DALI ZENSOR PICO 簡単なレビュー

自室のスピーカーをDALI ZENSOR PICOに切り替えたので簡単にレビュー。スピーカーの設置場所としてはあまり良くなく、どちらかというと就寝モード用スピーカーなのだが、かなり良い音になった。

もともとの使用環境としては
音楽再生機Raspberry Pi 2 Model B (volumio2をインストールして使用)→USB出力
USB-DAC兼アンプTopping TP30
スピーカーFOSTEX P802-S
といった感じ。
デスクトップの音楽再生はUSB-DAC-HPALuxman DA100にヘッドホンでAKG Q701を使っているし、外出時の音楽はWalkman ZX300Etymotic Research ER-4S相当をバランス接続で使っている。
全般に昨今の好みがなるべく低音は弱めで、というコンセプトだったのでFOSTEX P802-Sの低音が貧弱な感じはまあまあ気に入っていた(ついでに言うと設置場所のスペースが若干狭いのであまり大きなスピーカーは置きたくない)。がそろそろ飽きてきたので気分転換に少し変えてみようかなあと思い、前回検討時には大きすぎるので諦めたDALI ZENSORシリーズで、ZENSOR 1より小さいZENSOR PICOがあるのでこれを設置してみることにした。
なお、現在ではZENSORシリーズの後継?としてDALI SPEKTORシリーズが出ているので、そちらを検討してもいいだろう。視聴したわけではないが、傾向として
ZENSOR:若干元気な音
SPEKTOR:フラットというか、若干おとなしめな音、指向性広め?
という違いがあるっぽい。また、ZENSOR 1に対応するのがSPEKTOR 2ZENSOR PICOに対応するのがSPEKTOR 1と若干サイズと名称の構成が変わったようだ。

設置してみた印象としては
・もちろんFOSTEX P802-Sよりは一回り大きくなるのだが、設置スペース的には問題はなかった。おそらく、ノートPC(のモニタ)脇に置いてサイズ感がちょうどいいのではないかと思う。デスクトップPCだと昨今のモニタは最低でも21インチぐらいはあるだろうから、ZENSOR PICOではなくZENSOR 1を置いてもきっと相性はいいだろうと思う。
・外観はかっこよくない(少なくとも僕の好みではない)。ウーハー部分の中心にはとんがりコーンがあった方がかっこいいと思うし、ツイーターユニット周りの銀色部分とフロントバッフルの黒いピアノ仕上げが妙に喧嘩しているように見えるというか、インテリアとして優秀な感じはない。まあフロントカバーを装着しっぱなしの方がいいかな。
リアバスレフポートがあるので、設置する際には壁際ぴったりにするよりは後ろに少し空間を開けた方がいいだろうと思う。


設置場所はこんな感じで、音響効果とか考えようもない見るも無残な配置である。スペース的には1個の段にスピーカーを左右置けるのだが、若干音が広くなるかなあと左側は横の段においてある。スペース的にはギリギリZENSOR 1も入ることは入るだろう。


フロントポートはこんな感じ。ツヤあり黒、シルバーがごちゃごちゃと反射するので好みではない。

接続して使ってみた印象としては、
・とても小さいスピーカーなのにどうしてどうして、結構低音が出る。それも小さいスピーカーが無理して頑張って出している低音、という感じではなく結構素直に出ている感じ。
・音はとても朗らかなんだけど解像度も高い。FOSTEX P802-Sが若干乾いた感じの音がするのに比べて、DALI ZENSOR PICOは綺麗に響いている感じが心地よい(かといって変な色が付け加わっているように感じるわけではない)。
・解像度が高いので、ヘッドホンやイヤホンで聞いていた時とはまた別の音やコーラスの発見が出来て新鮮味があり、気持ち良い。人によってはクッキリハッキリしていて心地よいと思うかもしれないし、人によっては若干聞き疲れを感じるかもしれない(でもこれ以上ウォーミーに振ったら音が籠っているように感じそうではあるが)。もう少し聞き疲れを回避したい人は、DALI SPEKTORに進むとよいのだろう。
音出しのセッティングが非常に楽Topping TP30は最低限に近いクラスというか、あまりパワーがない機器なので以前B&Wのスピーカーなどを接続して見たらボワボワのひどい音が出たものだが、このスピーカーはなんの苦も無くいい音が出てくる感じ。設置場所や室内の音響に影響を与えそうな家具の配置などもあまり心配しなくても音は素直に出てくる印象。そういう点では、音楽鑑賞用の部屋をゴリゴリにセットアップするのが楽しい人にはちょっと物足りないのかもしれない(いや、セッティングしたらもっとすごい音になるのかもしれないが)。一方で設置場所に制約のある人やあまり部屋の作りこみに力を割きたくない人には、手軽にセットアップが済むのでとても便利なんじゃなかろうかと思う。

といった感じ。
僕の好みとしては低音が若干出すぎているので、今はイコライザのプラグインを入れて低音を若干抑えている。リアバスレフポートを塞ぐという方法もありそうだが、どちらの方がいいのかはわからない。イコライザの音質低下を心配するより、リアバスレフポートに異物を置く結果の音響特性の変化の方が扱いにくそうかなあと思っている。
なお、今回のスピーカー新調にあたってケーブルも新調した。今まではモンスターか何かの結構古いケーブルを使っていたのだが、太くて取り回しが結構やりづらかったので、もう少しライトな奴でいいかなあと。
で、見繕った結果CANARE 4S6G(バナナプラグ付)になった。

今なら中華ケーブルで同等品がもっと格安で入手できるかもしれないが、まあそこまでケチる必要もないかなと無難な選択にした。安く済ませたい方は中華沼を探すと多分何かしらあるんじゃないかと思う。
バナナプラグなので脱着も楽だし、あらかじめはんだ付けされてるので自分がやることは何もないし、とてもよかったと思う。

【2018.10.31追記】
せっかくなので、インシュレータも追加してみた。購入したのはオーディオテクニカのATTT6099。6個1セットで販売なので、ステレオスピーカーを三点支持で使うのが基本になる。

使ってみると、なんとなく音色が僕のイメージするオーディオテクニカっぽくなった(笑)。
全体的にボワ付き感がググッと減り、使用前はスピーカーの表面から音が出ていた印象が、使用後はスピーカーの中心の一点から音が出てくるようになった印象を受けた。
高音は全体的に澄んだ感じになり、低音はボワ付きがなくなった分若干量感が減るが正しい音が出るようになった印象。これならイコライザーで低音減らさなくてもいいかなあという感じになった。
また音量を大きくしたり小さくしたりしたときのバランス変化が穏やかになった印象も受ける。今までは音量を小さくするとボーカルが引っ込んだ感じになって埋もれ気味だったのが是正された感じがある。
あえて欠点を言うと、今までは設置位置に寛容だったのが、若干セッティングを要求するような感じになった気がする。きれいに正三角形ポジションでリスニングしたときの印象がぐぐっと良くなったせいで、それ以外の位置で聴くとちょっと物足りなさを感じるようになってしまった(それでも多分以前の状態より音は良い)。
総じて、インシュレータの影響は結構あるなあと感じた。特にヘボいラックに設置するほどインシュレータで矯正できる余地があるのかもしれない。よく、10円玉インシュレータとか黒檀木材インシュレータとかあるが、それらよりはこっちの完成品ハイブリッドインシュレータのほうが確実に意味があるので、はっきり言ってスピーカーの付属品にインシュレータを最初からつけてもいいんじゃないの?と思ったぐらい。3000円も出せばお釣りが来るし、沼にハマっても仕方ないからあんまりいくつも商品に手出しするのではなく、定番商品一個買っとけば良いと思う。
【2018.10.31追記ここまで】

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