういうケースが該当するのかが不明)、固定電話への着信が奪われてしまっているようだ。

ラインセパレータを購入して試行錯誤してみた(トラブル解決せず)

そこで、ラインセパレータおよびラインセパレータ内蔵スプリッタを購入して接続を変えてみた。…が結論から言うとトラブルは解決しなかった。


購入してみたのは上記の二つの製品。そもそも、これらの製品でトラブルが解決するとも確証がなかったのだけど、まあいったん製品交換で治る可能性は潰しておこうということで試してみた。
ソフトバンクのページを漁ると、
BBModem 4-G/トリオモデム3G plus/トリオモデム3-G/トリオモデム26Mの接続方法|BBフォンを利用しない場合の各種モデムの配線方法|接続と設定|Yahoo! BBサービス|ADSL・光・ブロードバンド|SoftBank
といったページが出てきて単にスプリッタ(と分配器って違うのか?)を挟むだけでなくADSLラインアダプタやテレフォンフィルタを挟めという指示があったので(というかスプリッタ=分配器+ラインアダプタ+テレホンフィルタだと思っていたのだが)試しにいろいろ部品を足してみたのだ。
ELECOM LD-ADSLSPR2はADSLラインセパレータ内蔵スプリッタ、ということでラインセパレータを内蔵していることからFAXや電話回線のトラブルが解消する可能性があるかな(おまじないレベル)と思って買ってみた。ELECOM LD-ADSLIPSR2はスプリッタ内蔵モデム専用ラインセパレータ、ということで、我が家で使っているモデムはIP電話内蔵(スプリッタ内蔵モデム)なのでそれ専用のラインセパレータだともしかしたらおまじない効果があるかもしれないと思って買ってみた。

以下、これらを組み合わせて回線を組んでみた結果。

2016-11-12-1

まず単純に、現在のスプリッタをELECOM LD-ADSLSPR2に差し替えてみた配置。この状態で
 ○インターネット接続
 ○携帯電話からの着信
 ×叔母の家の固定電話からの着信
と交換前と全く結果変わらず。

2016-11-12-2

次に、スプリッタの手前にラインセパレータを挟んでみた配置(たぶんこの配置は推奨配置ではない)。この状態で
 ○インターネット接続
 ○携帯電話からの着信
 ×叔母の家の固定電話からの着信
と交換前と全く結果変わらず。

2016-11-12-3

さらに、スプリッタの直後にラインセパレータを電話回線側に挟んでみた配置(たぶんこの配置は推奨配置ではない)。この状態で
 ○インターネット接続
 ○携帯電話からの着信
 ×叔母の家の固定電話からの着信
と交換前と全く結果変わらず。

2016-11-12-4

さらに、スプリッタの直後にラインセパレータをモデム回線側に挟んでみた配置(たぶんこの配置は推奨配置ではない)。この状態で
 ○インターネット接続
 ○携帯電話からの着信
 ×叔母の家の固定電話からの着信
と交換前と全く結果変わらず。

2016-11-12-5

最後に、今まで使っていなかったモジュラージャックを一か所使うようにし、一か所のモジュラージャックからはラインセパレータを挟んで固定電話を接続、もう一か所のモジュラージャックからはセパレータを挟んでADSLモデムを接続(たぶんこの配置がELECOMの推奨する配置)。この状態で
 ○インターネット接続
 ○携帯電話からの着信
 ×叔母の家の固定電話からの着信
と交換前と全く結果変わらず。

結論。何やっても状況何も変わんない。
仕方がないので今度はNTTとソフトバンクに問い合わせる方向で調整。

【2016.11.21追記】
なお、最後の配置で数日間テストして気づいたのだが、よく見るとこの配置は誤りだ。正しくは、電話側のラインセパレータの下にもう一個スプリッタを配置しなければならない。

2016-11-21

これがただしい配置図。配置を間違えていた結果どうなったかというと、「自宅固定電話に着信があるたびにADSL接続が切れる(リンクダウンが発生する)」と言う状態になった。まあ今後この特殊配置にする気はないので構わないが、世の中で「電話着信するとADSLリンクが切れる」というトラブルが発生しているケースは、かなりの確率でスプリッタの配置を間違えているのだろうなあと感じた。

また、この配置図で数日使った結果、自宅のADSLリンク速度が低下した。もともとは8Mbps(1000KB/s)弱の下りリンク速度があったのだが、6Mbps(750KB/s)前後の下りリンク速度まで低下した。これはADSLモデムを付け替えたモジュラージャックが自宅内で後付けで延長した電話配線で、他のモジュラージャック出口と比べて電話線が5mぐらい長いケーブルを使っていることに原因があるかと思う。電話線が長いために、ノイズがそれだけ混入しやすく、影響を受けたということだ。Yahoo! ADSLの場合は一度リンク速度が低下すると基本的には以前の速度まで回復しない特性があるので、注意した方がいい。
このため、今回の作業解決後、Yahoo! ADSLカスタマーサポートに電話して回線調整をお願いした。回線調整を頼むことで、もう一度リンク速度が最大の状態からの調整に復帰し、速度が回復することがある。ただし、回線調整は例えば「酷い夕立で雷ノイズのせいでリンク速度が低下してしまった」など、突発的な出来事で本来推測される速度より大きく落ち込んだ場合のみ有効な方策で、基本的に回線状態が不安定な家庭への接続にはあまり芳しい結果を生まないようである(2ちゃんなどでは何度も回線調整を頼んで、回線調整を頼むたびに一時的にリンク速度が回復するが数日ですぐリンク速度が下がる、などという不満を書くケースが見られるがそれは根本的にその家庭へのリンクが不安定で、あきらめざるを得ないのだろうと推測する)。

【2016.11.21追記ここまで】

Yahoo! BBと相談してBBフォンを休止することにした

次に、Yahoo!BBのサポートに問い合わせていくつか可能性を検討してもらった。Yahoo!BB側の回答としては
着信や通話料金の発生の仕方を確認する限り、BBフォンを使っているのではなくNTT回線を使用しているのだから、これはNTT側に問い合わせる事案ではないか?
スプリッタが故障しているのではないか?
などの提案があったが、最初の回答に対しては「ADSLモデムを接続しない状況では着信し、ADSLモデムを接続すると着信しなくなるのだから、Yahoo!BB側にも何か問題あるはずでは?」、次の質問には「既にこちらでは市販のスプリッタを購入し再現実験を行い、再現しているのでスプリッタの故障ではない」ということで、あまり捗々しい対応とはならなかった。
そこで、将来的にはNTTに問い合わせすることを視野に入れつつも、いったん「BBフォンを休止する」という対応をお願いすることになった。具体的には、BBフォンを使用しないように回線状態を変更する?(これは何をするのか分からない)、BBフォンを使わないADSLモデムに交換する、という対応になった。なお、この手続きはYahoo!BBでは本来推奨されていない手続きであり、BBフォンを休止してもBBフォン使用契約までは外れないので利用料金が安くなったりはしない。また、BBフォンを外す手続きも、再びBBフォンを導入する手続きも、一度しか行えないと言う念押しをされた。

その後、自宅にはモデムとADSLラインアダプタ/テレフォンフィルタが届いた。モデムがBBフォン非対応の別機種に代わるのかと思ったけど、それは変わらず同じトリオ3G Plusのままだった。モデム故障の可能性を考えて念のため送られてきたのかもしれない。ADSLラインアダプタ/テレフォンフィルタはNEC TokinPSR-3050およびPSR-3030のセットだった。

で、交換後、トラブルは解消し、今まで着信できなかった叔母の家からも着信できるようになった。
一度にいろいろ交換したので直接の原因の断定はしづらいが、おそらく「BBフォンの休止」設定が効果あったのだと思われる。
今回の作業から、BBフォンを使わないときは適当にスプリッタをかませて放置するよりもは、Yahoo!カスタマーサポートにさっさと電話して休止手続きをする方が良いと分かった。また、その際にはスプリッタは購入しなくともYahoo!BB側から送ってくれるので(無料らしい)問題ないことが分かった。

Comment

  1. rupin より:

    正しい接続は一つもないように思います。ルーターがスプリッタ内臓ならルーターはモジュラージャック直結にすべきでしょう。但しスプリッタの相互干渉もあり得るので正常動作するとは保証できません。

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