ストラップはピークデザインに統一することにした

数ヶ月前からなのだけど、ストラップをPeak Design(ピークデザイン)にほぼ統一したので、その紹介を兼ねて簡単に記事を。

僕の場合、カメラのストラップはネックストラップが苦手で、ハンドストラップを基本に使っている。以前はアルカスイスタイプのプレートをReally Right Stuff(RRS)から購入して、そこにCamdapterのハンドストラップを装着していたのだが、現在のFUJIFILM X-T2にはアルカプレーとやらCamdapterのストラップやらはゴッテリしすぎだし、重すぎだし、と言うことでさらに昔に買ったArtisan&Artistのハンドストラップを装着していた。

が、少し前にPeak Designがストラップetcをマイナーチェンジして、アンカーが細身のケーブルになり、X-T2のような三角環取り付けタイプのストラップ金具にも三角環を経由せず直接装着できるようになったので、そっちに変更することにした。この方が、何かあった時にストラップをネックタイプへ変更するのも楽だし。

と言うことで、以下の物を購入した。

CuffハンドストラップLeash一番細身のタイプのネックストラップになる。なお、もともとSlide Lightと言う中太のストラップも持ってはいたが、これは第二世代。昨年の後半にリリースされた第三世代とは多分微妙にスペックが違う(互換性はある)。
基本的には、今Peak Designの商品を買う場合は商品の型番を見て、最後に3がついている第三世代の物を購入した方が良いCuffならCF-AS-3だし、LeashならL-AS-3だし、Anchor Links(カメラに装着するアンカー4本と他社製ストラップを装着できるリンクス2個のセット商品)ならAL-3になる。間違ってもAL-2などを買わないこと。
※なお、Peak Designのネックストラップは、一番厚みのあるSlide、やや細身のSlide Light、細身のLeashとある。Leashのみストラップの伸縮の機構がちょっと違うが、使い勝手でそれほど大きな差はないと思う。

基本は、カメラ側にアンカーと呼ばれる黒いひも状の部品を取り付けた後、アンカーの反対端にあるプラスチックリングをストラップに取り付ける。


これがアンカー。Peak Desginの三代目のマイナーチェンジはこの紐の太さが変わったことが大きな変化で、二代目までのアンカーだとストラップ基部に直接このようにアンカーを装着するのが困難で、三角環を経由して装着する必要があった。


これがアンカーにカフを装着した写真。Cuffは輪っかの中に手首を通して使用する。ただの輪っかではなくて、6の字状になっていて手首に通す輪っかの部分は伸縮できる。が調整できてもあまり便利でもないので、Cuffの紐をめいっぱい引っ張るとCuffのストラップ取り付け基部の段差が引っ掛かって基本的に輪っかの調整ができないように固定される(説明が分かりにくいか)。


Leashはこんな感じ。右肩のアンカーと、そこにアダプターを介してのアンカーとで装着するスタイルにしている(左肩は使用しない)。

で、せっかくなのでこの底面に付けるアダプターについて少し追求してみた。Leashに付属で付いてくるアダプターは小柄で軽くていいのだが、装着に六角レンチが必要になる。その六角レンチを持ち歩くのが邪魔なので、レンチなしで装着できる方法を少し考えてみた。


まず最初につけてみたのが、旧型キャプチャーに付属していたネジ(単品としてPDS-2と言う名称で売ってもいた)。これは手回しで装着できる…のだが


これはもともと厚みのあるプレートを挟み込むことを想定して作られているので、こんな風にカメラ底面との間に隙間ができてしまって具合がよくない。


次にやってみたのが、C-Loop 回転ストラップマウントを使ってみると言う方法。

これはこれで悪くないのだが、ちょっとかさばるかなあと…。かつ、ここに自由度があってグルグル回転するのは、僕の場合あまり具合よく感じなかった。


そこで、次に中華パチモンのキャプチャーのネジを使ってみることにした。なお、プレートに関しては薄く軽い方がいいのでキャプチャーv3のマウントに差し替えるのだが


これは微妙に干渉してしまって装着できなかった。まあプレートの方をキャプチャーの旧型やパチモンにしておけばいいのだが、ちょっと納得いかなかった。

そこで、次に単品のネジを買ってみた。

これはプレートに干渉することもなく装着できて、これでいいか!となったが


これは残念ながらネジの深さがありすぎて、プレートが固定されず空転してしまった。

さらに諦めきれずに

最期にこれを装着してみたらうまくいった。


ギリギリ干渉せずに装着もでき、プレートの空転もしない。ネジ頭の厚みでプレートをキャプチャーに装着する際にもギリギリ干渉しなかった。
ので僕はこのセットを使うことにしている。

いろいろ無駄にネジ変遷してしまった。

なお、

こんな風にネジの手回しリング部分にアンカーを装着するのはやめた方がいいだろう。どう見ても強度が足りてない。

おまけ。

アンカーは何もカメラ用品限定ではなく、いろいろ使える。スマホのストラップ代わりにしても良い。僕の場合、Walkman NW-ZX300にも装着している。普段はリングストラップ代わりに使って、必要なときにはカメラバッグ側にリンクスが装着してあるのでそこに装着して落下防止にしている。

FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー

随時更新。
X-T1/X-T2用に購入した望遠レンズのレビューエントリ。焦点距離的には100mm~(換算150mm~)のレンズで検討したもの、購入したものをメモ。

超広角・広角域(焦点距離的には~23mm(換算34.5mm)までの)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(3) 超広角・広角レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
標準域(焦点距離的には24mm~45mm(換算36mm~67.5mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(4) 標準レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
中望遠域(焦点距離的には46mm~100mm(換算69mm~150mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(5) 中望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
特殊効果レンズのレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ

以下、とりあえずさっくり調べたレンズ一覧。例のごとく、一眼レフ用レンズは数が多いので除外、L/Mマウントレンズは1990年代以降の新しめのレンズ(ライカ純正を除く)を掲載。
調べた結果、135mm画角のレンズは多少あるかと思ったが、比較的最近に発売されたレンズにはほぼなかった。本当に古い、レンジファインダー全盛のころの(50年以上前の)レンズならありそうだが、さすがに調査も面倒なので省略してある。
最近受注生産で発売されたSPEEDMASTER135mmは…フジはGXマウント(中判用)でラインナップしていてXマウントではなかった。

XC 50-230mm F4.5-6.7 OIS II

2017年9月購入。

結局のところ、望遠側はフジ純正からどれを選ぶかになってしまうんじゃないか?と思う。昨今噂のある、ボディ内手振れ補正がフジのカメラボディにも搭載されれば選択肢はだいぶ広がるだろうが、現状では適当な(一眼レフ用等の)望遠レンズを装着しても手振れが酷くて歩留まりがかなり下がってしまうのでは?と思うからだ。
その純正の中でも、とりあえず大三元クラスの明るい望遠ズームか、トリやヒコーキがメイン被写体になるであろう超望遠ズームか、と言う選択肢は明確に定まり、あとは通常の望遠レンズであるXF55-200にするか、廉価版なXC50-230にするか、程度の選択肢しかない。僕は少し悩んだが、軽いXC50-230にすることにした。将来的にはXF100-400も買って望遠二台体制を目指してもいいかなあと考えての事だ。一本で済ますのならXF55-200の方がいいんじゃないか?と思う(後述するが、特にXC50-230動体に向かないのでXCだけで完結させるのはちょっと厳しそうでもある)。

そんなレンズだが、軽く使ってみた印象としては
・レンズは言うほど安っぽくはない。90年代のダブルズームセット付属の商品とかのがよほど安っぽかった。
・絞り操作がボディ側のダイヤルになってしまうのは、やはり若干違和感。XF55-200の方がその辺の違和感なく、使いやすいだろうがまあ妥協。
・望遠端がF6.7と暗いが、EVFで覗いている以上、レンズの暗さと言うのは存外に意識されない。一応OISがついているので若干の手振れ限界引き下げもできるし。
・ズームリングの操作は若干重いが、途中でトルクが変わるようなこともないので合格レベル。
AFが遅い。広角端の50mm付近ではまあ不満ない速度でピントが合うが、望遠端の230mm付近ではヨッコラショ、と言う感じでのんびりフォーカスが合う。正直動体には使えないと思うレベル(僕は動体撮影なんてほぼやらないので構わないが)
・AF駆動音は存外小さい。シャッター音の方が賑やかなぐらいにはAF駆動音は静粛なので、別にLMレンズじゃなくても我慢できるレベル。
・描写はカリカリではないが、これだけ解像してれば充分じゃね?レベル。広角端であまり寄れないのは若干不満だが、望遠端でだいぶ撮影倍率が稼げるので我慢できるレベル。
と言った感じ。とにかく最大の欠点は望遠端でAFが遅い、である。それをあまり気にしなければ、軽いしちょっとしたお出かけの時にバッグの中に入れておける良いレンズ。もう少しコンパクトなら言うこと無しではあるが。

以下作例。


広角端遠景の描写。焦点距離50mm、絞りF8。
アニメ「あの夏で待ってる」で有名な「あの浅間山」ポジションから撮影した(本来は夏場に撮影するものだが)。これだけ解像してれば充分だと思う。これ以上解像させようとすると、フジの場合ポップコーンノイズが発生しそうだし。


同じく望遠端遠景の描写。焦点距離230mm、絞りF6.7。
開放でこんなもん描写すれば充分じゃないか?って感じ。浅間山山頂付近の噴石と思われる石も何となく確認できるし、これ以上の解像を求めるのならそもそもカメラ自体をGFXとかD850とかにした方がいいんじゃないか状態。
周辺減光がほんの少しあるが、F8に絞れば気にならなくなる。


今度は近接テスト。焦点距離50mm、絞り開放。
いつもの通りモミジで近接撮影テストしたが、広角端ではここまでしか寄れない。大いに不満あるレベル。また、背景の玉ボケを見る限りレモン状の口径食は相当強く出るようである。まあボケを期待するレンズではないのでそっちは問題ない。


同じく近接撮影、焦点距離230mm、絞り開放。
望遠端で寄る分には結構撮影倍率を稼げる。このぐらい撮影倍率あれば不満はないだろう。描写は若干甘いが、手振れの影響が若干入っていると思う。
ボケの輪郭に変な色付きなどはないようだ。


逆光テスト? 焦点距離230mm、絞り開放
クモの巣を見つけたので逆光の中で描写させるとどうなるかなあと思ってやってみたけど、朝露がついてる時間帯とかではなかったので、大した写真にならなかった。むしろ、僕のX-T2のマウント内側の遮光部分に若干焼け焦げが発生してしまったのだが、原因はこの写真を撮ったせいだと思う…(サードパーティの古レンズとかもいろいろ使っているのでそっちが遮光焦げの原因の可能性ももちろんあるが)。OVFじゃないから太陽覗いても大丈夫だぜ!とかはあまりやらない方がいいらしい。


望遠端、絞り開放
このレンズを手に入れたのがちょうど秋口だったので、暇なときはしょっちゅうトンボを撮影して遊んでいた。がトンボの顔になかなかピントが来なくて、どうしても羽根にピントが来てしまう。こんなヘッポコな被写体でも存外に難しいものだなあと思った。まあいくらでも撮影できるので楽しいけど。
ところどころでボケ発生し始めのところで二線ボケの傾向があり、小さなリング状のボケが確認できる。まあそこまで描写を要求するのは酷だろう。


広角端、絞り開放
北陸新幹線、多分あさま。この時は連射を試そうと思って、この後遠ざかっていく新幹線に望遠端に変えて連射したらカメラがフリーズした…。連射でフリーズする現象にはその後カメラのファームウエア更新で対策がなされたようだが、ちょっと驚いた。

FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー

随時更新。
X-T1/X-T2用に購入した特殊効果(特殊ボケ・解像しない・マウントフィルターレンズ・フィッシュアイ)レンズや、そのほかエクステンションチューブなどのメモ。

超広角・広角域(焦点距離的には~23mm(換算34.5mm)までの)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(3) 超広角・広角レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
標準域(焦点距離的には24mm~45mm(換算36mm~67.5mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(4) 標準レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
中望遠域(焦点距離的には46mm~100mm(換算69mm~150mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(5) 中望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
望遠域(焦点距離的には100mm~(換算150mm~)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ

とりあえず使えそうなレンズ一覧は調査中。

Pixco CCTV 25mm f/1.4

2017年9月購入。

Cマウントのレンズ。Cマウントのレンズは高確率でFUJIFILM-XマウントSONY-Eマウントには実用にならないと思っていて支障はない。基本はPENTAX-QマウントNIKON-1マウント、せいぜいmicro4/3マウントで使う程度しか写野がないからだ。Xマウントには変換アダプタが存在しているので一応装着は出来るものの、盛大に周辺がケラれる。まあそのケラレを前提で遊ぶためのレンズだ。高価なレンズで遊ぶのは勇気がいるけど、このレンズならマウントアダプタが付属して3000円程度なのでそんなに悩まずとも済むし。

で、使ってみた感想は
・見た目も操作感も超安っぽい。基本は産業用とかに使うレンズだと思うので、まあそこそこがっちりと強度はあるかと思うが、安っぽいのは事実。
ピントリング・絞りリングは固め。基本は固定焦点っぽく、あまり頻繁に変更することを想定していないのだろうなあと言う感じの硬さ。絞りリングが前側で妙に太く、ピントリングが根元側で妙に手前側過ぎるので、ピント合わせをしているつもりが絞りリングをグルグルしているだけだった、と言うことがしばしば。
盛大にケラれる。開放側はケラレの境界線が若干あいまいで、その分撮像範囲が広いように感じられなくもない。絞り込むとケラレの境界がしっかりと見えてしまうので、ただのケラれた状態の写真になり、使い道がほとんどない。開放側で、トンネル効果だと言い張る方が無難
・解像はこんなしょぼしょぼレンズのわりに中心はそれなりに解像していると思う。いや、何が写っているか分かるよ、程度のものでカリカリの解像とかはしないのだが、そもそもそんなに解像しても仕方ないレンズなので気にする必要はない。周辺は見事にグルグルボケになる。
・逆光性能はしょぼい、と言うか逆光ですらない、順光状態でもなんか画面全体モヤモヤしているような感じもうけるので、逆光性能とか気にする必要なし。
と言った感じ。
もともと、Helios 44-2にグルグルボケを期待して買ってみたところ、思ったより優等生な写りでした、もっとグルグルな奴が欲しいなと思って買ったところが無きにしもあらずなので、このぐらいの性能で僕は充分。このレンズをクソ玉と思うか癖玉と思うかは個人の感想の意見の相違の範疇だろう。

以下作例。


グルグルボケのコスモス。絞り開放、最近接はもう少し寄ることができる。周辺は全く写っていないのだけど、トンネル効果と言い張る。ボケはグルグルはしているものの、輪郭強調とかはなく存外に素直なので頭の中で思い描くイメージを外すことがなく、扱いやすい方だと思う。
周辺が真っ暗な分、評価測光でも中央は露出オーバー気味になるので、あらかじめ露出は若干マイナスに振っておく方がいい。


僕の撮影スポットの近隣では彼岸花が咲いている場所がどうにも見つからず、半ば諦めかけていたら偶然見つけたので撮影できた。絞り開放、最近接はさらにもうちょっとだけ寄れると思う。ボケがいうほどざわついていないのが分かる。密集して咲いていたので後ろの彼岸花もすぐ近くなわけだけど、意外によくボケている。
周辺まで明るい環境だと、こんな風にトンネル効果ではなく周辺減光&ケラレなんだなあとはっきりばれてしまうので、その辺は構図に工夫が必要。


だいたい遠景 開放F1.4


同じく、F2.8ぐらい


同じく、一番絞ってF8ぐらい? もう少し絞れてそう

絞り別の解像と周辺の写り方の作例。画面中央のビニールハウス辺りでピントの山を取ればよかったが、確か記憶ではその後ろの山(浅間山)でピントを出したような気がするのでF1.4では画面中央でもボケボケになってしまっている。
遠景ではケラレの効果が大きすぎて、絞り開放でもとてもトンネル効果と言い張れない惨状だが、それでも開放付近ではケラレの境界付近の落ち込み方が多少緩やかで、絞り込むとケラレがはっきりと目立つと言うのはわかるかと思う。
このぐらい解像してくれるのなら、ケラレが目立たないだろうmicro4/3辺りならもう少し実用になるかもしれないが、まあそんな中途半端な描写を求めても仕方ないので潔く近接開放写真専用のレンズと思った方がいいと思う。背景もガンガンボケてくれるので、開放で使って全然問題なし、多少絞り込むとしてもせいぜいF2.8ぐらいまでの範囲で使うのが良いかと思う。

PENTACON AV 2.8/80 MADE IN G.D.R.

2017年11月購入。

このレンズは、ヤフオクで購入した。バブルボケで有名な、Meyer Trioplanの派生レンズ。確か、メイヤー社が後にオプティコン社に吸収されて、オプティコン社名義でトリプレットレンズをいくつか発売している。これもそんなレンズで、さらに言えばカメラ用のレンズではなく、プロジェクター用のレンズをM42マウントに移植したものなんだそうだ。
トリオプランバブルボケが見直されて数年前から人気が出ているレンズで、復刻レンズまで登場したのだが、如何せん高い。50mmのトリオプランなら5万円前後で入手できるようだが、100mmのトリオプランだと旧製品で10万弱、復刻品だと10万を軽く超える値付けがされていて、ちょっと手を出しにくい。が僕が入手したこのレンズは1万ちょいの値段なのでかなりリーズナブルな購入だった。さっきも書いたように元プロジェクター用のレンズなので絞りリングは省略されており、F2.8専用のレンズになっているのだがバブルボケを楽しもうと思ったら絞る必要性なんかないわけで、これで充分である。また、焦点距離80mmと言うのも使いやすい。おそらく、焦点距離50mmはm4/3でないと狙いの大きなバブルボケは出ないだろう。100mmならフルサイズでも充分行けると思う。僕の入手したレンズもフルサイズでも余裕のイメージサークルがあるようだがAPS-Cで使っても悪くない感じだ。

バブルボケは、背景にある点光源が写りこんだときに大きく丸く玉ボケになる際に、輪郭がきれいに縁取られ、リング状にも近くなるボケ。基本的に球面収差がオーバーインフに設定されているときに発生し、普通のボケとしては二線ボケの原因にもなるのでどちらかと言うと敬遠される。がトリオプランなどのトリプレットレンズでは顕著すぎてバブルボケはかえって見事で、作画効果にちょうど良くなる。一部の超望遠で使われるミラーレンズ(カタジオプトリック光学系)はレンズ(ミラー)中心を使わないので完全にリング状のボケになるが、それとは若干作画効果が異なる。

以下作例。さっきも書いたようにこのレンズは絞れないので開放作例のみ。


紅葉の風景でバブルボケを出せないか軽くテスト。基本的には、逆光気味の背景で木漏れ日をいれるバブルボケになるのだが、意外と取り込むのは難しかった。
この作例のように前景も背景も赤、ではなく例えば前景は紅葉だけど背景はまだ緑、とかにした方がボケが目立っていい結果になりそうだ(この撮影の時もそう言うポジションを探したがあまり良い場所がなかった)。
また、このレンズの場合、最初にバブルボケありきなので、まず背景のバブルボケの大きさがちょうど狙い通りになるようにピント位置を定め、そのピント位置に前景が来るように調整するような、構図を考える時に逆転の発想をする方がうまくいくような印象だった。
なお、前景のピントはどこにあっているのだかいまいちよく分からないが、そもそもこのレンズ、ソフトフォーカスレンズと言っても差し支えなさそうな解像の甘さなので、その辺は妥協が必要。


銅像でポートレートっぽいものの作例の代用。この銅像は大人の女性よりは若干小さく、小学校高学年の子供ぐらいのサイズか。
見ての通り、ポヤポヤの解像である。ソフトフォーカスレンズと言うにはもう少しフレアがのらないと物足りない中途半端さ。また、背景のボケは当然のことながら二線ボケの影響を受けてガサガサした印象になるので、こういうシチュエーションではあまり使えるレンズではない。


同じく、銅像でバブルボケと両立できないか試してみた作例。実際の人間の顔より小さいであろう銅像でも構図に入りきらない感じなので、ちょっと厳しい感じ(顔が入りきったり、上半身だったりの構図だとバブルボケが小さすぎてインパクトがイマイチになる)。


逆光で一番厳しそうなシチュエーションの作例。画面ギリギリ外に太陽があるシチュエーションが一番フレアがのるが、それでもこの程度なのでマシな方かと思う。そもそも解像がポヤポヤなのでフレアがのって解像がさらに甘くなっても大差がない。


ここからは、このレンズが真価を発揮するイルミネーションの写真。バブルボケはいくらでも出るし、もうイルミネーション撮影で夢中になれること請け合い。やはり、前景に何かオマケを置くのが肝要かと思われるので、撮影スポットによっては前景用になにか小物の被写体を持っていくといいかもしれない。
こうしてみると造花の生地の感じなども一応写っているので、近景なら多少は解像しているのかも。


これは作例と言うか、前ボケの出方のサンプル。球面収差がオーバーインフなので、前ボケは芯のある結構きれいなボケになってるのかと思ったら、なんとも微妙な感じだった。まあイルミネーションじゃなく日中の撮影でなら前ボケを活かすシチュエーションはある…のかもしれない。


これは後ろボケ、バブルボケのサンプル。ボケのサイズが小さめだと、若干の口径食の影響が出るらしく、周辺部のは円形が崩れている。とは言えそれほど目立つレモンボケでもないので、このぐらいのボケサイズでも十分使えると思う。


バブルボケのサンプル、さらに。ボケのサイズが少し大きくなると、口径食の影響が目立たなくなるのが分かる。さらにボケが大きくなるともっと目立たなくなるけど、それは省略。

FUJINON XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro

2017年12月購入。


マクロレンズはレビューの中でどこに書けばいいんだかとも思ったけど(中望遠のジャンルでも良かったか?)、まあ特殊効果レンズのレビューで紹介。発売されたばかりなうえ、発売時期が11月だったか、紅葉ですら終盤じゃないのか状態の中での発売なので初動は存外低調だったんじゃないかと思う、このレンズ。花咲く季節に出してればもっと初動大きかったんじゃないかなあ。現時点では国内レビューあんまり多くないようだ。
フジの純正マクロレンズとしてはこのレンズの他にFUJINON XF60mm F2.4 R Macroがあるのだが、初期の発売でハーフマクロまでしか対応していない・手振れ補正に対応していない・代わりに結構小型軽量XF60mm、満を持しての発売で当然等倍撮影まで対応している・手振れ補正にも対応している(しかも5段分!)・けどめっちゃでかい重いレンズであるところのXF80、と二つのレンズのキャラクターは結構違うので冷静になって考えればどっちのレンズを買うべきかはそれほど悩まずに済むと思う。個人的には、とりあえず撮影の幅を広げるためにバッグの片隅にマクロレンズを置きたい人はXF60を使えばいいし、日常の撮影がマクロ撮影が主体で多少のデカ重に耐えられる人はXF80を買えばいいと思う。最初このXF80を買う前は「XF60はいくらなんでも初期発売だし手振れ補正もないしなーないよなー」とか思っていたが、XF80を買って思ったのはこっちはデカ重で持ち歩くのが明らかに苦行なので、確かに撮影は楽になるかもしれないが、そうそういいレンズってわけでもないぞ、って事だった。

とまあざっくり書きつつ簡単な印象を列記すると
でかい。重い。手持ちのXC50-230より若干長く、だいぶ太いのはびっくりした。重量も言うまでも無し。このレンズ、レッドバッジシリーズに入れるべきだったんじゃなかろうか(レッドバッジはズームだけなのか?)
・通電をしないで持ち歩いていると、O.I.S.ユニットが中で動いているんだろうが若干ゴロゴロ感あり。XF18-55XC50-230ではこんなにゴロゴロしない。O.I.S.ユニット自体が結構重そうだぞ、と言う印象をうける。
通電中も微妙にゴロゴロと言うかモーター音だと思うがうるさい。野外で使ってる時は気にならないが静かな室外で使っていると、「お、意外に音が出てるな」と言う印象を持つ。
AF速度はそこそこ。通常域はXF35mmF1.4ぐらいのイメージで、爆速ではないがまあシュッとあってくれる。マクロ域はピント合わせをしている間にファインダの中でピント合わせに伴ってボケの大きさが変わっていくなあ、と分かる程度の遅さ。これはまあ仕方ないところか。なお、明るい野外で使うほうがピント合わせは速く、やや暗めの室内だとX-T2の位相差素子が効いていないのかノロノロである。
・ピントリングが全体の半分ぐらいの幅を占めていて、レンズ前部分はただ掴むだけの稼働無しの部分なんだけど、ここもピントリングが占拠していた方がかっこよかったんじゃなかろうか。さらにレンズキャップを装着する先端はもう一段細くなっており、なんかデザインはちょっとかっこ悪い気がする。
ピントリングのトルクはやや重め。まあレンズの大きさからすればこのぐらいの感触が妥当なのかな。がピントリングの回転角はどうかと思う。最近接から無限遠までピントリングを三周ぐらいする。微調整がしやすいかもしれないが、ピントリング回すのめんどくさすぎ。せいぜい二周でいいと思う。このレンズに限らず、フジのレンズはピントリングの回転角を大きく取りすぎだと思う。所詮電動エンコーダなので、回転角の感度を調整できる項目がボディ内にあればいいんじゃないかと思う。
絞りリング、トルク重すぎ。よっこいしょと回転しないといけない。こっちもただの電動エンコーダなのだし、なぜフジノンブランドのレンズ全体でトルク統一できないのだろうか。
OISのON/OFFスイッチ、焦点レンジ変更スイッチは結構硬めで、これは良い。手持ちのXF18-55は軽めでバッグの中に入れたり出したりで誤作動してる時があるっぽいので、このぐらい重い方がいい
レンズキャップが62φのもので新型仕様?今まで使ってたフジノンのキャップはグラグラでまともに使う気が起きない感じだったが若干マシになってる。旧仕様のレンズキャップは前面が軽いドーム状の傾斜だったが、このレンズについてる新仕様のキャップは他社の物と同じく平面になってる。まあどっちみち僕はタムロン旧仕様キャップに交換してしまうのだけど。
・ここからは描写の話だけど、まあ単純に素晴らしいの一言。XF16mmF1.4の時にも感じたことだが、フジの素晴らしいは解像するところは素直にかっちり解像し、アウトフォーカスは前ボケも後ろボケも癖もなく自然に消える、ホントに素直な描写。欠点がどこにもなく、良いところは高いレベルで到達している。癖がないので扱いやすい半面、何も癖がないのでサラリとしすぎていて僕には戸惑いを感じてしまう感じ。
たった一つだけ弱点を見つけたけど、口径食が大きくレモンボケが目立つ。特にこの焦点レンジでマクロまでまかなうとなると、イルミネーションの時などレモンはかなり気になるだろう。だが不思議なのは口径食が気になるのはあくまで光源ボケを入れた時の話で、普通の描写の時にグルグルボケっぽいものが発生するだとか、ボケ描写にザラツキがあるだとか、そう言う欠点はないようだ。なので、扱いやすさをスポイルすることは無いだろう。
と言った感じだ。まあ、とにかくデカくて重い、ちょっとレモンボケが出る、あたりが欠点だけど完成度は滅茶苦茶高いレンズである。

以下、しょうもない作例。


某5ちゃんねるにも投稿したとりあえずのサンプル写真。いつもならとりあえずモミジの葉っぱを取るところだが、すでに落葉しているので。モールみたいな素材でできているぬいぐるみ?を見る限り、非常に無難に解像していると思う。モールは解像を確認するのにはちょっと模様がおおざっぱなので、もう少し細かな模様を持つ被写体で試したいところ。
けっこうざっくりした構図で前ボケ、後ろボケが入っているけどレンズが優秀なのでどっちもうるさくならず、ナチュラルにボケていっていると思う。
ボケの色付きに関してはこの作例では見られないが、この被写体が日陰だったので明るい場所で撮ると若干評価が変わる可能性はある。


この季節、シクラメンぐらいしか花がない…花屋の店先に並んだ、を軽くスナップしただけでちゃんと構図とかピント合わせ出来ていないので花弁の傷的なものにピントが合ってしまった。シクラメンなら、もう少し見上げる構図で下側にチョロンと出てる棒状のおしべ?めしべ?みたいなものにでもピント合わせればいいのだろうか。ボケはとにかくナチュラルで、構図の時に悩ませる要素が減るのは撮影をはかどらせるのに便利そう。


中景のサンプル…にしようかと思ったら、あまりにも単純な被写体で描写も大してわかんないしょうもないのになってしまったので他の視点で観察するサンプル。
一つはわざと左端ギリギリに柱を一本入れたのだけど、見ての通り歪曲収差は無視できるレベルだと言うこと。まあ、中望遠レンズに顕著な歪曲収差があったら困るけど。
もう一つはこのシャッター速度でもこれだけ止まりますよと言うこと(ss1/13)。なんとなく描写がツルンとしてるのは微ブレもあるのかもしれないけど、まあ目立った手ブレはないと思う。手持ちでサクッと撮っただけなので、シャッター速度限界は頑張ればもう少し下にあると思う。本来なら焦点距離80mm→換算焦点距離120mmなので一般的なシャッター速度限界が1/120ぐらい、そこから5段補正が効くので(1/128→1/64→1/32→1/16→1/8)大体1/8secぐらいまでは手持ちでいける計算になる頑張ってもう一段で1/4secもいけるのかもしれない。これは便利だ。


これは明らかに失敗してるし被写体としても酷すぎるんだがまた観察用サンプルで。
マクロ域の場合、さっきと同じようなシャッター速度(今回はss1/15)では結構明確に手ブレしてしまうのが分かる。この撮影の時は手前に机があって片肘をついていたので、立って手持ちのさっきの写真の状況より、手振れ耐性は高い状況だったと思うのだが。このレンズはシフトブレ対応しておりマクロ域でも手振れ補正が効くとあるが、5段までは効かないようだ。実効でどのぐらい効くのか調べてみたいところだが、とりあえずは2段としてss1/32secぐらいまでにはとどめたいところだ。




この三枚は等倍を並べても仕方ないのでリサイズ済み。光源ボケの様子の確認で、年輪ボケの様子と口径食の様子の確認。
一枚目は中央近くに大きめの光源ボケを置いた様子で、このぐらいなら中心からずれていても口径食は目立たない
二枚目は大きめな光源ボケだが、画面の隅に配置した場合を確認するためのもので、結構みごとなレモンボケが出ることが分かる。
なお、二枚から分かる通りごくわずかな年輪ボケも発生しているがまあこの程度なら我慢できる程度じゃないかと思う。年輪ボケは光学系に非球面レンズを使っているとその研磨ムラに起因して発生しやすいらしく、このレンズも非球面レンズを使っている(最近は研磨技術が進んで非球面レンズでも年輪が発生するのは減ってきているようだ)。
その他ボケの中に変な模様があったりするが、それはおそらくレンズ最前面の表面にホコリが若干付着していたせいじゃないかと思う。
ボケの輪郭は完全になだらかではなく若干確認できるが、変な色付きなどはほとんどないようだし、この程度の輪郭だと通常撮影で二線ボケが出ることもないようだ。
三枚目は、光源ボケのサイズを若干小さくしたもの。実際のところ、上の二枚ほどの大きなボケはマクロ域にならないと出なくて、この三枚目ぐらいのサイズが通常域撮影の最近接相当(1m弱)ぐらいかと思う。なお、この撮影は駐車場に置いた車の中で駐車場の向こう側に停まっている車に光が反射して光っているのに気が付き、とっさに光源ボケの確認に使えるなと思って撮影したもので、三枚目の画面の下の方にある傷のようなものは車のフロントガラスの擦れ跡?なんじゃないかと思う(当たり前だが撮影中にエンジン掛けたりはしていない)。
三枚目ぐらいの光源ボケサイズでも口径食はしっかり確認できる。これはやっぱり気にする人は気にするんじゃないかと思う。
一方で光源ボケ以外の場所は素直で扱いやすそうだと僕は感じた。黒い車が後ろ向きに停めてあって、その手前に逆Uの字型の白い柵が左右にあるのがなんとなくぼや~んと分かる。何があるのかは分かるけど、うるさいわけじゃないボケ、このぐらいが一番扱いやすいのじゃないだろうか。


逆光の作例。若干のゴースト、フレアが確認できる(晩秋で落ち穂を燃やしており、その煙が入ったせいでフレアが確認しにくくなってしまったのは失敗)。この写真の際に太陽を画面内に入れた構図(この写真)や太陽をわずかに画面外とした構図など撮影してみたが、ゴーストは若干発生するようである。
写りこんだ太陽の下側にスミアと言うかブルーミングと言うかが紫色がかって若干発生している。また手前の木が太陽近くにかかっているところで若干輪郭にパープルフリンジもしている。この辺は太陽を画面内に入れる無茶な構図のせいか。
とは言え、それ以外は画面の端の方まできれいに解像している(開放絞り)。これは素晴らしいと思う。


遠景作例、絞り別 開放F2.8


遠景作例、絞り別 開放F5.6


遠景作例、絞り別 開放F8
遠景の写り具合を絞り別に三例。まあ普通に開放からバリバリに写ってますね。マクロレンズだけど遠景でも全く問題ない感じ。浅間山のてっぺん近くの稜線に石ころがある様子とか開放からバッチリ写ってます。開放の周辺部(右下、左下)は若干解像が甘いけど、これは単に構図がちょっと下になっちゃって前景がピント外になっちゃっただけではないかと推察される。
ポップコーンノイズの発生も特にない模様。
周辺減光は、開放でほんの少し確認されるけど、こうやって比較されない限り気になることは無いと思う。
ボケによる描写の変化がなく使いやすいと言う事か。

X-T2の銘板に化粧貼り革をはった

FUJIFILM X-T2の銘板のところに貼り革で化粧板を作って貼り付けて、FUJIFILMのロゴを隠してみた。

まあ、隠した理由はただのミーハーと言うか、FUJIFILMロゴがない方がレトロに見えるかなあと思ったから。FUJICAロゴだったらかっこよかっただろうになあ…とか思ってしまう。
世の中にはミーハーではなく理由があって隠しているお仕事の写真家の人もいる。戦場カメラマンはロゴがあると目立つので狙撃のターゲットになりやすいらしく、黒いカメラにロゴを隠して使う。ポートレートやヌードを撮るカメラマンの中にも、瞳の中のハイライトにロゴが写りこんでしまうことがある、と言う理由で隠している人がいる。そういう人は大概武骨に、ペンタ部にべたべたとパーマセルテープなんかを貼って使っているのを時々カメラ雑誌やテレビなんかで見かける。

と言うことで、まあお遊びでロゴを隠してみた。昔からカメラに貼り革を貼って遊ぶのをやっているので、まあ貼り革も余ってるしやってみようかなと。

使う貼り革はビニックスレザー。主にライカ用の交換貼り革や、その他カメラをドレスするために使われている。1セット買うと貼り革と貼り付けるための両面テープが入っている。A4サイズで、一度買うと素人の遊び程度では使う量がたかが知れているので使い切るまで結構長いこと遊べる。また、耐久性は十分にあり、手元にあるDMC-LX3に貼った貼り革はもう10年近く経つはずだが相変わらず問題なく使えているので、あまり劣化の事とかは気にしなくていい。

ロゴをきれいに隠す大きさにカットすればいいのだが、いつものごとくノギスとかでテキトーに測ってイラレ上で見本紙を作成する。


今回作成した下紙はこんな感じ。サムネイルをクリックして、でかいjpgをダウンロードして300dpiで印刷すれば一応サイズは大体合うはず。せっかくなので、銘板だけじゃなくてその上の面まで覆うようなデザインの物を製作してみた(が結局コンパクトに銘板を覆うところだけしか使わなかった)。もう少し遊ぶなら、脇の部分にも革を当てて、ニコンのFM系列やDfみたいなのもいいかなあと思ったが、SSやISOの位置を確認する指標をうまく隠さないように作るのはめんどくさかったので諦めた。


型紙を適当に印刷し、大まかに切って、貼り革の上に両面テープで仮止めする。ここで使う両面テープは仮止めなので粘着力は弱くていい(貼り革の貼り付け側には当然付属の強い両面テープを貼る)。今回は以前他で使った貼り革の端切れが残っていたのでそれを使用。


型紙を貼り革の上に貼り付けて、そのまま目安にカットする。器用な人がやった方が出来は絶対いいはず(僕はかなり下手な方だと思う)。


カットした後、コバ(貼り革のサイドの部分)がどうしても汚くなってしまうので、黒マジックで塗りつぶしてしまう。綺麗にカット出来ていてもこの作業はやった方がいい。ビニックスレザーは本来、貼り革スペースが確保されている場所に貼るもので、コバの部分は本体に段差があるので隠れて見えなくなるが、今回のように無理やり貼り付ける場合は、コバの部分が見えてしまい、特に両面テープがうっすらと白く見えてしまうからだ。


コバ塗りをしたら型紙をはがして両面テープの裏もはがしカメラに貼り付ける。これは銘板と前面を覆うように試作したのだけど、ちょっとうるさすぎるかなあと感じた。


ので、改めて銘板部分だけカットして貼り付けてみた。こっちのが無難かなあと思う。

なお、ペンタ部のデザインはX-T1、X-T2で基本的に共通らしいので、上記の型紙でX-T1でも同じように覆えるはず。

X-T2のパノラマ撮影機能を使ってみた

先日、内山牧場の大コスモス園に行ってみた。が、大コスモス園自体は今年は外れだったみたいで、数年前に行った時に感動したような前面を埋め尽くすようなコスモスがなくて、ほとんどの範囲は雑草が目立ってイマイチだった。
のだが、天気が良かったので、南隣にある荒船山がビビるぐらい絶景で広がっていたので、そちらを写真に撮ることにした。で、せっかくなのでX-T2にあるパノラマ撮影機能を使ってみた。のでその感想の備忘。

パノラマ撮影機能と言えばフィルム時代はフィルムの上下をマスクするだけのなんちゃってパノラマ機能が一時期流行し、カメラに無駄にP機能として搭載された結果、多くの人がボタン操作を間違えてパノラマ設定にしたまま撮影をし、事後のDPEで画質の悪い上に無駄に値段高いパノラマ写真をプリントされて困っていたのを思い出す。当時DPEショップでバイトしていた時、数十本に1本ぐらい、『あーこれ設定間違えて撮ってるわ』と思しきパノラマ写真があって、とはいえそもそもフィルムがマスクされているので上下は何も写っておらず、パノラマプリントせざるをえないフィルムを虚しく印刷していた。一応、ガチのパノラマ写真と言えば富士フイルムのTXシリーズと言うのもあったけど、まあ一般には全然知られてないだろう。
デジタルに入ってからは連射した写真をカメラ内で自動合成して一枚の大きいパノラマを作ると言う機能が搭載され、多しか最初はSONYのEマウントのどれかあたりだったと思うが、今ではスマホでも搭載されてるメジャーな機能となった(メジャーになっただけで使われているかは謎だが)。本来はこういうパノラマ合成は歪曲の少ないレンズを使って、三脚に据えて、ノーダルポイントを検出して回転させながら撮影して、あとで合成するみたいな果てしなくめんどくさい作業が必要なのだが、カメラ内で簡易的(とはバカにできない高クオリティで)作成できるようになったのは凄いと思う。

閑話休題。X-T2でそんなパノラマ機能を使って撮影してみた。撮影方法としては、ドライブダイヤルをパノラマ撮影モードに変更して、カメラのガイドに従ってシャッターボタンを押し続けながら体を回転させるだけ。
背面液晶に水平線と移動方向の矢印が出るので、水平はなるべく維持するように撮影する。またカメラを横に動かすのではなく、体の中心を縦に軸のようにしているのを想像して、体をぐるりと回す方がいいと思う。また、その回転はあまり速く動かすとエラーメッセージが出てうまくいかない。思ったよりゆっくりと体をねじるような感覚で回す。

と言うことで、撮影結果は以下の通り。

思ったより解像度は圧縮されたものが出てきた。
使用レンズは、IBERIT 75mm F2.4。
同じ場所で同じレンズで単射した作例は以下の通り。

さらに、同じ場所でXF35mmF1.4で撮影した作例は以下の通りで、75mmレンズでパノラマ撮影した写真は概ねこのレンズで撮影した写真と横の画角が一致しているようだ。

おまけで、同じ場所でXF14mmF2.8で撮影した作例は以下の通り。これだけC-PLをかましているので発色が若干違う。

この位置から見ると、荒船山の船の後ろの方から舳先を望むような構図になる。こうやって見てもしっかり『荒船』してるのはちょっと感動した。
紅葉の季節に、朝焼けや夕焼けを絡めて撮影したらさぞや傑作が撮れるんだろうなあと思った。