FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(6) 望遠レンズレビュー

随時更新。
X-T1/X-T2用に購入した望遠レンズのレビューエントリ。焦点距離的には100mm~(換算150mm~)のレンズで検討したもの、購入したものをメモ。

超広角・広角域(焦点距離的には~23mm(換算34.5mm)までの)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(3) 超広角・広角レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
標準域(焦点距離的には24mm~45mm(換算36mm~67.5mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(4) 標準レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
中望遠域(焦点距離的には46mm~100mm(換算69mm~150mm)まで)のレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(5) 中望遠レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
特殊効果レンズのレビューは→FUJIFILM X-T1/X-T2簡単なレビュー(7) 特殊効果レンズレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ

以下、とりあえずさっくり調べたレンズ一覧。例のごとく、一眼レフ用レンズは数が多いので除外、L/Mマウントレンズは1990年代以降の新しめのレンズ(ライカ純正を除く)を掲載。
調べた結果、135mm画角のレンズは多少あるかと思ったが、比較的最近に発売されたレンズにはほぼなかった。本当に古い、レンジファインダー全盛のころの(50年以上前の)レンズならありそうだが、さすがに調査も面倒なので省略してある。
最近受注生産で発売されたSPEEDMASTER135mmは…フジはGXマウント(中判用)でラインナップしていてXマウントではなかった。

XC 50-230mm F4.5-6.7 OIS II

2017年9月購入。

結局のところ、望遠側はフジ純正からどれを選ぶかになってしまうんじゃないか?と思う。昨今噂のある、ボディ内手振れ補正がフジのカメラボディにも搭載されれば選択肢はだいぶ広がるだろうが、現状では適当な(一眼レフ用等の)望遠レンズを装着しても手振れが酷くて歩留まりがかなり下がってしまうのでは?と思うからだ。
その純正の中でも、とりあえず大三元クラスの明るい望遠ズームか、トリやヒコーキがメイン被写体になるであろう超望遠ズームか、と言う選択肢は明確に定まり、あとは通常の望遠レンズであるXF55-200にするか、廉価版なXC50-230にするか、程度の選択肢しかない。僕は少し悩んだが、軽いXC50-230にすることにした。将来的にはXF100-400も買って望遠二台体制を目指してもいいかなあと考えての事だ。一本で済ますのならXF55-200の方がいいんじゃないか?と思う(後述するが、特にXC50-230動体に向かないのでXCだけで完結させるのはちょっと厳しそうでもある)。

そんなレンズだが、軽く使ってみた印象としては
・レンズは言うほど安っぽくはない。90年代のダブルズームセット付属の商品とかのがよほど安っぽかった。
・絞り操作がボディ側のダイヤルになってしまうのは、やはり若干違和感。XF55-200の方がその辺の違和感なく、使いやすいだろうがまあ妥協。
・望遠端がF6.7と暗いが、EVFで覗いている以上、レンズの暗さと言うのは存外に意識されない。一応OISがついているので若干の手振れ限界引き下げもできるし。
・ズームリングの操作は若干重いが、途中でトルクが変わるようなこともないので合格レベル。
AFが遅い。広角端の50mm付近ではまあ不満ない速度でピントが合うが、望遠端の230mm付近ではヨッコラショ、と言う感じでのんびりフォーカスが合う。正直動体には使えないと思うレベル(僕は動体撮影なんてほぼやらないので構わないが)
・AF駆動音は存外小さい。シャッター音の方が賑やかなぐらいにはAF駆動音は静粛なので、別にLMレンズじゃなくても我慢できるレベル。
・描写はカリカリではないが、これだけ解像してれば充分じゃね?レベル。広角端であまり寄れないのは若干不満だが、望遠端でだいぶ撮影倍率が稼げるので我慢できるレベル。
と言った感じ。とにかく最大の欠点は望遠端でAFが遅い、である。それをあまり気にしなければ、軽いしちょっとしたお出かけの時にバッグの中に入れておける良いレンズ。もう少しコンパクトなら言うこと無しではあるが。

以下作例。


広角端遠景の描写。焦点距離50mm、絞りF8。
アニメ「あの夏で待ってる」で有名な「あの浅間山」ポジションから撮影した(本来は夏場に撮影するものだが)。これだけ解像してれば充分だと思う。これ以上解像させようとすると、フジの場合ポップコーンノイズが発生しそうだし。


同じく望遠端遠景の描写。焦点距離230mm、絞りF6.7。
開放でこんなもん描写すれば充分じゃないか?って感じ。浅間山山頂付近の噴石と思われる石も何となく確認できるし、これ以上の解像を求めるのならそもそもカメラ自体をGFXとかD850とかにした方がいいんじゃないか状態。
周辺減光がほんの少しあるが、F8に絞れば気にならなくなる。


今度は近接テスト。焦点距離50mm、絞り開放。
いつもの通りモミジで近接撮影テストしたが、広角端ではここまでしか寄れない。大いに不満あるレベル。また、背景の玉ボケを見る限りレモン状の口径食は相当強く出るようである。まあボケを期待するレンズではないのでそっちは問題ない。


同じく近接撮影、焦点距離230mm、絞り開放。
望遠端で寄る分には結構撮影倍率を稼げる。このぐらい撮影倍率あれば不満はないだろう。描写は若干甘いが、手振れの影響が若干入っていると思う。
ボケの輪郭に変な色付きなどはないようだ。


逆光テスト? 焦点距離230mm、絞り開放
クモの巣を見つけたので逆光の中で描写させるとどうなるかなあと思ってやってみたけど、朝露がついてる時間帯とかではなかったので、大した写真にならなかった。むしろ、僕のX-T2のマウント内側の遮光部分に若干焼け焦げが発生してしまったのだが、原因はこの写真を撮ったせいだと思う…(サードパーティの古レンズとかもいろいろ使っているのでそっちが遮光焦げの原因の可能性ももちろんあるが)。OVFじゃないから太陽覗いても大丈夫だぜ!とかはあまりやらない方がいいらしい。


望遠端、絞り開放
このレンズを手に入れたのがちょうど秋口だったので、暇なときはしょっちゅうトンボを撮影して遊んでいた。がトンボの顔になかなかピントが来なくて、どうしても羽根にピントが来てしまう。こんなヘッポコな被写体でも存外に難しいものだなあと思った。まあいくらでも撮影できるので楽しいけど。
ところどころでボケ発生し始めのところで二線ボケの傾向があり、小さなリング状のボケが確認できる。まあそこまで描写を要求するのは酷だろう。


広角端、絞り開放
北陸新幹線、多分あさま。この時は連射を試そうと思って、この後遠ざかっていく新幹線に望遠端に変えて連射したらカメラがフリーズした…。連射でフリーズする現象にはその後カメラのファームウエア更新で対策がなされたようだが、ちょっと驚いた。

電気毛布 なかぎし NA-013K 簡単なレビュー

いよいよ冬が本格化してきたけど、今年はひざ掛け代わりに電気毛布を導入してみたので簡単にレビュー。

もともとは、声優の植田佳奈さんのブログで電気ひざ掛け毛布を使っているのを見て、暖かそうだなあと思ったのがきっかけ。
電気ひざ掛け(●´ω`●)|植田佳奈オフィシャルブログ Powered by Ameba

で、さっそく買ってみたのがこれ。

が、これはちょっと小さかった。僕は普段座椅子を使っているのだけど、下半身を完全に覆えなくて足の脇に隙間ができてしまい、イマイチなのだ。
椅子を使っていたり、体格の小さな女性だと合うのかもしれない。
ので、もっと大きい敷き毛布・掛け毛布兼用の製品に変更してみた。

こっちはサイズが若干余る程度にはあり、充分に満足できた。
以下、簡単な感想。
・電気代は、実際に測ったわけではないがHP等に公表されている数字を見ると相当に低コスト。せいぜい月に100円程度か。
・今は冬の始まり(室温14℃-18℃ぐらい)なので、使い始めに温度設定を中にして少し暖め、暖まったら弱に切り替えて充分暖かい。スイッチを入れてものの数分で充分暖かくなり、暖かくなりすぎる時はスイッチを切っても差し支えないほど。
・毛布の中に暖めるための電熱線が入っているのだけど、電熱線が入っている感触は結構わかる。不快になるほどではない。
毛布素材としてはかなりペラペラの安物なので、毛玉が結構出る。ので、カバーを買って中にしまうことにした。
・カバーは「140cm x 190cm」サイズ、または「肌掛け布団カバー」で検索すると、大体ちょうどいい大きさのものが見つかる。カバーは以下の物を買った。

・カバーのチャックは電源ケーブルの関係で半分程度しか閉めることができない。カバーの表面はさらさらしていてどちらかと言うと夏場の肌掛け用だが、毛布が発熱するので寒さは感じない。むしろさらさらしている方が肌触りも良く、蒸れる感じも減るのでいいのじゃないかと思う。
・カバーをかけると、毛布のスイッチを入れた後の暖まり方は若干オブラートになるが、その方がほんのりしていて気持ちいいと思う。
・ついでにニトリで買ったフリーカバー 小さめサイズも布団カバーの中に入れて使っている。このぐらいの厚み重みがある方が落ち着く。軽い方がいい人は電気毛布にカバーだけでいいと思う。

今年はこの電気毛布をメインにして、石油ファンヒータをあまり使わないエコな生活を心がけてみたい。

Firefox54, FirefoxESR52, Firefox57(Quantum)を共存する環境を作ってみた

以前に別の記事で書いたけど、うちのFirefoxは54で更新を停止していた。
Firefoxのアップデートをやめた話 | ちゃたろうふぁんくらぶ
要するにFirefox57(Quantum)からアドオンの仕様が変わって共用できなくなってしまったから、と言うのが原因だけど、件の問題の原因であるFirefox57(Quantum)がやっと正式版として落ちてくる状況になったので、さらに使い方を少し変えて
Firefox ESR (52.4.0):メインで使う環境
Firefox 54.0.1:予備で使う環境
Firefox 57.0 (Quantum):成長の様子を見守る環境
としてしばらくの間使うことにしたので、その環境の構築の手順を簡単にメモ。

既存の環境のバックアップ、設定変更

既存の環境はほとんどの人はメジャーバージョンのFirefox(56あたり)を使っていると思われるが、今後一つのPCの中に複数のバージョンのFirefoxが入ることになるので、まずその下準備をする。
まず、【ツール】→【オプション】→【Sync】と進んで、Firefox Syncの同期の中からアドオンの同期のチェックを外しておく。Quantum前とQuantum後では基本的にアドオンの仕様が違うので、同期して互いに使えないアドオンが入ってしまっても困るからだ。
次に、Firefoxアプリを終了させて、【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\】フォルダ以下を別の場所にコピーして、バックアップしておく。このフォルダの中では、
【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\profiles.ini】←複数環境を同居させるためのプロファイルの仕様指示がテキストで書かれている
【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(profilename)\】←今まで使っていた環境のプロファイルが入っている
が必要になる。時々、Firefoxが勝手に環境を上書きしたりしてしまい、手戻りをさせるためにこのフォルダ(とくにプロファイルフォルダ)の中身を再利用することがあるので、このコピー・バックアップしたフォルダは念のため1ヶ月ぐらいは取っておいた方がいい

次に、新しく導入するFirefoxをダウンロードしておく。
Firefox ESR (52.5.0)https://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/52.5.0esr/win64/ja/Firefox Setup 52.5.0esr.exe
Firefox 54.0.1https://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/54.0.1/win64-EME-free/ja/Firefox Setup 54.0.1.exe
Firefox 57.0 (Quantum)https://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/57.0/win64-EME-free/ja/Firefox Setup 57.0.exe

以上が終わったら、既存のFirefoxはアンインストールする。今後複数バージョンのFirefoxをインストールさせるため、Firefoxインストールフォルダの名前を変えるためである。インストールフォルダの命名ルールを既存のインストールしたFirefoxに影響与えないようにできるのなら、別にアンインストールはしなくてもかまわないが、後々混乱を避けるためにも、インストールフォルダは変える方をお勧めする。

新しいFirefoxのインストール

次に、ダウンロードしたFirefoxをインストールしていく。インストール時は、「カスタムインストール」を選択し、「インストール先フォルダ」を以下の通り変更する。また、インストールの最後に「Firefoxを起動する」のチェックを外してインストール直後にFirefoxが適当なProfileで起動してしまうのを避ける。
Firefox ESR (52.4.0)C:\Program Files\Mozilla Firefox ESR\
Firefox 54.0.1C:\Program Files\Mozilla Firefox 54\
Firefox 57.0 (Quantum)C:\Program Files\Mozilla Firefox Quantum\
※フォルダは自分が区別できればどんな命名ルールでも構わないのだが、ESRは末尾に”Mozzilla Firefox ESR”と、新しいのは”Mozzilla Firefox Quantum”とつけて区別した方がいいと思う。本来は自動的には末尾に何もつかない”Mozzilla Firefox”フォルダにインストールされる。
※カスタムインストールのインストール先フォルダは、一回インストールすると前の情報を引き継ぐようだ。例えば、まずESRをインストールした後54をインストールしようとすると”Mozzilla Firefox ESR”を指定したりするので、間違えないように気をつけたい。
※大事なので繰り返し書くが、インストールの最後のチェックを外して、その場でFirefoxが立ち上がらないよう気を付けること。
※インストール終了時にデスクトップやスタートメニューのプログラムフォルダに逐次Mozilla Firefoxショートカットができるが、それぞれ【Mozilla Firefox ESR】【Mozilla Firefox 54】【Mozilla Firefox Quantum】と名前を変えておいて、ショートカットが上書きされないようにも気をつけたい。

新しいFirefoxにプロファイルを紐付ける

最後に、それぞれのFirefox環境で別々のプロファイルをひけるよう、profiles.iniの書き換え、Firefoxショートカットの書き換え、Profileフォルダの整備をする。
まず、それぞれのProfileフォルダを作成する。ここも分かりやすいように命名ルールを考えておくと後々の管理が楽。僕の場合、いろいろ試行錯誤した結果
Firefox ESR (52.4.0)20160309.fx_ESR _64フォルダ
Firefox 54.0.120170829.fx_54_64フォルダ
Firefox 57.0 (Quantum)20171114.fx_qt_64フォルダ
と名前を付けてある。まずYYYYMMDDでプロファイルを作った日付を明示し、その後にどういうFirefox環境なのか区別できる識別子を適当に付加してある。最後の_64はFirefoxの32bit版と64bit版を併用していた頃の名残なので、64bit版しか使っていない今は別につけなくてもいいのだが、なんとなく目印のために残してある。
次に、既存環境を戻すため、先ほどバックアップ【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(profilename)\】してあったプロファイルデータをメインの使用環境に戻す。僕の場合は20160309.fx_ESR _64フォルダの中に以前使っていた20170829.fx_64フォルダ(以前は54に縛っていなかったのでちょっとプロファイル名が違う)の中身をコピーした。Quantumをメインにする場合は、以前の環境データをコピーしたりせずまっさらな状態から環境づくりをすることをお勧めする。

次に、それぞれのFirefoxショートカットのプロパティを出して、以下の通りリンク先を変更する。
【Mozilla Firefox ESR】【”C:\Program Files\Mozilla Firefox ESR\firefox.exe” -p 64bitEsrUser】
【Mozilla Firefox 54】【”C:\Program Files\Mozilla Firefox 54\firefox.exe” -no-remote -p 64bit54User】
【Mozilla Firefox Quantum】【”C:\Program Files\Mozilla Firefox Quantum\firefox.exe” -no-remote -p 64bitQtUser】
-p識別子以降にかかれるのは、プロファイルの名前-no-remoteは既定以外のブラウザに書かなければいけない識別子になる。

最後に、【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\profiles.ini】を以下のように書き換える。

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=64bitEsrUser
IsRelative=1
Path=Profiles/20160309.fx_ESR_64
Default=1

[Profile1]
Name=64bitQtUser
IsRelative=1
Path=Profiles/20171114.fx_qt_64

[Profile2]
Name=64bit54User
IsRelative=1
Path=Profiles/20170829.fx_54_64

これで、ショートカット・プロファイルフォルダの命名ルールが紐付き、それぞれのFirefoxで別の環境で起動させることができる。

オマケ、Firefox Quantumに入れるプラグイン

以下は考慮中。Firefox Quantumになり、既存のほとんどのアドオンは使えなくなった。のでまたまっさらな状態でアドオン探しをしないといけない。以下は入れてみたアドオンと感想。

Adblock Plus
どうやら既存のアドオンと同じように使えるようだ。

Foxy Gestures
既存のFireGesturesは使えなくなったのでこっちを入れてみた。最低限の動きはしてくれるよう。だがこれはWebExtension共通の問題なのだが、設定関連のタブだとジェスチャが動かない。使いにくい。

Stylish
これは既存のFirefoxに関係する話なのだが、数日前に3.0.1がリリースされたら既存のStylishスクリプトが動かなくなってしまった。ので古いFirefoxでは2.1.1に戻してアドオンの自動更新をオフにした。

【2017.11.16追記】
その他はもっと丁寧に解説してくれているサイトがあるのでそっち参照。
Firefox57で使えなくなった代替アドオンを探してまとめました
今のところ、上記サイトを参考にAdblock PlusFire DragFoxy GesturesGreaseMonkeyHD quality for YouTubeSimple TranslateStylus新しいタブでリンクを開くOpen Link with New Tabを追加してみた。まだまだ物足りないので成長見守り中。
【2017.11.16追記ここまで】

Synology DS418j簡単なレビュー

自宅用のNASとしてSynologyDS418jを購入したので簡単にレビュー。
と言っても、NASの導入は今回が初めて(今まではその系統はデスクトップPC等からの共有フォルダで済ませていた)なので、比較要素がなく、大したレビューは出来ない。

もともと、今回NASを購入しようと思ったのは、もうそろそろデスクトップPC(いまだにSandyBridge)を刷新しようかと考えていて、来年~再来年辺りに新しいのを導入しようかと考えていた。で、今回の刷新ではダウンサイジングも行おうと思っていて、今やPCの性能が十分すぎて高性能を求めるのはそれほど必要なくなっていることもあり、場合によってはmini-ITXを導入することも考えている。となると困るのはストレージで、内蔵3.5インチHDDをPC筐体にいれるのは厳しくなりそうだなあ、と言う見通しが立っている。
また、現在内蔵HDDはWD Redの8TBを使っているのだが、これが予想外にうるさく、その後発売された10TB以降の物も基本的にうるさい傾向は踏襲されているようで、もしも使うとしても6TBを複数台利用した方が静音性的には良さそうな気配である。
参考:Western Digital WD80EFZXの簡単なレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
と言った事情から、デスクトップPCの買い替えに先行して、HDDをNASとして外に出してしまおう、と言う結論に達した。
また、タイミングよく最近機種のDS418jが発売になっていたことも影響はしている。

と言うわけでNASを購入することにしたのだが、製品的にはSynologyQNAPあたりが無難そうではある。また、性能はあまり必要ではないものの4ベイの製品を使いたい、と考えていた。等々考えると、SynologyならDS418j/DS418/DS418playあたり、QNAPならTS-431P/TS-431P2あたりが候補になりそうである。
僕は結局あまり調べもせず、価格的に安かったDS418jにした。動画のトランスコードなどをするわけでもないので、別に性能的には高性能なものは必要ではなかったので、上位機種のDS418/DS418playは除外した。
QNAPでも良かったのだがちょっと価格的に高かったので、まあ安い方でいいかと済ませてしまった。
購入後、もう少し調べてみて分かったのは、Synologyのこの辺の製品は背面ファンが8cmx2発と言う構成なので、もしかしたらQNAP12cmx1発と言う構成の方が静音的には優れるかもしれない(一般的には8cmの方が高音の風切り音が目立つと思う)。また、Synolocyは代理店が悪名高きアスクだった。その点ではQNAPの方が良かったかもしれない。




今回は購入時に合わせて6TBのWD RedのHDDを一本買い足し、手持ちで倉庫化していたWD Red 3TBを2本WD Green 3TBを1本差し込んで全4本の構成とした。そのうち、また機会を見てWD GreenだけはWD Redの6TBに差し替えようと思っている。こんな風にさまざまな容量・仕様のHDDをぶちこんでも動作するのはありがたい。この構成で立ち上げたところ、SHRで利用領域9TB(実際には目減りして8.1TB)、保護領域3TB、未使用3TBで認識している。

購入後のOSインストールは、
ダウンロードセンター – DS418j | Synology Inc.
からDSM 6.x.x User’s Guideのpdfをダウンロードして従えばいい。

導入後、ファイルをどこに置くかで僕は少し困った。基本的なファイルはhomeフォルダ以下に置けばいいのだろうが、マルチメディアファイル(music,photo,video)はそれ用のフォルダがあるので、そっちに置くことにした。が、置いてみると、それぞれのフォルダにどうアクセスするかが悩ましい。一番簡単なのはそれぞれのフォルダをネットワークドライブで結ぶことだが、そうするとWindowsのエクスプローラにhome/music/photo/videoと四つも新しいドライブができてしまって、若干邪魔くさいのだ。シンボリックリンクを貼ってみると言うても試してみたが、あまり使い勝手がよろしくなく、結局\\DS418j/home/…と言うように素直にネットワークアクセスするのが一番無難になってしまった。

また、HDDのハイバネーションを有効にしていると、一定時間経過後にファイルアクセスするとHDD起動まで時間がかかり、一時的にアクセスするソフトがフリーズしてしまい、使い勝手が悪いので、若干消費電力は上がるだろうがハイバネーションは切ることにした。具体的には【コントロールパネル】→【ハードウェアと電源】→【HDDハイバネーション】と進み、休止はなしにしておく。

その他、使ってみた感想としては、静音性はまあまあ悪くない。耳を澄ませばファンの風切り音やHDDのアクセス音は聞こえるが、布団も置いてある自室で使っていてもまあまあ我慢できるレベルではある。DSMと言うWebからアクセスするOSもそこそこ無難に収まっていて使い勝手は悪くない。挙動ではFirefoxで使うとWindowsサイズなどがうまく変更できなかったりするので、Chromeでアクセスする方が無難なようである。

さくらのレンタルサーバにLet’s EncryptのSSL環境を導入してみた:改訂版

以前、さくらのレンタルサーバにLet’s Encryptでhttps環境を実現しようとやってみたのだが、当時の状況では別途root権限を持ったLinuxサーバを用意する必要があり、あまり現実的ではなかった。
参考:さくらのレンタルサーバにLet’s EncryptのSSL環境を導入してみた | ちゃたろうふぁんくらぶ
が、今週の2017/10/17にさくらのレンタルサーバ側で公式にLet’s Encryptのサポートが始まり、別途管理者権限のあるサーバを用意しなくても、さくらのレンタルサーバで無料https環境を導入できるようになった。
参考:「さくらのレンタルサーバ/マネージドサーバ」 無料SSL証明書「Let’s Encrypt」簡単設定機能の提供開始のお知らせ | さくらインターネット
参考:無料SSLサーバー証明書 Let’s Encrypt – レンタルサーバーはさくらインターネット
ので、ここではLet’s Encryptを利用した無料SSL環境を導入するためのメモを備忘。と言いつつ、さくらの公式サポートにほとんどの情報が書かれているので、ここでは見通しと参考リンクを貼るのがメイン。

公開URLの検討

まず諸々の作業を始める前に、サイトのURLをどう扱うか考える必要がある。httpsを使うか/httpを使うか、wwwサブドメインを使うか/wwwサブドメインを使わないか、の二択で計4パターンのURLが考えられる。つまり、内のサイトなら
http://chatarou.net/
https://www.chatarou.net/
https://chatarou.net/
https://www.chatarou.net/
と言う4パターンで、どれを採用するかと言う話になる。まあ基本はhttpsサイトにする前提なので、httpのURLは基本使わないと思うが、http接続をしたときにhttps側に自動で転送するか否かと言う判断は必要になる。
このうち、wwwサブドメインを使うか否かでまず初期設定を考えておく必要がある。wwwサブドメインを利用しない場合はあまり考えなくてもいいのだが、wwwサブドメインを利用する場合はさくらインターネットサーバコントロールパネルで適切な設定をしておかないと、環境変数Pathがうまく通らず、サイトのデザインなどが崩れることがあるようだ。
詳しくは、
参考:【WordPress】www付きのドメイン利用中で、SSL化する時の手順 – さくらのサポート情報
を参考にして、サブドメインの設定をしておく必要がある。

Let’s Encryptをさくらインターネットサーバコントロールパネルから導入

特に難しい作業はない。
【無料SSL】サーバコントロールパネルからの導入手順 – さくらのサポート情報
を参考に、Let’s Encrypt環境の導入、サーバ証明書を発行してもらえばいい。
うちの場合、発行申請をしてサーバ証明書の発行までは10分ほどで済んだ。

WordPressでSSLを利用するためのプラグインの導入

実際にうちのようなWordpressで構築しているサイトでhttpsを利用するためにはこの後サイトアドレスの設定などいくつか変えなくてはならず、失敗するとhttp⇔httpsで無限ループしてしまうケースがあるなど若干煩わしかったりするのだが、さくらインターネットではここでwordpress用プラグインを提供すると言う非常にスマートな方式で解決している。とても便利なので、利用しない手はない。
参考:【WordPress】常時SSL化プラグインの使い方 – さくらのサポート情報
プラグインは、さくらインターネットのレンタルサーバ上でしか動作はしないが、Wordpressのインストールに関してはさくらインターネットサーバコントロールパネルからクイックインストールしたか/自前でインストールしたかは問わず利用できるので非常に便利だ。
ここまでやると、https環境の利用が一応完成し、https://www.chatarou.net/でもhttps://www.chatarou.net/でもサイトに繋がるようになる。

【2017.10.30追記】
※このプラグインの使い方が分からず記事を更新してしまっていたようだ。このプラグインは【設定】→【SAKURA RS SSL】と進み実行するもので、具体的には下記のhttpアクセスを自動でhttpsアクセスへ転送するWordPressのサイトURLをhttpsに変更するを実行するプラグインのようだ。ので、プラグインを導入しなくとも、下記手順通りに進めれば充分である。.htaccessとかに二重で同じ手続き書かないように、このプラグインの導入はかえって気をつけないといけなさそうだ。
【2017.10.30追記ここまで】

httpアクセスを自動でhttpsアクセスへ転送する

最後に、最初の公開URLの検討で書いた、http/https併用するのか、httphttps転送するのか、の設定をする。併用する場合は何も設定しなくてもいい。転送する場合は、.htaccessで転送設定を書く。
参考:.htaccessによるアクセス制御(暗号化(SSL)を有効としている場合、暗号化しているページへ誘導したい) – さくらのサポート情報
これで全設定が完了し、サイトをhttps運用できるようになる。

【2017.10.28追記】
以下、もう少しやった方がいい作業があったので追記。

WordPressの記事内のリンクをhttpsに変換する

サイトURLをhttpsに変更したことで、自分の記事の中にある参考記事リンクや、画像リンクがhttpのまま残ってしまうものがある。httphttpsへ自動転送の.htaccessを書いてあれば画像が見えないことは無いのだが、サイト内にhttp画像リンクが混在していると暗号性担保の面でブラウザに文句を言われるので、一括で過去記事のリンクを修正してしまう。
修正には、WordPressプラグインのSearch Regexを利用する。一括で、「https://www.chatarou.net」→「https://www.chatarou.net」などを実行すればいい。正規表現など活用しなくても十分置き換えは可能。

WordPressのサイトURLをhttpsに変更する

WordPressのサイトURLを変更しておかないと、テーマファイルなどをhttpのURLのまま読み込んでしまい、cssが適用されないページが表示されてしまったりするので、変更しておく。
【設定】→【一般設定】の中にある、「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」をhttpsに変更する。ここの変更は上記までの変更を行ってからでないと、変な無限ループに陥ったりするので気を付けて最後にやること。

【2017.10.28追記ここまで】

その他メモ:
上記設定でhttps環境が使えるようになるのだが、https環境の場合、サイト内の画像などを外部サイトから持ってきている場合、セキュリティが担保出来ていないと文句を言われたり、外部サイトの画像が表示されなかったりのトラブルがある。実際、うちのサイトもトップページでflickr badgeと言うflickrで上げた写真をランダムで表示するブログパーツを利用しているのだが、現時点でうまく動作していなさそうだ。
ので、うちでは解決するまでの間、http/httpsは併用運用して転送運用は控えている。また、この解決には結局flickrに上げてある写真ファイルをさくらインターネットに上げなおし、画像をランダムに表示させるようテーマファイルに修正を加える必要がありそうなので、また時間を見て修正作業を行おうと思う。

対策完了したのでオマケメモは終了