LEDシーリングライト Panasonic HH-CB0611A簡単なレビュー

パナソニックの6畳用調光・調色シーリングライト、HH-CB0611Aを購入したので簡単にレビュー。

このGW期間中に、自室で使っていた蛍光灯シーリングライトが急に壊れてしまった。点灯させると、一応点灯するのだが5-10秒ぐらいでプッツンと消灯してしまう。一度消灯しなおして再点灯してもまた5-10秒でプッツンと消灯してしまう、の繰り返し。症状的に、蛍光管の寿命と言うよりはシーリングライト本体側でなんらかの保護回路が働いているような感じ。それがショート気味なのか高温の問題なのか等々の追求はしても仕方ないので、蛍光管の交換で様子見もせずに退役させることにした。シーリングライト本体は13、4年は使ったはずだしまあ元はとったろうと。

と言うことで、シーリングライトを買い換えた。ざっくり値段を調べてみてもLEDシーリングライトでも蛍光灯シーリングライトでもあまり値段は変わらないようだ。そうなってしまうと蛍光管の交換がない分ランニングコストも安いだろう、と言うことでLEDシーリングライトを購入することに決定。
一般論としてLEDシーリングライトはLEDの光の直進性が高い(光源からの拡散が弱い)ので部屋全体に光が回りにくいとか、相対的に同じ六畳用でもLEDの方が蛍光管より暗く感じやすいとか言う評判を聞くが実際どんな感じなのだろうかと思いつつ購入。

購入先としては近所のホームセンターでNECやドウシシャ、アイリスオーヤマなんかが割と安く売っていた(6畳用で5000円前後)、あとはニトリで買うと言う方法もあった(6畳用で7000円ぐらい)、が結局いつものヨドバシドットコムで購入。できれば調色機能が欲しいなあと思っていて、ホームセンターなんかで売ってる安いのは調色がなかったのと演色指数(Ra)の表示がないことが多かったので購入をとりやめた。

取り付け後の第一印象は、『やっぱちょっと暗いかな?』と思った。暗さを気にする人は、6畳間でも8畳用を購入してもいいかもしれない。
が、その後リモコンで調光・調色をポチポチいじってみたり、全灯ボタンを押してみたりして気づいたのだが、全灯にするとかなりまぶしくなった。説明書などを読んでみても書いてあったが、調色機能付きのライトと言うのは単純に暖色(3500K、電球色)のLEDと寒色(6500K、昼光色)のLEDが大体同じ数搭載されており、全灯の場合は両方のLEDが全部点灯しておおよそ5000K(昼白色)の明るさになるのに対して、例えば6500K(昼光色)の時は最大輝度でも寒色の方のLEDだけが点灯しているので(つまり全灯からしてみると半分の明るさしかない)、暗く感じてしまうようだ。
僕の場合は一通り調色してみて、6500K(昼光色)は青白すぎるし、5000K(昼白色)は黄色すぎるし、と言うことでその間ぐらいの数字にすることにした。使っているPCのモニタをsRGB/6000Kとちょっと色温度低めにしている(普通はsRGBだと6500K)こともあり、昼光色を青白く感じてしまうようだ。いろいろいじった末に、シーリングライトを6000Kに設定するとちょっと暗く感じてしまうこともあり、シーリングライトの設定は5500Kぐらいに設定することにした。これだと最大輝度で明るさ充分で、1、2段階暗くしても違和感なく使用できる。
なお、調色に関して、別に厳密に色温度を設定できるわけではない。さっきも書いたとおり寒色で6500K、暖色で3500Kでその間をリモコンで18段階ぐらいで変更できるので、(6500-3500)/18で一段階で200Kぐらい変わっているだろう、と言う概算。色温度の計算で案分していいものだろうかとも思うがまあ概算なので支障はないだろう。と言うことで、まずはリモコンで一番白い色に設定した後、ボタンをゆっくり5回押した色合いを基本として使うようにした。

調光に関しては、変更できるものの今一つ、と言った印象。明るい方の設定で部屋全体に光が回っているときはいいのだが、暗い方の設定の時は部屋全体にうまく光が回らず、暗い割に天井の光源ばかりがまぶしくて違和感がある。やはり、ほの暗い光と言うのは間接照明にはかなわない印象だ。

その他、装着時に少し苦労した話。
うちの場合、丸型のアダプタ(補修品番NZ2717M)と書かれているものが最初装着できず苦労した。うちの天井に付いている配線器具が角型引掛シーリングだと思っていたのだが、分類的には電源端子露出タイプに相当するのかもしれない。で、天井の器具と丸型アダプタが干渉して装着できないのだ。


天井に付いている器具がこんな感じのもの。


斜めから見ると分かるかもしれないが、この配線を固定しているマイナスネジが出っ張っていて干渉するのだ。


これは今まで使っていた蛍光管シーリングライトの丸型アダプタなのだが、これはこんな風に天井の器具に対してオスメスで凹みがあるので、干渉しなかった(こっちのアダプタと新しいアダプタはシーリングライト本体へのコネクタ形状が違うので互換性はない)。
で、はてどうしたものかと悩み、たかがシーリングライトの交換程度で電器業者呼ぶのも面倒だし、かといって天井の器具を何かするのは(マイナスネジをでっぱりの少ないものに交換するだけで解決しそうではあったが)施工資格がないとやってはいけないので、悩んだ末に丸型アダプタの干渉する部分を削ってしまった。


干渉する部分を削った後のアダプタ。このアダプタはさっきも書いたとおりもし削るのに失敗しても補修部品で買いなおせるからいいか、とやってしまったが削った部分にはただプラスチックが埋まっているだけだった。これならなるべく干渉を抑えるように形状を作ってくれればいいのに…と思った。
そんなこんなで干渉を乗り越えて装着完了した。

ついでに、改造と言うほどでもないがちょっとした工夫。
今まで使っていた蛍光灯シーリングライトでは、NECのホタルック蛍光管を愛用していた。消灯した際に、蓄光で少しの間だけほんの少し仄明るいのが便利だったのだ。僕の場合常夜灯を使うほどではないけどほんの少しの時間、ほんの少しの明るさがあると便利だなあと思っていたので、今回のLEDシーリングライトにも”プチ”ホタルック仕様にしてみた。
と言っても、簡単な話で蓄光のテープを買ってきてシーリングライトの内側に貼っておくだけである。蓄光テープは100均ショップにも売っているし、ホームセンターでも700円程度で売っているので何セットか買ってきて試すことにした。100均の方がテープ幅が狭いが、用途としては問題なさそうである。今回僕は100均のテープを2本(200円分)、ホームセンターのテープを1本(700円分)使用した。これで、明るさとしてはホタルックよりは不足しているが一応室内のテーブルや布団・枕の位置がうっすら分かる程度にはなったので、一応用途としては合格となった。ホタルックだと青白い光、蓄光テープだと緑色の光になるがどうせ手元は杆体にしか反応しない明るさなので関係はあまりない。


テープはこんな感じにペタッと貼っただけ。


外周部にこんな感じに100均の幅の狭いテープを、


内周部にこんな感じにホームセンターの幅広めのテープを貼ってみた。やっぱりホームセンターの方が値段高めな分明るい印象はあるけど、値段差分の性能かと言われると微妙。

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