【備忘】:Chromeをタスクトレイに格納する

最初に言うが、Google Chromeシネ。
Google ChromeがVer.45正式版になったのでアップデートしたら、拡張機能Minimize Chrome to trayが使えなくなってしまった。

僕はChromeはメインのブラウザとしては使っていない。うちの環境ではマウスジェスチャ系の拡張機能を入れても正常に動作せず、使い勝手が悪いからだ。で、普段の利用はFirefoxで、Googleにログインするサービス(GoogleカレンダーやGMail)はChromeで、と使い分けている。
と言う状態なので、Chromeはタスクバーを占拠しているのすら邪魔で、普段はタスクトレイに格納していた(タスクバーはXPライクにラベルを表示していて、通知領域=タスクトレイは全アイコンを表示させている)。

が、ChromeのVer.45正式版でChromeをタスクトレイに格納する機能、Minimize Chrome to trayが動かなくなった。以前、ver.42ぐらい?の頃にも一度格納できなくなって、その時はChromeのNPAPI?だったかの機能をOFFにすることで、タスクトレイにしまう機能が復活してくれたのだが、今回も仕様変更が入ったみたいでまた格納できなくなってしまった。これ以上無理やりMinimize Chrome to trayに頼るのはさすがに諦めることにして、今回は別の方法でタスクトレイに格納する方法を模索してみた。

…とここまで書いて、ちょっと横道にそれる。
僕は今まで、Chromeは32bitの方を使用していた。と言うのも、上記のNPAPI関係をOFFにしても64bitのChromeではタスクトレイに入ってくれなかった(はず、若干記憶はあいまいだが)。
が今回、Minimize Chrome to trayから離れることになったので、制約が消えて晴れて64bitVer.を使ってもよさそうな状況になった。ので、せっかくなので、と64bit版Chromeをインストールしてみたのである。
が、『設定ファイルはどこにあるんだろう?』と見始めてみて愕然。64bitアプリなのに、「C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe」にインストールされてしまっている!
『これは32bitが入っていた環境で64bit上書きしちゃったからいけないんだな』と思って、いったんChromeを完全アンインストールし、再び64bit版Chromeをインストールしてみた。 → あいかわらず「C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe」にインストールされてしまっている!
『えっ?』と思ってしまった。
64bitアプリをx86フォルダに入れたまま使うのは気持ち悪くて仕方ないので、もう一度Chromeをアンインストールし、regeditを開いて「chrome.exe」の単語で検索をかけて、残っていそうなゴミ設定をすべて削除し、『もうこれで間違った場所にインストールはしないだろう』と64bit版をインストールした。 → あいかわらず「C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe」にインストールされてしまっている!(苦笑)
気に食わないので、アプリをごっそり「C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe」に移動させて、regeditを「(x86)\Google」で検索かけて全部ターゲットフォルダを書き換えて、タスクスケジューラのアプリターゲットも書き換えて、とやってみた。 → 「Google Chromeについて」から自動で設定されるはずのアップデート検索がエラーを吐いて正常に動かなかった。
一応Chromeアプリ自体の他の挙動は大丈夫そうだが、アップデートできないのは気味が悪いので結局64bit版は諦めて、32bit版を使うこととした。

まあ『おま環』な部分がある可能性は否定できないが、少なくともうちの環境ではChrome 64bit版はx64のProgram Filesフォルダに入れて使用することは出来なかった。
僕にはChromeのソースのどこか辺りに、ターゲットフォルダべた書きしてあるんじゃないの? みたいな不快な気持ちだけ残った。Chromeは64bitアプリを発行するのなら、その辺はちゃんとWindowsの仕様に従ってほしい、と思った。

…と言うことで横道から戻って本題に入る。
Chromeの拡張機能で他にタスクトレイに格納できるものが見つからなかったので、汎用のWindowsアプリの中からタスクトレイに格納できそうなものを検討してみた。

まず、『ぴたすちお』を試してみた。ぴたすちお自体はデスクトップ関連を中心に多数の機能を追加してくれるユーティリティで、僕も今まで常駐こそさせていなかったものの、Windowサイズや位置を指定するために使っていた。ので、せっかくなのでこのアプリを常駐に格上げして、Chromeのタスクトレイ格納をできないかやってみたのである。
結果から言うと、『ぴたすちおではChromeをうまくタスクトレイに格納できなかった@Windows7 Pro 64bit』。まず、ぴたすちおは現行ver.2.27で、32bit版と64bit版があるが、32bit版の方はエクスプローラが異常停止するので実用できなかった。また、64bit版の方を「C:\Program Files\」以下(つまりx64フォルダ)に入れて使うと、設定のiniファイルがうまく上書きできず(VirtualStoreの処理がちゃんと書けていないのだろう)、正常に動作しなかった。そこで、64bit版の方をどこか別のフォルダに入れて使うと、ぴたすちお自体はだいたい正常に動作する。
ところが、Chromeをタスクトレイにしまう動作を行うと、タスクトレイにアイコンが残らずどこかに消えてしまう。ぴたすちおを終了すると復活してくれるのだが、これでは動作にならない。

で、次にRBTrayと言うアプリを試してみた。こっちはシンプルなソフトで、RBTray自体を起動してもタスクトレイに何かアイコンが出るわけでもなく(従って終了させるときはタスクマネージャなどから該当するアプリを探して終了させる必要がある)、起動中の他のアプリの最小化ボタンを右クリックすることでタスクトレイに格納してくれるアプリである。これはばっちりうまく行った。と言うことでいったん解決。

それにしても、Chrome 64bitを安心して使えるのはいつの話になるのやら…

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