自宅インターネットプロバイダをYahoo! BB ADSLに切り替えた
今まで自宅はADSL回線でjanis(長野県ローカルのJA系列のネット会社)を使っていたのだけど、いつまで経っても値下げする気配ないし、毎月4000円近い出費(しかもこれで電話代金は別なので、光と値段が大差ない)はバカバカしいので、Yahoo! BB ADSLに切り替えてみた。その手順を備忘。
janis(12M ADSL)が月額3,790円、Yahoo! BB ADSL(12M)が月額1,265円なのでびっくりするぐらい値段が下がる。
Yahoo! BB ADSLの申し込みは電話でした(フリーダイアル)。
申し込みをすると、設置予定の電話回線調査→既存のADSL接続があるので一旦申し込みがはねられる→そこから既存のADSL会社に連絡して、解約申し込み&ADSL回線撤去依頼→既存のADSL回線撤去日が決まったら改めてYahoo! BB ADSLに連絡→既存のADSL回線撤去日に合わせてYahoo! BB ADSLの設置、と言う手順を踏むことになる。
電話回線調査に3営業日ほど、ADSL回線撤去までに連絡から10営業日程度ほどかかるので、切り替えるのに半月ほどかかることになる。
うちは調べてもらったら1月末日契約終了で2月1日に回線撤去が入るので、その日程にしてもらった。ちょうど前プロバイダが1月まで、Yahoo! BB ADSLが2月から(Yahoo! BB ADSLは初月無料なので料金発生が3月から)と効率よく切り替えできる。
で、Yahoo! BB ADSLのモデムは回線設置日の2/1ピッタリに届く。うちには佐川で届いたが、例えば佐川に連絡しても営業所で前日受け取り、みたいなことはできない。あくまで当日になってから。
うちの場合は2/1の午前9時半ごろに旧回線のjanisがつながらなくなり、新回線のYahoo! BB ADSLモデムが届いたのが午前10時過ぎだった。モデムのセットアップしたいから事前に受け取っておきたい…とかが出来ないのは面倒だなあと思った。結局、ネットにつながるようにだいたいのセットアップ終えたら12時過ぎになっていた。所要時間2時間程度。
で、モデムが届いてからいろいろセットアップするのだが、Yahoo! BB ADSLモデム(うちにはトリオ モデム 3-G plusが届いた)のネットワーク初期設定が分からなかったので、最初結構苦労した。モデムからLANケーブル直接PCに繋げてDHCPで繋がってればまあ簡単なんだろうけど、うちは間に無線LANルータ(WR9500N)が挟まっているし、基本的にDHCPではなくプライベートIPアドレスの固定IPを割り振ってあるので調べるのがやたら面倒だったのだ。
結論から言うと、Yahoo! BB ADSLのモデムは初期設定で192.168.3.1/24のネットワークが振ってある。そして、モデム件ルータの設定は、なぜかhttp://192.168.3.1/ではなくhttp://172.16.255.254/が振られている。
ので、最初に192.168.3.XXXのIPを振ったPCを繋げて、http://172.16.255.254/に接続すれば設定に入れる。うちは気づかずにやったので一旦192.168.3.1/24に自宅内IPを振り直す必要に迫られたが、上記設定HPから入って変更してしまえばいきなり192.168.0.1/24のネットワークで自宅内LANを構成することも可能である。
その他備忘。
今までのjanis回線では、『モデム兼ルータ』ではなく『モデム機能のみ』のシンプルなものだったので、その下にぶら下げる無線LANルータ、WR9500Nは『ローカルルータモード』で動かしていたのだけど、今回のYahoo! BB ADSL回線では、『モデム兼ルータ』が届くのでWR9500Nは『アクセスポイントモード』で動かすことになる(ルータのマトリョーシカで動かしてもいいのだがかっこ悪いからやらない)。
で、WR9500Nをアクセスポイントモードに変更すると、既存のローカルルータモードで入れていた設定はリセットされてしまう。と言うことはまずアクセスポイントモードで動いているWR9500NのIPアドレスを探さないといけないことになる。Yahoo! BB ADSLモデムの下にぶら下げると、まずはWR9500Nは『192.168.3.211』で動き始めるので、このアドレスに入ってWR9500Nのセットアップを始める必要がある。
最初のセットアップから無線LANで入って設定することも可能だが、ローカルルータモードの時に設定したSSIDの設定も消えてしまうのでWR9500Nの初期設定のSSIDで接続し直す必要がある。初期設定のSSIDはWi-Fi検索すれば出てくるし、パスワードはWR9500Nの裏側に初期設定の物が書いてあるので入ることができる。
ただし、ここで注意が一点あって、無線LANで入る時はセカンダリSSIDの方のSSIDを使用すると、デフォルトでネットワーク分離機能がONになっているので、WR9500NのWeb設定画面に入れない。プライマリSSIDの方を選んではいること。
Yahoo! BB ADSLでは特にDNSサーバアドレスを公開していない。まあ検索すればYahoo!のDNSも見つかるけど、DNSを入れないといけない設定のところはGoogle DNSの『8.8.8.8』と『8.8.4.4』入れとけばとりあえず問題ない。
うちの回線の場合、
線路距離長(エンドユーザ~NTT収容ビル):2330m
伝送損失:23dB
と言う数字なのだが、既存のjanis(12M)回線でおよそ1000KB/s弱(8Mbps弱)の下りスピードが出ていた。で、新規のYahoo! BB ADSLで今のところ1100KB/s(9Mbps弱)の下りスピードと、1割程度速度が上がった。
—————–2016.02.03追記————————
回線開通日にはまだできなかった不要オプションの解約をした。
解約は
https://ybb.softbank.jp/member/adsl/index.php
から行える。
僕の場合、契約時に強制オプションだったのは以下の通り。なお、僕は電話で申し込んだ時に、いらぬ機械を返送する手続きが面倒だったから無線LANパックオプションは外してある。
- BBセキュリティ:月額570円
- BBフォンオプションパック:月額500円
- BBフォン「番号表示サービス」(単独契約の場合は月額300円)
- BBフォン「ケータイ割30」(単独契約の場合は月額300円)
- BBフォン「転送電話サービス」(単独契約の場合は月額300円)
- BBサポートワイドプラス:月額500円
- とく放題(B):月額500円
- BBライフ ホームドクター:月額500円
- Yahoo! プレミアム:月額380円
- BBマルシェ by 大地を守る会:月額458円
- BBお掃除&レスキュー:月額458円
単純計算で月額3,866円+税のオプションを強制加入させている(普通の人は無線LANオプションも加入させられているのでさらに増額)。気づかなければこれだけ加算て、はっきり言って詐欺だと思う。
で、基本的にはネット上で全部解約手続きできるのだが、ネット上では「加入日:2月1日、課金開始日:2月8日、解約予定日:2月29日」と表示されるので、2/8~2-29だけでも課金されたら困るわけで念のため電話して確認してみた。
電話番号は0800-1111-820、音声ガイダンスで1.オプションパックの加入・解約を選ぶと電話ガイダンスのまま進んでしまい、オペレータのところへつながらないので、2.契約の開始・解約・確認等→5.その他、だったかなへつなげる必要があった。
でオペレータに確認したところ、「2月分は課金されない、またこれですべてのオプションは解約になっている」、となって一安心。
それと、もう一件追記。
Yahoo! プレミアムに関してだが、僕の場合主にヤフオクを使用するために、既存でプレミアム契約があり、重複してしまう。この場合、Yahoo! BB会員を従来持ってた
Yahoo! プレミアムアカウントへ引継ぎが出来る。
Yahoo! BB会員特典引き継ぎ
ただ、ここには2点注意事項がある。
・従来のYahoo!プレミアムでのヤフオク評価は引き継げない。評価が(0)から再スタート。って言うかなんで引き継げないのか謎。同じヤフオクアカウントで悪い評価がリセットされてお得になる人もいるだろうに。システム的に引き継げない理由も思い当たらないしなあ(新アカウントで既に取引をしてしまって、旧アカウントとどっちの評価を引き継ぐの?とか起きてしまう問題ぐらいしか思い位当たらない)。
→やってみたら、引継ぎ元の旧アカウントの取引評価がちゃんと引き継がれた。案内文が分かりにくいだけで、『新アカウントの取引評価が引き継げない』と言う意味なのかと思われる。
参考:Yahoo! BB会員特典引き継ぎ
・Yahoo! BB会員には、Yahoo! プレミアムプランと言うものが存在する。
プレミアム | インターネット | ソフトバンク
簡単に言うと、『プロバイダ契約を持つユーザ限定で』『2年縛りする』代わりに『月額使用料を130円割り引く』と言うプラン。2年縛りの解約可能月以外に解約すると3000円+taxの解約手数料がかかる。
これがちょっと曲者で、パッと見るとプロバイダ契約者は加入した方がオトクに見える。で、Yahoo! BBは加入時に基本的にYahoo! プレミアムオプションも加入で、かつ加入特典で2ヶ月間Yahoo! プレミアムが無料になっている。
が、2ヶ月後にYahoo! プレミアムからプレミアムオプションに切り替えると、プロバイダの加入との間に2ヶ月のラグが発生してしまい、解約時にプロバイダ解約料かプレミアムオプション解約料のどちらかを払う羽目になってしまう。
両方払わねばならぬ月には、上限10,000円のキャップがついているらしいが、普通解約する人はプロバイダの解約可能月に解約する人が普通だろうと思うので、Yahoo! プレミアムプランにも加入する人は2ヶ月無料オプションはさっさと放棄してプレミアムプランに加入しておく必要がある。
プロバイダー プランの変更 | オプションサービスのお手続き | SoftBank
探してもなかなか見つからなかったが既にYahoo! BBに加入している人がプランを変更するのは↑のリンクから。