先日、内山牧場の大コスモス園に行ってみた。が、大コスモス園自体は今年は外れだったみたいで、数年前に行った時に感動したような前面を埋め尽くすようなコスモスがなくて、ほとんどの範囲は雑草が目立ってイマイチだった。X-T2にあるパノラマ撮影機能を使ってみた 。のでその感想の備忘。
パノラマ撮影機能と言えばフィルム時代はフィルムの上下をマスクするだけのなんちゃってパノラマ機能が一時期流行し、カメラに無駄にP機能として搭載された結果、多くの人がボタン操作を間違えてパノラマ設定にしたまま撮影をし、事後のDPEで画質の悪い上に無駄に値段高いパノラマ写真をプリントされて困っていたのを思い出す。当時DPEショップでバイトしていた時、数十本に1本ぐらい、『あーこれ設定間違えて撮ってるわ』と思しきパノラマ写真があって、とはいえそもそもフィルムがマスクされているので上下は何も写っておらず、パノラマプリントせざるをえないフィルムを虚しく印刷していた。一応、ガチのパノラマ写真と言えば富士フイルムのTXシリーズと言うのもあったけど、まあ一般には全然知られてないだろう。
閑話休題。X-T2でそんなパノラマ機能を使って撮影してみた。撮影方法としては、ドライブダイヤルをパノラマ撮影モードに変更して、カメラのガイドに従ってシャッターボタンを押し続けながら体を回転させるだけ。体をぐるりと回す 方がいいと思う。また、その回転はあまり速く動かすとエラーメッセージが出てうまくいかない。思ったよりゆっくりと体をねじる ような感覚で回す。
と言うことで、撮影結果は以下の通り。
				
									 
					
				
				随時更新。 46mm~100mm(換算69mm~150mm) までのレンズで検討したもの、購入したものをメモ。
超広角・広角域(焦点距離的には~23mm(換算34.5mm) までの)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(3) 超広角・広角レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 24mm~45mm(換算36mm~67.5mm) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(4) 標準レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 100mm~(換算150mm~) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 
以下、とりあえずさっくり調べたレンズ一覧。例のごとく、一眼レフ用レンズは数が多いので除外、L/Mマウントレンズは1990年代以降の新しめのレンズ(ライカ純正を除く)を掲載。この辺のレンジからまとめて純正望遠ズームを一本買って済ませる方が個人的には無難 なように見える。何より、このレンジでは手振れ補正がないことが結構ダメージとして効いてくるので、純正ズームのレンズ内手振れ補正に頼りたいと考える方がいいからだ。
HELIOS-44-2 F2/58mm 
2017年6月購入。 
上の一覧にないレンズをのっけから紹介する。まあ、このレンジのレンズとして最初にこれを買ったのだから仕方ない。このレンズは、ロシア製のM42マウントレンズなので、マウントアダプタを介して装着する。僕は最初慣れずにとりあえずXマウント-PK/Rマウントアダプタ とKマウント-M42マウントアダプタ を買った(将来的にKマウントレンズも買おうと考えていたので)のだけど、後から少し慣れて考えてみると、この買い方はそれほど良いわけではなさそうだ。一番正解の買い方は、少々ゴチャゴチャ連結感があるが、FujiFilm製純正Xマウント-Mマウントアダプタ 、Mマウント-Kマウントアダプタ 、Kマウント-M42マウントアダプタ と買う のが良さそうだ。Kマウントなんて使わないよ、と言うのならダイレクトにMマウント-M42マウントアダプタでも構わない。
なんでこんなまどろこっしいガチャガチャを薦めるかと言うと、X-T1/X-T2 にレンズを装着した時に、Exifに焦点距離入力をするのに便利 だからだ。X-T1/X-T2 には電子接点のないレンズに対して焦点距離入力をするメニューがあるが、これが結構深い階層の中に入っていて、レンズ交換の度に呼び出して入力するのが面倒なのだ。一方で、純正FujiFilm Xマウントアダプタを使えば、マウントアダプタ上にボタンがあってそこからダイレクトに焦点距離設定メニューに入れる。これが思ったより便利(このマウントアダプタの組み合わせですらレンズ交換時に焦点距離再入力忘れたりもするのだが)。現時点ではフジのカメラにはボディ内手振れ補正などがあるわけではないので、別にまあ焦点距離入力などしなくてもいいのだが、やっぱり入力した方がいい。
で、なんでこんなレンズをいきなり購入したのかと言うと、個人的に『グルグルレンズ 』を一本買っておきたいなあと思っていたからだ。グルグルレンズ と言うのがどういうのかと言うと、画面中心を基準に被写体の周りをグルグルと回るような感じにサジッタルなコマのボケがよく出ているレンズのこと。伝統的なのだとMeyer PrimoPlan あたりで有名で、最近だとLensBabyのTwist系効果レンズ とか、LomographyのNew Petzval 58 Bokeh Control Art Lens 辺りが有名だと思う。まあサブカル界隈に有名なレンズで、このHELIOS-44-2 もグルグルボケが出ると聞いた(その上格安!)ので買ってみたのだ。
買ってみた感想としては個体差も大きい ので一概に評価できない。絞り目盛が逆 で、F16の側に回すと開放、F2の側に回すとめいっぱい絞りこまれる。途中の絞り数字なんて確認しようもないアバウトさ。逆光にはめっちゃ弱い 。レンズの反射具合を見るにつけモノコート っぽいし、この辺はむしろそれを活かした作例を考えるべき仕様かと思う。絞りリングはさらにスッカスカ である。さっき書いたとおり目盛も逆だし何がしかのニコイチなんかもされてそうだが、軽く触っただけで絞りが動いてしまうのは結構辟易。しっとりとした湿り気のある描写 なので、あまり解像が気にならないのもあるかもしれない。SL(一眼レフ用)レンズだとボディのコンパクトさをスポイルするなあ 』であった。アダプタをガチャガチャ取り付けると結構な長さになり、最大径がそれほど大きくはないので取り回しがそれほど悪いわけではないが、まあかっこ悪いのだ。このレンズを買った結果、X-T1/X-T2に装着するレンズはマウントアダプタ遊びをしてもMマウントまでだなあと思った次第である。
以下作例
NEEWER 50mm F2.0 
2017年7月購入。 
これは標準域にHengyijia を買った時に安かったから一緒に買ってみたもの。同じスペックのレンズはNEEWER 銘とMeike 銘で出ているけど、銘板とか塗装とかが若干違いはするけど中身は同じもの だろう。
で、いきなり感想は身も蓋もないかもしれないが、このレンズは買いではない。スペック的には無難な数字だし、描写もそれほど悪くないし、コンパクトでいいのだが、このレンズは最短撮影距離が65cmと若干長い のだ。焦点距離50mmなら最短撮影距離も50cmまでは頑張ってもらいたかった。このせいで、若干撮影が間延びしてしまって僕にはうまくリズムがとれなかった。純正XF50mmF2が最短撮影距離頑張って39cm なので、そっちの方が何かと便利に使えるのではないかと思う。
その他買った感想としてはピントリングはてごろなねっとり感 があっていい。絞りリングはかなり重ため で、クリックのないタイプ。XF純正・サードパーティ含めてこれだけ重たい絞りリングと言うのはあまりないと思うが、操作はこのぐらいしっかりトルクがあった方がやりやすい気はする。ターレット はニコンやペンタ(タクマー)、フォクトレンダーみたいな段差と溝が交互に来るタイプ。絞りリングは朝溝だけのタイプなので、この使い分けをしているのはよろしい 。Hengyijia 25mm F1.8はどっちのリングも同じ模様のターレットなので時々間違えて距離操作をするつもりで絞りリングをいじってた、なんてことがあるがこれはそういう誤操作しにくくて良い。ピントリングのターレットは、パッと見の印象は結構イカツイのじゃないかと思うが、ピントリングの幅がそんなに幅広ではないこともあり、意外に静かなたたずまい。周辺が荒れることもある ので、多少絞った方がいい。
以下作例。
COLOR-HELIAR 75mm F2.5 
2017年7月購入。 
中望遠域のレンズはいろいろ悩ましいが、最初にターゲットにしたレンズはカラーヘリアー 。このレンジのレンズは純正で60、80mmのマクロと90mmのレンズがあるが今一つ大きく重たいのが気になったのと、60mmならまあまあコンパクトだがもう少し焦点距離が長いものが欲しかったのだ。で、サードパーティではコンパクトなm/Lマウント にしようかなあと漁っていて、目に留まった。カラーヘリアーの75mmはKマウントのSLレンズは使ったことがあって、その時の印象では「結構柔らかいながらも芯はしっかり写り、ボケも柔らかく絞り変動に伴う描写の変動も少ない、扱いの楽な優等生 」と言う感じだった。で、Lマウント の物に手を出してみた次第。
使ってみた印象としては描写は思ったよりカリッカリ だった。ファインダーでのピントの山はなぜかイマイチつかみにくく、若干苦労するのだが、いざ撮影画像を見るとピントはビシッと来ていて気持ちがいい。一緒に買ったSWH15mmがピント甘目なのに対し、こっちはなんでこんなに、と言う印象。フィルム時代の設計のレンズとはとても思えない。さすが、中望遠で欲張りすぎてないF値のレンズの性能はいいもんだなあと改めて実感。逆光は若干弱め 。パープルフリンジも若干のる 印象。最短撮影距離1m はきつい。対象物に寄りきれない。SLレンズだと70cmまで寄れるので、この30cmの距離感はつらい。
あと、レンズのせいではない欠点だが、この辺のレンジから手振れ補正機構がないのがボディーブローのように地味に効く 。撮影して自宅に戻ってきて確認するとぶれていた、と言う写真を慣れないうちはそこそこ量産してしまった。撮影時は当然絞り優先オート露出撮影になるわけだが、撮影時にはシャッタースピードもチェックして1/100secより遅くならないように気を付ける必要がある(頑張ればもう少し遅いssでも撮影できなくはないが、やっぱ等倍鑑賞できることを考えると基本のシャッタースピード限界はきっちり守っておかないと厳しい印象)。ぜひともボディ内に手振れ補正機構を組んだボディをフジに開発してもらいたいものだ。なにもオリンパスのように5段6段なんて神がかりな補正はしなくてもいいから、2.5段~3.5段補正してくれるだけでもずいぶんと楽になるしね。
以下作例
HandeVision IBERIT 75mm F2.4 
2017年8月購入。 
もともとは上記のカラーヘリアー で行くつもりだったが、イベリット が販売終息?売り切り体制に入ったらしくamazonでガンガン値下げ販売をしていた ので、思わずつられて買ってしまった。結果、目下のところカラーヘリアー 様すら押しのけてこのレンズが『僕の相棒』になってしまっている。超お気に入りレンズ。
イベリット のレンズシリーズを出しているハンドビジョン は、中華レンズなのだが、一応「ドイツでレンズ設計」したので画質で他の中華レンズと一線を画す、と言うふれこみでやや強気の値付けで売っていたレンズだ。24mm/35mm/50mm/75mm/90mmと言うラインナップで当初攻める目論見だったようだが、結局24mmと90mmは市販はされず、Xマウントでは50mmと75mmしか出ていないように見える。50mmもまあまあ魅力的なレンズだったが、スペック的にはもう少し長めの焦点距離のレンズが欲しかったので75mmを選択。75mmで選ぶと言ってもブラックにするか/シルバーにするか、Xマウントにするか/Mマウントにするかで都合4パターンの候補ができてしまうのだが、そのうち3種類を買って試してしまった(←バカ)感想から言うと、Xマウントのレンズを選んだ方が良いようだ。と言うのも、XマウントとMマウントでは最短撮影距離が違っており、Xマウントが60cmまで寄れると言う魅力があるからだ(Xマウントでも70cmまでは寄れるので、決して悪くはない数字なのだが)。ただし、毎回レンズ装着時に焦点距離入力をするのはやっぱり純正Xマウント-Mマウントアダプタを使う方が便利であり、そっちの利便性を優先するのならMマウントでもいいかなと思う(あと、MマウントならEマウント用に転用もできるかな)。
そんなレンズだが、使った印象としては絞りリングはちゃんとクリッカブルストップがある 。パープルフリンジは結構のる 印象。カラーヘリアー の項目で述べたのと同じく、手振れ補正機構が欲しいなあと言う事だろう。
以下作例。
FUJINON XF 90mm F2 R LM WR 
2018年3月一日レンタル。 
特殊レンズの欄に載せてあるが、XF80mmも使用したのだがずいぶん大きく重く、日常に使うのはちょっと困難だなと感じたので、こちらを東京に行った折に一日レンタルで使用してみた。こちらもそれなりに大きいレンズだが開放F値もF2と明るく、その明るさでこのサイズ感ならまあ我慢できるかなあと感じたレンズだった。
使ってみた印象としては
以下作例
				
									 
					
				
				随時更新。 24mm~45mm(換算36mm~67.5mm) までのレンズで検討したもの、購入したものをメモ。
超広角・広角域(焦点距離的には~23mm(換算34.5mm) までの)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(3) 超広角・広角レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 46mm~100mm(換算69mm~150mm) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(5) 中望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 100mm~(換算150mm~) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 
とりあえずざっくり調べた使えそうなレンズ一覧は以下の通り。カメラとの電気的連動が一切なく 、MF/マニュアル絞りなのは言うまでもない上に、Exif上にレンズデータが記録されない のが残念(焦点距離のみ、カメラ内で設定することでExifに反映される)。そもそも、XマウントサードパーティレンズはCarlZeissのTouit以外電気的連動をしないのだが、例えばSONYのEマウントレンズならば電気的連動をするものが(マウントアダプタを含めて)あるのに、Xマウントではそういう製品がないのは残念。Eマウントは解析してでも対応する価値があるが、Xマウントには解析する価値がないと言うことなのだろうか。あるいはEマウントは情報公開があるがXマウントは情報公開がないと言う事だろうか、いずれにせよとても残念なことである。
FUJINON XF 35mm F1.4 R 
2017年6月購入。 
とりもあえずに最初に買った、と言うかX-T1ボディと一緒に買ったレンズがこれ。僕は基本的にズームレンズを好まず 、単焦点を使いたい人間なので、まあ今回は定番の標準単焦点から行ってみよう、と選んだ。対抗馬としてはXF 35mm F2 R WR Touit 32mm F1.8 ペンタックスAPS-CでFA31mmを愛用 していたこともあり、35mmよりも心もち広い画角のレンズが欲しくはあったが、Touit 32mm F1.8 はレンズデザインかっこ悪すぎなのでひとまず見送った。XF 35mm F2 R WR もかなり悩んだが、スペック上ではF2になる割にはレンズ全長がコンパクトにならないこと(実際にはレンズ径が細いのでだいぶコンパクトには感じるだろう)、よくよく考えると今までF1.4のレンズは使ったことがなかったこと(せいぜいFA Limited  3本や SMC-M 50mmF1.7 ぐらいだった)、世間の評判では『XF 35mm F1.4 R はAF速度が遅い』とのことだったが全群繰り出しで遅いのは全然気にならないタイプだったので、ファーストチョイスとして選んでみた。
レンズと一緒に買ったのは
簡単な印象としてはテーブルフォトを撮るのに座ったまま撮影でき 、立ち上がる必要のない、楽ちんな最短距離。ピントリングをMFで使った時の距離移動のゆるさ はどうにかならないものか。もちろん細かい方が微調整しやすいのではあるが、このレンズ、MFにすると無限遠から最短距離にするまでピントリングをおおよそ2回転しないといけない 。マクロレンズなわけでもないし、明らかにこれは設定をミスってるんだろうと思う。
と言う感じ。最初は、換算52.5mmは心もち狭いのではないかなあと思ったが、使ってみるとそれほど苦にはならずに使えるようだった。
以下、参考に撮った写真。
XF 16mm F1.4 R WR とそれほど差がない。XF 16mm がよく寄れるレンズと言う事か。XF 16mm は最短でも被写界深度が深めなこともあって結構カリカリしてたけど、こっちは緩めの描写。一応ピントの合った領域では葉脈が分かる程度の解像度はあるけど、ピントが薄すぎるのもあってカリカリ感はない。
Hengyijia 25mm F1.8 
2017年7月購入。 
中華製サードパーティレンズには、NEEWER /Meike /Hengyijia あたりの格安レンズ と、HandeVision /SPEEDMASTER /SAMYANG あたりのやや高級ライン があるが、個人的には高級ライン側のレンズには今一つ魅力を感じない。その値段を取るのなら、MFのままでいいけど焦点距離やF値はExif連動にしてほしいと思うからだ。25mmF1.8 /28mmF2.8 /35mmF1.7 /35mmF1.8 /50mmF2.0 辺りがあるが、35mmは純正F1.4があるから不要だろうと言うことで、50mmはとりあえず買ってみるとして、25mmを買うか28mmを買うかはちょっと悩んだが、レンズ全長3mm長くなるだけで開放F値が1.8になるならそっちがいいなあ、と言うことで25mmF1.8 の方を買ってみた。周辺画質が若干荒れそう なのは予想できる。
簡単な印象としては近接撮影では無難によく写り 、テーブルフォトなどには開放から使えるので良好。無限遠はやはり周辺画質が破たんする 。像面湾曲も若干あるようだが、サジッタルコマフレア(この場合はメリジオナルコマフレアなのか?)の発生が顕著なようで同心円方向に像が流れる。うまく使えばグルグルボケになるのかもしれないが、無限遠気味のでグルグルってどう使えばいいのかまだよく分からない。逆光画質はお察し 。盛大にゴーストもフレアも出る。手で軽くハレ切りしてやるだけでもだいぶマシになる ので、あまりに気になるのなら深めのフードなどおごった方がいいかもしれない。個人的には、逆光のへっぽこさはそのまま活かしてフレアで表現を考えた方がいいと思う。最短距離18cm はいい。このレンズをボディにつけっぱでとりあえず何でもこなせる感じ。レンズリアキャップを装着するとユルユルで外れやすい 。フジ純正のキャップの方が外れやすく、レンズに付属してきた中華製レンズキャップの方が幾分かマシであるが、外れやすいのは結局同じなのでこの辺は何とかならないものか。ピントリングを操作しているつもりが絞りリングを操作している ことがある。絞りリングにF値ごとのクリックストップがないので、ますます誤操作に気づきにくいのだ。絞りリングにクリックストップをつけるか、ピントリングのローレットを変えればよいと思う。おそらく、この手の格安レンズはクリックストップ用の機構すら省略することでレンズ生産コストを落としていると思うので、せめてローレット加工は欲しいかな(実際、NEEWER 50mm F2.0はタクマーみたいなピントリングローレットなので、誤操作が少ない)。オーバーインフになっている ので、無限遠の風景を何気なくパチリとやるときも多少のジリジリしたピント合わせ動作が必要。カメラ本体の設定をいくつか適切に組み合わせてあると、X-T1では背面のフォーカスアシストボタンを押すことで、X-T2では後ろ電子ダイアルの押し込みで、ピント位置の拡大ができるので活用した方がいい。
と言ったところか。レンズ交換は諦めてゆるーく撮影するスタイルがいい と思う。換算37.5mmと言うことで標準と言うよりは広角レンズに近い性質のレンズなので、気楽に撮影するにはあまり悩まずに使える便利なレンズである。
以下、参考に撮った写真。
順光気味の撮影だけど、絞り開放は周辺減光と言うより周辺の色シェーディングがちょっときつい感じ。解像感もないので輪郭強調のドロドロ感がちょっときついかも。F4-5.6ぐらいに絞ると周辺減光は改善し、周辺画質もまあ妥協できる感じかな。思い切ってめいっぱい絞ってF16などにしてしまうと、Exif絞り情報が伝達されていないのでボディ内の点像復元処理が働かず、小絞りボケのゆるーい絵になってしまうのでお勧めしない。
7Artisans 35mm F1.2 
2018年2月購入。 
5ちゃんで情報をやり取りしている中で気づいて、興味を持ったので12mmF2.8 とともに購入。F1.2と言うハイスピードレンズなのにこの安さ と言うので買ってみた。
簡単な印象としては、非常に小柄なレンズ である。正直、外観の大きさならHengyijia 25mm F1.8 とどっこいどっこいの大きさ。実際にはレンズを前から見ると両レンズで前玉の大きさが全然違うのが分かるのだが。繰り返しになるが、F1.2の光学系でフィルター径43mm と言うのがまずびっくり。絞りリングの先からピントリングに向かってテーパードにすぼまる造型が美しい 。ピントリングも、細身ながら強めの梅鉢型ローレット でとても個性的。甘さを楽しむと割り切るべき かと思う。中心画質は開放でもそこそこで、絞り込むことで若干の向上があるが、良像範囲があまり広くなく、周辺画質は甘々になってしまう。ピントの山がつかみにくく 、なんとなく不安なままシャッターを切るしかない。で、実際、解像は甘目でピントの芯はあるようなのだが周囲にフレアがかったベールが出ていて非常に甘い描写になる。
と言ったところか。できれば開放で甘くとも絞り込むことでピントがキリリと立つ、と言うのが好ましいのだが今のところの印象では絞っても若干甘い感じがする。ので素直に甘さを楽しむレンズとして使うのが良いだろうか。
以下作例
				
									 
					
				
				随時更新。 ~23mm(換算34.5mm) までのレンズで検討したもの、購入したものをメモ。
標準域(焦点距離的には24mm~45mm(換算36mm~67.5mm) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(4) 標準レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 46mm~100mm(換算69mm~150mm) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(5) 中望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 100mm~(換算150mm~) まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ 
とりあえずざっくり調べた使えそうなレンズ一覧は以下の通り。10mm(FUJINON XF 10-24mmF4、SAMYANG 10mm F2.8)(2018年には8-16mmが発売見込み)、マウントアダプタを介せば一眼レフ用の8mm~ズームが一応装着できる(Xマウントのマウントアダプタは電子接点付きが基本的に無いので、一眼レフ用等を購入してもAF・絞り・手振れ補正等が利用できないのは泣き所)。※FUJI純正マウントアダプター ライカMレンズ/フジフイルムXボディ用 電子接点付が唯一電子接点がついているが、これはあくまでマウントアダプタ上にあるボタンでボディ内の焦点距離呼び出し(と歪曲やシェーディング補正)設定が呼び出せるだけなのでここでは趣旨がちょっと違う。
FUJINON XF 16mm F1.4 R WR 
2017年6月購入、2017年7月売却。 
まず最初に買ったレンズはFUJINON XF 16mm F1.4 R WR 。このレンズを選んだ理由は、『純正で換算24mmの画角のレンズだから』と言うのが圧倒的な理由。広角(と言うか超広角)レンズは換算24mmレンズをずっと基本 としてきており、過去使ったものを数えてみるにSIGMA 24mm F2.8 smc PENTAX-FA☆ 24mm F2 Panasonic DML-LX3  (ズーム広角端が換算24mmF2)Panasonic DMC-LX100  (ズーム広角端が換算24mmF1.8)妙にしっとりとした湿気のある独特の描写 だった。その後、デジタルでは丁度良い交換レンズに出会えず、高級コンデジのDMC-LX3からDMC-LX100と乗り換えつつ補完していた感じだった(DMC-LX3の広角端は、低感度番長のカメラとは言え実にすばらしい描写 だった)。
・開放F値1.4は立派 。だけどミラーレスだと絞り込んでもEVFがちゃんとファインダ内の明るさ追尾してくれるので、思ったよりありがたみは薄かった。ピントは浅いと思うが、短期間だったのでピントの薄さを活用した写真はあまり撮れなかった。最短撮影距離15cm と言うのも良く寄れるし無難。開放からEVFでもわかるほどよくコントラストが効いていて 、使いやすい。ミラーレスなので勝手に補正されている可能性もあるが、歪曲収差もほとんどない ので使いやすいだろう(フジの単焦点は光学的補正だけで歪曲収差をきちんと消し、カメラ内の電子補正にはなるべく頼らない主義らしい。聞こえはかっこいいが個人的にはそこは今更こだわっても仕方ないように思う。ミラーレスは歪曲収差は補正しやすいよう素直なカーブにして残して、他の収差低減に当てた方が楽だと思うが…例えばオリンパスの12-100mmF4は広角端で歪曲収差-10%もあるらしいが、それを問題にしてると言う話はほとんど聞かないし)。ピントリングの重さはこんなものか と思う。このレンズの場合、ピントリングを前後させることでAFとMFを切り替えるクラッチがついているが、X-T1の場合、firmware ver.3.0でAF+MFが追加になってからだと思うが、フォーカスモードSのままでシャッターボタン半押しでピントリングを動かせばクラッチがAF側でもMFが効く し、逆にフォーカスモードSでクラッチがMF側でもシャッターボタン半押しでAFが働く 。まあちょっと謎の挙動ではあるが不便ではなく、この仕様の方が扱いやすいだろう。絞りリングの重さはまあこんなものか と思うが、もう少し重くてもいいかなと思う。XF35mmF1.4みたいに軽すぎると文句つけるほどではないが。X-T1と組み合わせるにはちょっとバランスがいまいち かなあと。16mmF2のスペックでいいので、もう少し小さく(特に全長短めの)レンズを期待したい。
と言ったところか。まあ、ほぼ完ぺきなレンズ である。ゆえに僕はいったん手放すことにした。もう少し癖のあるレンズを使いたかった (イマイチ解像が低いせいなのか、妙に湿気のある描写をしてくれたFA☆ 24mm F2の幻想に僕はいまだに囚われている気がする)のと、X-T1+16mmF1.4の組み合わせで使うと思ったより超広角のインパクトが薄く、これは一度回り道で癖のあるレンズやもっと広角のレンズを試して みた方がいいなあと言う結論に達したからだ。
以下、参考に撮った写真を(あまり良い出来ではない)
SUPER WIDE-HELIAR 15mmF4.5 (L) 
2017年7月購入、 
マップカメラの中古をたまたま眺めていたら3万円未満の品を発見してしまったので購入。外付けファインダー無しなのでこの値段なのかも。どっちみちFUJIFILM純正Xマウント→Mマウントアダプタ 、Mマウント→Lマウント変換リング とかみ合わせてちゃんとファインダ内で像確認できるので問題なし。SUPER WIDE-HELIAR にはLマウントの初期型(I型) 、Mマウント化して距離計連動・フィルター装着可能になったII型 、Eマウント/Mマウント用が出て光学系も新しくなったIII型 とあるが、II型は大きく重くなり最短撮影距離も伸びてしまっているので、ミラーレスのカメラでマウントアダプタ遊びで使う分にはI型の方がいいと思う。
Mマウントアダプタは純正品 がちょっと高いものの焦点距離設定にダイレクトにアクセスできるボタンがつく ので良い。って言うか、この焦点距離に直接アクセスできる機能、ボディのFnボタンに割り当てできれば純正マウントアダプタいらないのだけど…。
もし純正品を買わないにしても、安物よりもちょっと頑張ってヘリコイド付きで近接撮影ができるタイプのマウントアダプタ を買った方がいいと思う。
LマウントをMマウントにするアダプタはK&Fの安物を買ったが、結構ゴリゴリしてる。もっと高級品を買うと滑らかなのかは不明。今度機会があったら試します。『28/90mm用』『35/135mm用』『50/75mm用』 があるが、どれでもいい。そもそも15mmにはどれも対応しないし、X-T1はレンジファインダじゃないので。
購入したものは、フロントレンズキャップがブカブカだった。のでサードパーティのレンズキャップを買ってみた。ノギスを引っ張り出すのが面倒で定規で適当に測ってみたら40mmぐらいだったので、40.5mmと39mmを買ってみて装着してみたが、39mmでも若干キツイかも。SUPER WIDE-HELIAR 本体に直付けのフード部分の内側に内面反射防止用に、水平にギザギザ加工がしてあるのでそれに引っかかってうまく装着できない。また、内付けタイプのレンズキャップは押し込むとレンズの前玉に当たっているような気がしなくもないので、純正フードないし本体直付けフード部分の外周ないしに何か当て布をして使う方がいいかもしれない。
マウントアダプタを使うときは、L→Mアダプタは本体に装着しっぱなしでMマウントアダプタにバヨネット装着するのがいいかなと思っているのだが、こういう使い方をすると普段のレンズリアキャップは付属品のLマウントキャップでは都合が悪く、Mマウントキャップでないと困るのでこれも忘れず準備したい。なお、最初付属品には厚めのLマウントリアキャップが付属していた。このレンズが結構後ろ側に飛び出しているからだと思うが、Mマウントリアキャップは通常品を買っても別に後玉が当たっている様子はなかったのでそれを使っている。
使ってみた印象としては画質は相当に落ちる 。フルサイズ画角のレンズのAPS-Cサイズ部分を使っているだけだし、開放F値も4.5と低めなのにXF16mmF1.4の開放と比較しても目も当てられないへっぽこさである。周辺が流れるのは言うまでもないが、中心でしっかりピント合わせをしても解像はXF16mmF1.4の開放に全く及ばない。まあ、でもこのぐらいヘッポコだと気軽に使えると言えなくもない。片ボケ かなと思ったが、まあ四隅全部悪いことは悪いのでこんなものなのかもしれない。四隅全部悪いのは無限遠風景でも近接でも同じ。周辺部の画質低下は像面湾曲の影響が結構大きい ことが分かる。味の範疇で我慢 していいかなと思う。一括で補正かけても絞り値が変わったり順光・逆光等で変わってしまうだろうから、うまく補正しきれないだろうと思うし。って言うか、この補正ってSUPER WIDE-HELIAR で使わなかったらどのレンズで使うんだろう。もはやULTRA WIDE-HELIAR ぐらいになってしまうが…。倍率色収差が若干あり 、周辺部の明暗差が大きいところで縁に色づきがみられる。って言うか、カメラ内で歪曲収差補正ができるのならなぜ倍率色収差補正機能がないのだろう? と疑問に思う…。27インチモニタがいっぱいになるぐらい かな)。操作性は良い 。絞りリングのクリック感はしっかりしているし、軽めの操作感だけど不満はない。ピントリングも軽めだけど、そもそも小型のレンズなので当たり前か。グラつきなどは皆無なので操作感が軽くても不満は感じない。
と言う感じか。XF16mmF1.4と打って変わってヘッポコレンズ である。画質的にはものすごく妥協して使うべきレンズ。ただし、このレンズの魅力は言うまでもなく「小さく軽い」こと である。これだけ軽量ならバッグの隅っこにポイポイ放り込んでおけるので、ほんと楽ちんである。こっちのレンズはそんな手抜きをしつつちょいといじって遊ぶ小生意気なレンズと言った感じだろうか、僕にはこの方が相性に合ってるかな。
作例は現在まだ増やし始めているところ
その後、やっぱり無限遠での像面湾曲と言うか片ボケと言うかが気になるので、一度購入したマップカメラ経由で修理に出している 。マップカメラとしても、これは片ボケより像面湾曲の影響の方が大きいのではないか、と言う見解なので治るかどうか、現在待機中である。解像の調整、およびピントの調整 」となっていた。
で、修理後の写真はこんな感じ。片ボケの症状はほぼ収まって 、左右で流れ方の割合はほぼ均等になったと思う。像面湾曲がある ので、像流れが完全に解消したりはしないが、この程度なら遊べる性能にはなったと思う。
FUJINON XF 14mm F2.8 R 
2017年8月購入、 
と言うことで、SWHが不在の間にもう一本レンズを試してみようと言うことで、FUJINON XF 14mm F2.8 R を購入してみた。Touit 12mmF2.8 を買うか少し悶絶して悩んでみたが、Touit 12mm はでかい。XF 16mm で大きいのが不満と言っていた人間に納得できるかは非常に疑わしかった。最短撮影距離が18cmでもう一声足りない 、開放F値2.8でもう一声足りない 、と言うのは同じ。XF 14mm にすることにした。Touit 12mm の換算18mmの超広角が使いこなせる気がしなかった、と言うのも若干ある。
と言うことで、少し使ってみた感想。XF 16mm より解像は高い気がする。けどXF 16mm ほどカリカリ感はなく、穏やかに細く解像しているような印象。近接撮影の際に、後ろボケに入る始め辺りにごくわずかに二線ボケがあるが、無理に出そうとしない限り目立つことはないだろう。XF 35mm F1.4 レンズに52mm→58mmのステップアップリングとCPLフィルタを装着してあるのだが、これだと全長がXF 14mm とほぼ同じになり、ぱっと見た目にはXF 14mm とXF 35mm が区別つかないんじゃ、って言うぐらいサイズ感が揃って、これはこれで使いやすい。確かに、両方ともXマウントレンズラインナップ初期のころに出たレンズなのだが、そういうサイズ感も揃っているレンズだったので先行して登場した側面もあるのだろう。XF 35mm と似ている。最大の違いは、こっちのレンズはMF切替のクラッチがついていることなのだが、結局のところX-T1/X-T2 ではAF+MF機能を使ってフルタイムMF的な利用をするときにはどっち使ってもあまり大差はないわけで。ただ、XF 35mm とXF 14mm でピントリングの回転角が全然違う のはちょっと問題。って言うかXF 35mm の方がおかしいのだけど。
以下作例。※なお、XF16mmの作例はX-T1で撮影していたがXF14mmの作例はX-T2で撮影しているので、等倍鑑賞とかで比較する時は画素数・解像度に違いがあることを考慮してください。 
7Artisans 12mm F2.8 
2018年2月購入 
これは5ちゃんで情報やり取りしている中で偶然知って、なかなか興味深いスペックなので買ってみることにした。対抗馬としてはTouit12mm 、Samyang12mm あたりになる。Touit12mm は言うまでもなく高画質かつAFのレンズだが、如何せん大きく重く、値段が高い。Samyang12mm は開放F値がF2と明るいのは魅力だが、ちょっと大きく値段もそれなりにする。比較して7Artisans12mm はバーゲンプライスかと思うほど安いところが魅力かな。
7Artisans はサイトを見るとShenzhen 7artisans Photoelectric Technology Co., Ltd 7種類のレンズを出している のがウリのようだ(だから7 artisansなのかと思う)。50mmF1.1 はフルサイズをカバーしているレンズで、これが一番のウリらしく(主にMマウント押し)国内でもいくつかレビューを見かける。フルサイズで使うとメリジオナル方向の補正が甘いのか、放射状にボケが出やすいらしく結構な癖玉扱いされている(ハイスピードレンズなので癖玉上等なのだろう)。また、サイトに載っている25mmF1.8 は僕がHengyijia ブランドで持ってるものとほぼ同一らしく、新興の中華ブランドは互いにOEM供給しあってラインナップを維持しているんじゃないかなあと思う(Xマウントは用意されていないがKAXINDA の35mmF1.7 なんかは何度もマイナーチェンジで光学系変更されているらしく、その辺の仕様違いを調べたり使ってみたりするのも結構遊べそうな感じである)。
購入はamazon.co.jpからなのだが、発送は中国からの郵送となり、10日ほど要した 。これでも発送早い方らしい。下手すると一か月は待つ覚悟が必要。
簡単な印象としては
・まず外観、もっとプラスチッキーなレンズかと思いきやなかなかこれがしっかりした金属製の鏡胴 である。唯一、レンズキャップがプラスチック製なのだが、固定式のレンズフードに噛みあうように成型したらまあ金属製でと言うわけにはいかないかな。Hengyijia に比べるとマウント座金が厚みのある金属で(多分Eマウントとマウント座金交換のみで共用するためにXマウント用は厚めになっている)、重厚感がある。絞りリングにはクリックストップは無し 。やや重めのねっとりとしたトルク感 がある。どっちのリングもローレットの模様は同じなので操作時に間違えそうな気はするが、実際のところ配置やピントリングの厚みなどを見る限り間違えることはなさそうだ。SWH15mm と同じような花形の固定フード (もちろんこれも金属製)は作りもしっかりしていて素晴らしい。レンズ最前面は出目金タイプ で、汎用レンズキャップは使えない。一応サイズとしては58mm径なのだが、装着するとレンズにぶつかってしまう。良像範囲がわりと広め で、ごく周辺部までそれほどの画質低下はない。端の方は若干流れるような描写の傾向はあるが、まあこんなものだろうと思う。周辺画質も中心画質も絞ってもそれほど変化を感じない。像面湾曲はほとんどない ようだ。画面中心でピント合わせした後、画面周辺部を拡大してピントのずれがあるか確認したが、特に問題はなく画面中央とピント面は同じだった。
と言った感じだ。総じて外観がよく高級感は申し分なく、画質はカリカリではないものの納得できるレベル。絞りによる画質変化は少なく、あまり積極的に絞らずとも良さそうな感じだ。
以下作例。
FUJINON XF 10-24mm F4 R OIS 
2018年3月に1日レンタル 
これは3月に東京に行った際に六本木のフジサービスステーションで一日レンタルをしてみたレンズ。個人的には好みの超広角焦点域が改めて分かるのかなあと思って使ってみたのだが、どちらかと言うと基本は10mmF4レンズとして使い、気になった時に少しズームする、程度の使い方しかできなかった。それはそれで便利なのだけど、どうも僕はズームレンズはうまく使いこなせないようだ。
簡単な印象としては
以下作例。
				
									 
					
				
				X-T1の情報を集めた雑誌やムックなど、簡単に感想とともに。
・FUJIFILM X-T1 FANBOOK (impress デジタルカメラマガジン ムック) 電子書籍あり。 
・FUJIFILM X-T1 スーパーブック (Gakken CAPA ムック) 電子書籍あり。 
・FUJIFILM X-T1 WORLD (日本カメラ ムック) 電子書籍なし。 
・FUJIFILM X-T2 WORLD (日本カメラ ムック) 電子書籍なし。 
・FUJIFILM X-Pro2 WORLD (日本カメラ ムック) 電子書籍なし。 日本カメラのWORLDシリーズのムックが一番良い と思ったので、Proシリーズの物も買ってみた。
・FUJIFILM X-T2 PERFECT BOOK (CAMERA magazine エイ出版社 ムック) 電子書籍あり。 
・FUJIFILM Xマウントレンズ PERFECT BOOK (CAMERA magazine エイ出版社 ムック) 電子書籍あり。 
・アサヒカメラ 2012年7月号 (ヌード特集) 電子書籍なし。 
・アサヒカメラ 2014年9月号 電子書籍なし。 
・アサヒカメラ 2017年3月号 (桜風景特集) 電子書籍なし。 
・アサヒカメラ 2016年8月号 (都市を撮る特集) 電子書籍なし。 
・アサヒカメラ 2017年8月号 (いま評価される風景写真とは?特集) 電子書籍なし。