FirefoxESR52からFirefox Quantum(68.0.2)へ移行した手順

PCを刷新したのに合わせて、やっとこ懸案だったFirefoxの刷新に手を付けたので、備忘メモ。
Firefoxはだいぶ前にQuantumと呼ばれるWebExtensionベースのものに置き換わっていたが、この結果として旧来のアドオンのほとんどがバッサリと切られていて、環境が激変してしまうので乗り換えようにも乗り換えられないで躊躇していた。
その間の代替策としてはWaterfox(旧来のFirefoxアドオンが使える)に乗り換える、Chromeに乗り換えるなどがあったら結局ESR52を長々と延命させてしまった。Waterfoxに乗り換えてもアドオンのコミュニティが実質的に死んでいくのであまり意味はないし、ChromeGoogle関係のサービスを開きっぱなしにするブラウザにしているので、普段閲覧するページも混ぜてしまうとゴチャゴチャして扱いづらい、という問題があったからだ。
で、結局ある程度状況が固まってきたところでFirefox Quantumに乗り換えることにした。結局今回のWeb Extension移行の混乱でユーザシェアはガッツリ落ちたようだが、アドオンに関してはChromeとほぼ互換なこともあってかなりの数のアドオンが提供されているし、タブ周りの挙動はabout:configをいじる方法でChromeよりは若干だけど使いやすいからだ。何よりChromeに環境移行すると二つの環境が混じってごちゃごちゃになるし、一方でFirefox同士ならFirefox Syncを介して比較的スムーズに移行が進む。
とはいえ、旧来のFirefoxFirefox Quantumを共存させるとアドオン関係は物凄くグチャグチャになるので、その辺は注意が必要である。
以下、手順を追って変更手順を備忘。

Firefox ESR 52のアドオン関係の手直しをする

まず、旧環境のアドオン関係の整理をする。
将来的にはFirefox Syncを通じてアドオンも同期することとするが、一旦はSyncを開いてアドオンの同期は切る。
そのうえで、既存のアドオン関係を
Web Extensionに対応しているアドオンに乗り換えておく(Greasemonkey、Stylishなど)
Web Extensionには対応しないので放置する(Classic Theme Restorer、Tab Mix Plusなど)
・この機会に同機能で現代的なアドオンに乗り換える(Adblock Plus→Nano Adblocker、Stylish→Stylusなど)
・Greasemonkey、Stylish関係についてはWeb Extension移行関係で大幅に仕様が変わるので丁寧なバックアップ・リストアをする
辺りの対応をする。具体的には、

□まず、現在のユーザースタイルをバックアップする
52ESR+Stylish2.1.1ではユーザースタイルはアドオン設定画面から追加削除のできるらくちんスタイルだが、Quantum(ないし52ESR+Stylus1.4.23)ではこうはいかない。
そもそも、StylishはWebExtension移行と同時期ぐらいに商用化か何かでごちゃごちゃ混乱した時期があり、今は低機能でもそういう心配のないStylusへ移行するのが定石となっている。
そこで、
52ESRからユーザースタイルをすべてバックアップしてStylishアドオンをアンインストールする。
52ESRStylusをインストールしてバックアップしておいたユーザースタイルから、ウェブページに適用するものはインポートし、アプリUIに適用するものはuserChrome.cssへ移動させる。
・(QuantumでもStylusをインストールして、ウェブページに適用するものはインポートし、アプリUIに適用するものは使用をすっぱりやめる)
と言う手順をとる。この時、最初にStylishのユーザースタイルをバックアップしておかないとStylishをアンインストールしたときに過去のユーザースタイルにアクセスする方法がなくなるので注意。
バックアップの方法としては、[ツール]→[アドオン]→[ユーザースタイル]と進み、各ユーザースタイルの[編集]を押して[名前.txt]でスクリプトをテキスト保存しておけば充分である。超ローテク。
自動でStylishStylusに移す方法もネット検索をすればあるが、古いユーザースタイルにはもはや不要なものや新しい統合機能のスタイルがあるものやアプリUIに適用するものが混在しているので、この機会に棚卸をしておいた方が無難である。
これらが終わったらStylishをアンインストールし、Stylusをインストールする。Stylusの最新バージョンはWebExctension対応なので当然インストールできないが、過去バージョンのインストールを選べば過去のバージョンがインストールできるはずである。僕の環境ではStylus1.4.23が入った。
Stylusにはウェブページに適用するものは[ツール]→[アドオン]→[Stylus]→[スタイル管理]→[新スタイルを作成]から名前とスクリプトを足していく。結構めんどくさい。
一方でアプリUIに適用していたものはStylusではQuantum以前のFirefoxでも無効なようなので、Profilesフォルダにchromeフォルダを作り、userChrome.cssファイルを作成してそこに転記する。

□次に、Greasemonkeyスクリプトのバックアップをする
Greasemonkey関係も52ESR+Greasemonkey3.17からQuantum(ないし52ESR+Greasemonkey4.1)で大幅に機能劣化する。Greasemonkey3.17では[ツール]→[アドオン]→[ユーザースクリプト]と進めば旧来のスクリプトが確認できるので、ここでは今までどんなスクリプトを使っていたかだけ確認しておく。どうやらバックアップリストアはあまりよく動かないらしくバックアップしておく意味はあまりないので、[ユーザースクリプト]を画面コピーしておけば充分だと思う。
その後、単純にGreasemonkeyを4.1にアップデートする。Tampermonkeyなどに乗り換える方法もあるがまあどちらでもいいだろう。
アップデートしたら、過去にあったのと似たような機能のスクリプトを探し、導入していく。僕の場合は
Affiliate Killer
Google Search Extra Buttons
だけとりあえず入れた。ほかにもいくつかほしいスクリプトがあるのだけど今のところ見つけていない。

□次に、乗り換えた方がいいアドオンは乗り換えておく
とりあえず、僕は以下のようなお手当てをした。
Adblock Plusはより現代的に、Nano Adblocker(+Nano Defender)+豆腐フィルタへ乗り換え。乗り換え手順は以下を参照
ネット上の広告を消すなら「Nano Adblocker」+「豆腐フィルター」が最良|使い方や設定方法など【PC版】
Hide Wanted Results of Google SearchPersonal Blocklist (not by Google)へ移行。
FireGesturesは廃止。Quantumにもマウスジェスチャアドオンはあるが、Chromeと同じく設定タブなどではジェスチャが無効になり、煩わしい。のでアドオンでのマウスジェスチャ自体をやめて、StrokesPlusと言う単独ソフトに移行する。こっちだと管理関係のタブの上でもジェスチャは問題なく動くので、快適。

□最後に、不要なアドオンは削除

今まで惰性で残していたが今後使う機会のなさそうなアドオンはここでいったん削除しておく。具体的には
DOM Inspector
Html Validator
Keybinder
Video DownloadHelper
Wappalyzer
Youtube High Defenition(Enhancer for YouTubeへ移行)
など。
これらを行った結果、今まで

こんな感じだったものが

こんな感じになった。

Firefox Quantum、Firefox Quantum ESRのインストール

次に最新バージョンのFirefoxをインストールする。僕の場合は設定などを切り分けて使用するために通常バージョンとESRと両方インストールすることにしている。
インストール時にはカスタムインストールを選択し、
Firefox ESR (52)C:\Program Files\Mozilla Firefox ESR\
Firefox QuantumC:\Program Files\Firefox Quantum\
Firefox Quantum ESRC:\Program Files\Firefox Quantum ESR\
とインストールフォルダを分けてインストールする。インストール終了後、アプリを起動しないように注意する。

同時に、Profilesをいじる。Profiles関係はFirefox 67で大きな仕様変更が入ったようだが、とりあえず無視して
【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\profiles.ini】
を以下のように編集。

[Profile0]
Name=QtUser
IsRelative=1
Path=Profiles/20190831.fx_qt
Default=1

[Profile1]
Name=EsrUser
IsRelative=1
Path=Profiles/20160309.fx_ESR

[Profile2]
Name=QtEsrUser
IsRelative=1
Path=Profiles/20190831.fx_qt_ESR

[InstallF025A81783D291AE]
Default=Profiles/20190831.fx_qt
Locked=1

そして
【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(profilename)\】
のフォルダを作成する。
20190831.fx_qtと20190831.fx_qt_ESRは空のフォルダ、20160309.fx_ESRは今までの環境が入っているフォルダになる。

次に、
【C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\】
あたりにあるショートカットアイコンを以下のように編集する。
Firefox ESR (52)“C:\Program Files\Mozilla Firefox ESR\firefox.exe” -no-remote -p EsrUser
Firefox Quantum“C:\Program Files\Mozilla Firefox Quantum\firefox.exe”
Firefox Quantum ESR“C:\Program Files\Mozilla Firefox Quantum ESR\firefox.exe” -no-remote -p QtEsrUser

最後に、レジストリエディタを開いて、
HKEY_CLASSES_ROOT\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\MuiCache
あたりを開いてFirefoxの名前が被らないように適当に編集する。

Firefox Quantumの初期設定

上記まで終わったら、Firefox Quantumを起動する。Firefox Syncの画面が出てくるので同期して、ブックマークなどの情報を読み込む。アドオンも同期しても大丈夫なはず。
その後、アドオン関係は重複するかもしれないが以下のものをインストールしていく。
Nano Adblocker
Nano Defender
Stylus
Greasemonkey

Enhancer for YouTube
To Google Translate
Download Manager (S3)
AutoPagerize Advanced
JavaScript Toggle On and Off (WebExtension)
Personal Blocklist (not by Google)

最後に、タブや新しくリンクを開いた時の挙動を好みにするために、以下の通りabaout:configを変更する。

user_pref(“browser.link.open_newwindow”, 3);
user_pref(“browser.link.open_newwindow.restriction”, 0);
user_pref(“browser.tabs.loadBookmarksInTabs”, true);
user_pref(“browser.tabs.loadBookmarksInBackground”, false);
user_pref(“browser.urlbar.openintab”, true);
user_pref(“browser.search.openintab”, true);
user_pref(“browser.tabs.loadDivertedInBackground”, true);
user_pref(“browser.tabs.warnOnCloseOtherTabs”, false);
user_pref(“browser.tabs.closeWindowWithLastTab”, false);

参考:【小技】Firefox Quantumで「Tab Mix Plus」の機能を再現する【ver.66対応】

これで設定だいたい終わり。

新PC設置計画(3) Windows10 1903インストール備忘

新PC設置計画(2)実際に購入したもの | ちゃたろうふぁんくらぶ
の続き。以下の構成のPCについて、新規インストールの備忘メモ。なお、ある程度の稼働状況になるまで作業時間1-2時間ほど。その後OfficeとAdobeはダウンロードに時間がかかるのでさらに数時間かかる感じ。

CPU : Intel Core i7-9700 [3.0GHz/8Core/UHD630/TDP65W] CoffeeLake Refresh
CPU-FAN : Noctua NH-U12S [空冷/CPUファン]
MOTHER : ASUS TUF Z390M-PRO GAMING [Intel Z390chipset]
MEMORY : Corsair CMK32GX4M2A2666C16 x2 64GB [DDR4, PC4-21300, 16GB×2枚組]
HDD/SSD : INTEL SSD 760p SSDPEKKW010T8X1 [1024GB, 3D TLC NAND, M.2 (Type2280)]
HDD/SSD2 :
VGA : Palit Microsystems NE5105T018G1-1070H (GeForce GTX1050Ti 4GB KalmX) [PCIExp 4GB]
CASE : 【黒】Antec P5+前面ファン [Noctua NF-A14 FLX 1200rpm]+背面ファン [Noctua NF-S12A FLX 1200rpm](標準)
POWER : Corsair RM650x [650W/80PLUS Gold](+6,550円)

なお、モニタは
NEC MultiSync P242W [DVI-I]
Panasonic TH-L23X5 [HDMI]
とデュアルディスプレイ構成になっているが、HDMIが自動で優先出力先になってしまうので、再インストール中はHDMIの側は抜いて作業していく。

事前作業

事前作業(1):旧PC内のデータバックアップ
僕はインストール不要なソフトは
  C:¥applications(x86)
というフォルダに入れているのでそのままフォルダごとバックアップする。内容的には
  alphacalc
  Autorans
  cometan
  DupfileEliminator
  exiftoolgui
  FontChanger
  foobar2000
  IGDUtility
  JaneView
  leeyes
  MP3Gain
  PhotoMe
  Pitaschio
  PSSTPSST
  RSync
  ShellNewHandler
  SuperTagEditor_K
  teraterm
  TVelet
  vix
という感じ。なお、バックアップの時点でTVeletには過去のテレビ時刻表データが大量に溜まっていてこれが特にバックアップ時間を阻害するので適宜削除。
次に
  C:¥Program Files(x86)
以下で以下のフォルダをバックアップしておく。
  Mp3Tag
  sakura
  XMedia Recode
同様に
  C:¥Program Files
以下で以下のフォルダをバックアップしておく。
  ExpConst
  ffftp
  MPC-BE x64
  Stellarium
  StrokesPlus
  tclocklight
  UltraMon
  Winaero Tweaker
  WinRAR

  C:¥Users¥username
以下は不安なら全部バックアップしておくことを勧める(時間はかかる)。最低限、僕は以下が必要
  ミュージック(fplファイルとlrcファイルが入っている)
  Documents(Becky!の設定ファイルとPaster Dataの設定ファイルが入っている)
  AppData\Local\Google
  AppData\Local\Microsoft
  AppData\Local\Mozilla
  AppData\Roaming\foobar2000
  AppData\Roaming\Google
  AppData\Roaming\Microsoft
  AppData\Roaming\Mozilla
  AppData\Roaming\Mp3tag
  AppData\Roaming\pon
  AppData\Roaming\Realtime Soft
  AppData\Roaming\StrokesPlus
  AppData\Roaming\Tweeten
  AppData\Roaming\XMedia Recode

IMEユーザ登録辞書をエクスポートしておく(output1.txt)。そのほかの設定は僕の場合はクラウド同期で済んでしまうので不要だが、必要なら適宜。

事前作業(2):新PC用のソフトウェアダウンロード
ビデオカードの最新ドライバ:nVidiaNVIDIAドライバダウンロード
マザーボードの最新ドライバ:ASUSTUF Z390M-PRO GAMING Driver & Tools | マザーボード | ASUS 日本より以下のものを
チップセット(DRV_Chipset_Intel_RS5_SZ_W10_64_VER101178098096_20190401Rなど)
ASUS AI Suite3(ASUS AI Suite 3 V3.00.50 for Windows 10 64-bitなど)
LANカード(DRV_LAN_Intel_I219_SZ_W10_64_VER121884_20190402Rなど)
ビデオ出力(DRV_VGA_Intel_CFL_RS5_SZ_W10_64_VER25201006471_20190401Rなど)
オーディオドライバ(DRV_Audio_RTK_SZ_DTSC_W10_64_VER6018573_20190412Rなど)
※AuraはM/B内のLEDの光を調整するソフト、Intel Rapid Storage TechnologyはRaid構築しない限り使わない、など不要物も上記サイトにはいっぱい置いてあるので全部落とす必要はない。

Logicoolの最新ソフト:落としておかないと、インストール直後にダウンロードしようとしてウザい
Logicool Options(最新版要注意、Logitech Options – Logicool サポート + ダウンロードからすべてのダウンロードを表示で探さないと後でアップデータを要求してうざい)
Setpoint(SetPoint – Logicool サポート + ダウンロードこちらも最新版を探すこと)

Windows10のインストールイメージ
Media Creation Toolでダウンロードし、USBメモリにインストールする
※旧バージョンのWindows10は旧バージョンのMedia Creation Toolなどを持っていてもダウンロードできないので、以下のサイトからISOイメージをダウンロードし、rufusと言うソフトでUSBメモリに書き込む。
https://tb.rg-adguard.net/
参考:Windows 10 バージョン1803のISOファイルは、まだダウンロード可能です(更新) | Solomonレビュー[redémarrage]

インストール前作業

以下の作業からは、HDMI端子を抜き、当面DVI-D出力のみで作業を進めていく

BIOS(UEFI)の設定など
ASUSのこのマザーボードの場合は、POST画面でDelキーでメニューに入れる。
あまりいじるところはないが、僕の場合は以下の場所をカスタマイズしている。
・メニューに入るときは毎回アドバンスド画面にする
・ファンコントロール
・Realtek HDオーディオ機能を無効化:オンボードのオーディオ機能は使わないので

OSインストール時は起動メニューからマウスでUSBメモリの方を毎回クリックすればよく、光学ディスクのように優先起動順位を変更する必要はない

インストール

とりたてて書くことはないが
・シリアル:入力する必要はなく、シリアルキーがありません で次に進めばよい。
Microsoftアカウントでユーザ認証すれば自動的にシリアル認証してくれる。以前のBTOパソコンで使っていた構成の全く違うPCのシリアルでも全く問題なかった。
・アカウント:Microsoftアカウントで登録してしまう
今回のマザーボードの場合、Windows10の1803などのバージョンではLANドライバがないのでMicrosoftアカウントで登録などはこの時点ではできないが、まあそういう古いバージョンをインストールすることはないだろう。
テレフォニーやコルタナや情報送信などは全部オフ

インストール後の最初の処理

とりあえず正常に動かすためのドライバ類のインストールに明け暮れる。
僕の場合は以下の順番で作業する。
nVidiaのインストール
Logicool Optionsのインストール
Setpointのインストール

以下のコマンドを実施
Win+Rで「ファイル名を指定して実行」に「netplwiz」と入力し、自動ログイン設定をする

→再起動
・INTELチップセット(ASUS)のインストール
・LANのインストール、ビデオ出力のインストールは不要っぽいが念の為。オーディオも必要ならインストールする。
エクスプローラの設定を以下の通り変更。表示→オプションから
・全般:
エクスプローラで開く:PC
プライバシー:チェックを両方外し、消去ボタンも押す。
・表示:
すべてのフォルダーを表示:チェックする
ライブラリの表示:チェックを外す
開いているフォルダーまで展開:チェックする
ファイルとフォルダの表示:
隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する:チェックする
登録されている拡張子は表示しない:チェックを外す
動機プロバイダーの通知を表示する:
別のプロセスでフォルダウィンドウを開く:チェックする

→再起動
C:¥applications(x86)C:¥users¥usernameをコピーしながら並行して作業する

ASUS AI Suite3のインストール

ネットワークの設定を変更する。
・設定→ネットワークとインターネット→
プライベートネットワークに変換する
IPアドレス/サブネットマスク/デフォルトゲートウェイ/DNSサーバの設定を変更する
※DNSは8.8.8.8、8.8.4.4、
ネットワークの探索を有効にする

デスクトップにコンピュータを表示する。
・設定→個人用設定→テーマ→右側の関連設定からデスクトップアイコンの設定を選ぶ
コンピュータを追加する。

コンピュータ名、ワークグループ、視覚効果のパフォーマンス等の設定を変更する。
デスクトップのコンピュータを右クリック→プロパティ
コントロールパネルのシステムが立ち上がるので、左側のメニューから「システムの詳細設定」
・コンピュータ名 タブ
変更…からコンピュータ名、ワークグループを変更→再起動メッセージは無視
・詳細設定 タブ
パフォーマンス→設定
視覚効果:パフォーマンスを優先にする、をクリックしたあと、以下のもののみチェックを入れる
・ウィンドウの下に影を表示する
・スクリーンフォントの縁を滑らかにする
・デスクトップのアイコン名に影をつける
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する(不要でもいい)
・マウスポインタの下に影を表示する
・リストボックスを滑らかにスクロールする
・半透明の[選択]ツールを表示する
詳細設定:仮想メモリを1024MBに固定する
・リモート タブ
リモートアシスタンスを無効にする

その他、設定から以下のものを変更していく(設定はある程度同期してくれてるっぽいので、将来的に不要になっていくかも)
設定→システム
通知とアクション
以下のチェックを外す
・ロック画面に通知を表示する
・ロック画面にリマインダとVoIPの着信を表示する
・新機能とおすすめを確認するために、更新の後と、サインイン時にときどき、[Windowsへようこそ]の情報を表示する
・Windowsを使用するためのヒントやおすすめの方法を取得
集中モード
全部不要なのでオフにする
電源とスリープ
画面もスリープもなし
タブレットモード
サインイン時の動作:デスクトップモードを使用します
デバイスがタブレットモードのオンとオフを自動的に切り替えるとき:確認せず、切り替えも行わない
マルチタスク
ときどきタイムラインにおすすめを表示する
設定→デバイス
その他のデバイス
ネットワークの自動探索を有効にしていると、エクスプローラ上に家庭内ネットワークのBDレコーダの共有フォルダがドライブとして表示されてしまい邪魔なのだが、ここでその他のデバイスから削除すると表示されなくなる。
自動再生
全部オフ
設定→個人用設定
ほとんどは同期される
ロック画面
サインイン画面にロック画面の背景画像を表示する:オフ
スタート
ときどきスタートにおすすめを表示する:オフ
タスクバー
小さいタスクバーを使う:オン
通知領域:
タスクバーに表示するアイコンを選択します:常にすべてのアイコンを通知領域に表示する:オン
システムアイコンのオン/オフの切り替え:時計、入力インジケータ、アクションセンタのみオン
設定→アプリと機能
オプション機能の管理
いらないものは消していく(Internet Explorer11など)
うちの場合、ここでWindows Media Playerを消すと動かないアプリがあるので残す←こめたんぷれいやのこと
日本語入力等は残す
設定→アカウント
アカウントの情報は電話かメールが必要なのでうちはBeckyがインストール終わったら作業する
設定→更新とセキュリティ
Windowsアップデートの実行(必要に応じてはここで再起動)

→再起動

ソフトのインストール(先行)

まずはC:¥applications(x86)から以下のソフトを使用
FontChangerでメニューやタスクバーのフォントをWindows7のものに変更する
meiryoKe_620r1.ttcmeiryoKeB_620r1.ttcC:¥Windows\Fontsにインストール

以下、順にインストールしていく
Explzh:圧縮解凍関連
過去の設定のレジストリを適用して、アイコンを変更して、シェル統合や関連付け設定を見直す
Becky:メール
C:¥Users¥usernameのコピーが終わっていないと既存のフォルダ内容をコピーして使用できないので注意
onedriveとの競合が起きるので注意
Explorer Construction:エクスプローラの挙動を変える
 Becky!がインストール終わっていないと、認証のシリアルを受け取れないのでこの順番
 フォルダの設定:詳細設定を以下のとおり変更  名前:290(昇順)、 サイズ:100、 更新日時:120、 種類:100
 起動位置を以下のとおり変更  X=8、Y=8、幅=952、高さ=1154
Winaero Tweaker:細かいWindowsの挙動を変える
 過去の設定変更をエクスポートしておけるのでそれをインポートして実行する
サクラエディタ:テキストエディタ
 インストールが終わったら、C:¥Program Files(x86)\sakuraを上書きすることで過去の設定をバックアップできる
UltraMon:デュアルモニタ用補助ソフト
C:¥Program Filesにバックアップしてあったフォルダをコピーする
tclocklightに関してはシステム権限で実行させるため、
コンピュータの管理→タスクスケジューラに登録
※3日で終了のチェックを外す
※普段は設定をエクスポートしておいて、インポートで済ます
ペースター:クリップボード拡張
C:¥Users¥usernameのコピーが終わっていないと既存のフォルダ内容をコピーして使用できないので注意
onedriveとの競合が起きるので注意
System Explorer:タスクマネージャの代替
GPU-Z
CrystalDiskInfo
CrystalDiskMark
Google Chrome
PDF-XChange PDF Viewer
Mozilla Firefox ESR
Speccy
Old Calculator for Windows 10
Tweeten

さらに、通常使う設定をレジストリで保存してあるので以下のレジストリエントリを登録していく(詳細は割愛)
  add_DEVMGR_SHOW_NONPRESENT_DEVICES.reg
  add_DISABLE_WAU.reg
  add_InActiveTitleBar_Color.reg
  add_SAKURAで開く.reg
  add_tray_seconds.reg
  add_ZoneID_disable.reg
  del_Creative Cloud_Folder.reg
  del_explorer_entry.reg
  del_foldertype.reg
  del_HomeGroup.reg
  del_OEM_LOGO.reg
  disable_zip_folder.reg
  Hibernate_Off.bat
  uninstall_application.ps1

C:¥Users¥username¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Windows¥SendToを開いて不要な送るメニューを削除する(僕の場合はデスクトップ (ショートカットを作成)、PhotoMe以外いらない)

ここまでの設定が終わると、大体通常利用の環境が整う。

ソフトのインストール(暇なとき)

以下はオンラインでアップデータが入ってきて時間がかかるので暇なときに
Office365
Adobe CreativeCloud

以下はさらに暇なときに
・EPSONのプリンタドライバ関連

新PC設置計画(2)実際に購入したもの

前回の記事に引き続き、新しいPC購入の結果。

新PC設置計画(1)スペック等の構想 | ちゃたろうふぁんくらぶ

最終的に購入したPCは以下の通り。

<サイコムで発注したベースのBTO>
================================================
Silent-Master Pro Z390-Mini
================================================
CPU : Intel Core i7-9700 [3.0GHz/8Core/UHD630/TDP65W] CoffeeLake Refresh 搭載モデル(標準構成価格166,220円)
CPU-FAN : Noctua NH-U12S [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★(標準)
MOTHER : ASUS TUF Z390M-PRO GAMING [Intel Z390chipset](+1,080円)
MEMORY : なし(-5,300円)
HDD/SSD : なし(-11,560円)
SSD-Option: なし(標準)
HDD/SSD2 : なし(標準)
OptDrive : なし(-2,010円)
VGA : オンボードグラフィック ( Core i5-9400F/Core i7-9700F, 9700KF/Core i9-9900KFはオンボードグラフィックがありません。ご注意ください)(-34,020円)
ExCard : オンボードサウンド(標準)
LAN : Gigabit LAN [1000BASE T] オンボード
CASE : 【黒】Antec P5+前面ファン [Noctua NF-A14 FLX 1200rpm]+背面ファン [Noctua NF-S12A FLX 1200rpm](標準)
POWER : Corsair RM650x [650W/80PLUS Gold](+6,550円)
OS : なし(-18,770円)
Office : なし(標準)
SOFT : なし(標準)
保証 : 通常保証1年(標準)
訪問設置サービス: 希望しない(標準)

◎周辺機器(キーボード・マウス・ディスプレイ等)
KEY : なし(標準)
MOUSE : なし(標準)
Mousepad : なし(標準)
USBメモリ: なし(標準)
ルーター : なし(標準)
無線LAN子機: なし(標準)
SPEAKER : なし(標準)
MONITOR : なし(標準)
MONITOR2 : なし(標準)

商品単価 : 102,190

以下、簡単に解説。
メモリ・ストレージ・ビデオカードは単価が割高だし自分で簡単に装着できるのでオプションで無しを選択。
光学ドライブも同様にオプションで無しを選択。と言うか、最終的にも光学ドライブはつけない(必要な時だけUSB接続のドライブを装着する)。
OSは流用できるだろうと思ったしライセンス余ってるのがもう一つあるので不要。
等々で、標準構成よりはだいぶ安い値段でベースは組んだ。

あと、結局CPUはCore i7-9700を選んだ。この値段で8C8Tは魅力的だし、Core i5-9600無印はまだ発売になってこないし、相当割安じゃないと6C6Tで我慢する必要はないなあと感じたからだ。
また、電源はCorsair RM650xを選んだ。ここは選択肢としてはあまり良くないというか、選択肢の中では市販価格の中では割高なオプションを選んでしまった。

価格.com -電源ユニットの比較表(SST-ET550-B [ブラック]、NeoECO Classic NE650C、NeoECO Gold NE650G、Edison M 550W FD-PSU-ED1B-550W [黒]、SST-ST75F-GS V3 [ブラック]、RM650x CP-9020178-JP、RM750x CP-9020179-JP、SST-ST75F-PT [ブラック]、Edison M 750W FD-PSU-ED1B-750W [黒]、Edison M 650W FD-PSU-ED1B-650W [黒])

サイコムのこのBTO PCの場合、選択肢の電源リストはこんな感じで、いくつかポイントを絞って検討した結果、「壊れた時(なんてあるのか?)を想定すると、フルプラグイン電源が良かろう」と言う結論に至った。
その点では、フルプラグインで一番安いSilverStone SST-ST75F-GS V2を選ぶべきである(そしてこの電源は市販価格に比べてオプション代が割安である)。が、セミファンレスな方がいいなあと思ってCorsair RM650xにしてしまった。こっちにする場合、オプションの差額が+6,550円なのに対して市販価格が標準のFractal Design Edison M 550W2019/06/30現在で9,698円、Corsair RM650x1,1463円なので差額1,765円とオプションにするには5,000円近くも割高だったので大いに悩んだところではあった。まあ割高でもセミファンレスのが静かでいいかなあと選んでしまった。

結果的な話だが、今回の構成を価格コムで最安価格でパーツ購入した場合、2019/06/29時点で
価格コム最安:¥ 89,279
サイコム価格:¥102,190
※ただし、価格コムではCore i7-9700の価格が出て来ないので43,000円と仮定。
差額13,000円ほど、実際には価格コム最安ではショップが怪しくて買うのをためらったり、送料が発生したり、組む時にCPUグリスが必要なのを見積もっていなかったり、先述の通り電源だけで5,000円も割高なものを選んでいたり、等々考えると自分で頑張って組む気には全くならない価格差だ。もちろん、組むことが楽しい人の方が多いだろうと思うが、僕は組もうと思えば組めるけど別にそこは趣味じゃない人間なので。

<その他購入したパーツ>
メモリ:Corsair CMK32GX4M2A2666C16 [DDR4, PC4-21300, 16GB×2枚組] ¥23,780

SSD:インテル SSD 760p SSDPEKKW010T8X1 [1024GB, 3D TLC NAND, M.2 (Type2280)] ¥16,716

ビデオカード:Palit Microsystems NE5105T018G1-1070H (GeForce GTX1050Ti 4GB KalmX) [PCIExp 4GB] ¥18,980 (2017/04に購入し現在も使っているパーツの流用)

カードリーダー:iBUFFALO USB3.0 microSD/SDカード専用カードリーダー レッド BSCR27U3RD ¥761

ファンコントローラー:サイズ ファンコントローラー 風マスター2 ツマミ収納可 5インチベイ 4チャンネル KM05-BK ¥3,981 (2013/11に購入し現在も使っているパーツの流用)

以下、簡単に解説。
メモリはOC品を買ってもしょうがなかろうと、PC4-21300で価格コムで一番人気のでいいか、と選択。メモリは今絶賛値下がり中なので秋葉まで自分の足で買いに行けばさらに数千円安く買えるらしいがまあ地方で入手するならこんなもんだろう。秋になってがっつり値下がりしていたら、16GBx4の構成に変えたりしちゃいそう。
SSDは当初PLEXTOR M9Pe(G) PX-1TM9PeGを買うつもりだったが、結局無難なINTEL 760pになってしまった。PLEXTOR M9Peでは古いチップセットでは?相性問題でWindowsの起動ドライブに出来ないという話があり、動くことを確定できないので諦めてしまった。
ビデオカードは手持ち品の流用。って言うか、いまだにファンレスのディスクリートビデオカードがいいとか言ってる人はレアなんだろうと思う。
カードリーダはまあ適当にUSB3で安定していて安いものを。原稿のマシンには3.5インチベイに装着できる(上に個別電源があって便利な)ものを使っているが、今後は光学ドライブと同じく必要な時だけ装着するようになるだろう。
ファンコントローラーは実際には装着するかは不明だが、現行マシンにくっついているものを流用。新しいマシンは5インチベイの外側にさらにフロントカバーがあるので、めったに操作することはないだろう。

購入後の簡単な感想

という記事を書いて、サイコムに2019/6/28に注文、出来上がった商品を2019/07/10に受け取り、さっそくセットアップした。
セットアップと言っても、SSD・メモリ・ビデオカードを差し、Windows10もろもろのセットアップをしただけ。せっかくなのでWindows10のインストール手順は改めて記事にしようと思う。
セットアップしてみての感想。

・結局ファンコントローラは使わなかった。ASUSのQ-Fan Controlで通常動作時はケースファンは停止、CPUファンのみが400rpmぐらいで回っている。今回電源ファンもセミファンレスなので、実質ファンレスPCに限りなく近い仕様になり、すっごい静か。起動時/再起動時にケースファンが若干動作するので音がするぐらい。快適すぎる。
・ケースは頑丈で、いかにも静穏なイメージを感じさせる。側面パネルを外した時に、今まで使っていたケースに比べてずっしり重くて感動したが、よく考えたら今まで使っていたAbeeのケースはアルミで、このケースはスチールだからこっちのが重くて静穏そうに見えても実際はそんなには変わらないだろうとは思うけど(いや、どっちも静音ケースなんだが)。
・やっぱりというか、設置スペースぎりぎりでインシュレーター装着状態では入らなかった。インシュレーターと3.5インチ/2.5インチ兼用ベイはネジで簡単に取り外し可能なのですっぱり取り外してしまった。さすがにその状態だと底を擦ってしまうので、底には粘着式のフェルトを貼った。設置場所がスチールラックなので、ラックとさえ擦らなければ電源ファンやフロントファンの吸気口は別に塞がれてはいない。
・フロントファンの吸気口のところに埃取りのガード金網があるのだが、すぐ外れる。インシュレーターを外したのもあるのだが、PCケースの底をちょっと擦らせると金網の端の処理が甘いのもあってすぐ引っかかって金網が曲がってしまう。うざくなって金網は周囲をパーマセルテープで固定してしまった。

ケース内部の図。ビデオカードの下に装着されているのはPCIeスロットに装着できる12cmファン。これも必要に応じてゆるゆる回る。現状マザーボードのAIO PUMP(水冷ポンプ)用のファンユニット電源から電源を取っている。
裏面配線だから配線はすっごいきれい…というほどでもないかな。もともとケースの中がスッカスカなのもあって、干渉するようなことはほぼないけど。

ケース内部、配線周りをもう少し大きく。2.5インチSSDは裏面ではなく3.5インチベイの下にある装着スペースを活用。

下面。インシュレーターを外し、TVなどの防振用のゴムを貼り、その上に粘着式のフェルトシートを貼っている。ネジで固定しているわけではないのであまりズリズリ動かすと代用インシュレーターも動いてしまうが、まあ当座はこれでいい。

代用インシュレーターや下面吸気口のあたりを大きく。この吸気口カバーはすぐ外れる。

裏面。配線はシンプル。左側に2.5インチSSDを2基装着できるが、まあ今後も不要だろう。

volumioをAmazon Alexaで音声コントロールする

今回の記事は、以下の環境で構築した際の備忘。
ハードウェア(ラズパイ):Raspberry Pi 2 Model B
ハードウェア(Amazon Alexa):Amazon Echo Dot(第一世代)
ソフトウェア(ラズパイ):volumio 2:volumio-2.587-2019-06-11-pi.img.zip
環境がアップデートされるとインストールが上手くいかなかったり、挙動が安定しなかったりするので注意(現時点でも安定しているかは微妙なのだが)。

今、自室で音楽をスピーカー環境で聴くのに、NASに入っている音楽をvolumio on Raspberry Piで再生し、Toppingの安物デジタルアンプからDALI ZENSOR PICOで流している。
どちらかと言うとBGM的に聞いているので夜寝ている間など小音量で流しっぱなしにしていたりする。
で、そのまま放置して翌朝寝ぼけながら支度をして出かける…と言う感じなのだが、音楽を切って出かけるのがめんどくさい。一番確実なのはアンプの電源を切ってしまうことなのだが、どっちかって言うとアンプの電源は入れっぱなしで放置している感じなので、それは避けたい。のでvolumioに停止コマンドを送ることになるのだが、PCをいったん起動してWeb UIから止めるのもめんどくさいし、Androidvolumioアプリを起動して停止コマンド送るのもめんどくさい(書いていて思うが、なんてものぐさなんだと思う)。
と言うことで、調べてみたところ、node-redと言う機能を活用してAmazon Alexavolumioをコントロールできるらしいと言うことを知った。ので試していたのだが、エラーが多くてなかなかうまく動いてくれない。最初は今年の4月頃に試行錯誤していた時に環境構築に成功したり、でも何かのはずみでvolumioを再起動すると環境が壊れてしまったり(サービス起動を忘れているわけでなく、node-redないしmpdのサービスが起動しなくなってしまう)…的なことを繰り返し、いったん環境構築を諦めた。
で、最近になってまた思い出し、試行錯誤したところなんとか動く体裁が整ったので、手順を備忘でメモ。

参考にしたサイト:
独身貴族のスマートホーム -Alexaからローカルの音楽を再生する- – Qiita
Alexaスマートホームスキル『Node-RED』を使ってみた | CHASUKE.com
Node-RED Alexa Home Skill Bridgeを設定する[On Onion Omega2+] – Qiita

手順は以下の通り。なお、緑の字は補足(失敗説明なども含む)なので読み飛ばしてもらっても構わない。

Node-RED Alexa Home Skill Bridge に登録作業をする

まずはRaspberry PiからもAmazon Alexaからも離れ、node-redを使うための前作業をする。
https://alexa-node-red.bm.hardill.me.uk/
に行き、アカウントを作成する。
Node-RED Alexa Home Skill Bridge
のデバイスのページで、デバイスを適当に登録する。

こんな感じで適当にNameDescriptionを登録し、ActionsON/OFF+%/-%をチェックする。もしかしたらApplication TypeLIGHTをチェックしておいた方がいいかもしれない。

なお、ここで指示したデバイス名でvolumioをコントロールすることになる。つまり、上記の例だと『アレクサ、カセットつけて』『アレクサ、カセット消して』など。この名前が若干やっかいで、音楽を管理するそれっぽい名前で、なおかつAlexaが認識しやすい簡単な名前がない。
・参考サイトだと「メディアサーバー」と名付けている:長くて言いにくい
・ヴォリューミオ(ボリューミオ):言いにくい
・ラズベリーパイ:長い
・ラズパイ:まあまあ妥当な選択肢か。3、4文字ぐらいが言いやすい。
・シーディー:言いにくかった
・オンガク:volumioではなく、Amazon AlexaのAmazon music?が勝手に再生になる。なお、うちの環境では何故か毎回真心ブラザーズのどか~んがかかる。
・いっそのこと好きなアニメキャラにする:「澤村・スペンサー・英梨々」にして、「エリリつけて」と声を掛けたら、「エーブイと言うデバイスは登録されていません」と答えやがった。アレクサは誤認識が多い。
とまあ、結構散々な目に合った(自業自得含む)。なお、最終的には『アレクサ、音楽つけて』『アレクサ、音楽消して』と言う定型アクションを登録する強引な技もある。また、デバイス名は後々で好きに変えたり追加したりも楽なのでいろいろ試すとよい。

Alexaスキル「Node-RED」を有効化

Amazon Alexaアプリを起動してセッティングしていくのもいいが、面倒なのでブラウザから制御できる部分はブラウザから。
https://alexa.amazon.co.jp/
スキルでNode-REDを検索し、有効化する。
上記のNode-RED Alexa Home Skill Bridgeに登録したアカウントでログインすると、スマートホームのデバイスでさっき登録したデバイスが検出できる。

なお、Node-RED Alexa Home Skill Bridgeでテスト的にいっぱいデバイス名登録したり更新したりすると、古いデバイスが削除されずいっぱい残ってしまうので、Amazon Alexa上で適宜削除する。

Raspberry Piにvolumioをインストール

Download |Get Started | Volumio
からvolumioのインストールイメージをダウンロードする。
イメージをWindowsPCmicroSDXCに焼く。僕の場合は
Win32 Disk Imager download | SourceForge.net
を使って焼いている。焼いたmicroSDXCRaspberry Piに装着し、電源を入れればvolumioの最初の起動画面が立ち上がる。
初期設定を一通り済ませて、以下の追加設定まで済ませておく。
・DHCPを切って固定IPに変更する。volumioのmpdとnode-redがかち合うせいか、エラーが出て接続できない場合があるので。固定IPに変更したらすぐに一回再起動する。結構時間がかかる場合もある。
http://volumio.local/dev/ でSSHアクセスをenableにする。sshでアクセスする。
> sudo dpkg-reconfigure tzdata でタイムゾーンをAsia/Tokyoにしておく。
ここまでやってnode-redをインストールする前準備が完了する。

volumioにnode-redをインストール

ここが一番の問題。
Node-RED日本ユーザ会 : インストール
Node-RED日本ユーザ会 : Raspberry Piで実行する
などを参考に、

bash <(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/node-red/raspbian-deb-package/master/resources/update-nodejs-and-nodered)

をやると失敗する。インストール時にエラーメッセージが出る。そのまま強引に進めると再起動したときにmpdないしnode-red(またはその両方)が起動せず、無反応になる。

失敗する原因を調べていくとどうやら2つあって、1つの原因はbcryptのインストールに失敗すること。と言うのも、bcryptがvolumioで使えるバイナリの配布をやめてしまったからっぽい。上記スクリプトが作られた当時はバイナリがあったっぽい…。でいろいろやってみたが、volumio用のmakeが見つからなくて、僕の場合はソースからのコンパイルのやり方が分からなかった(単に素人ともいう)。
ログを見ると
node-pre-gyp WARN Tried to download(404): https://github.com/kelektiv/node.bcrypt.js/releases/download/v3.0.5/bcrypt_lib-v3.0.5-node-v64-linux-arm-glibc.tar.gz
みたいなメッセージが出る。
もう1つの原因は、volumioで使うnode.jsとnode-redで使うnode.jsのバージョンが違うからっぽい。例えばvolumio 2.587では
> node -v
でバージョンを確認するとNode.js v8.11.1なのだが、上記コマンドでnode-redをインストールするとNode.js LTS 8.xあたりになってしまい、再起動後にnode-redはサービス起動するがmpdがサービス起動しなくなったりするのだ。この辺の挙動はvolumioのバージョンが変わるとまた違ってくるだろうが、いずれにせよ上記コマンドはraspbianなら動くのかもしれないけど現状volumioでは動かなさそうな感じだ。

と言うことで、スクリプトを使わずにインストールする。

> sudo npm install -g npm
> sudo npm install -g –unsafe-perm node-red

のコマンドを実行でnode-redをインストールする。これでも結局bcrypt(404)だよ!的に怒られるが強引に進める。

次にもし可能なら

> sudo systemctl enable nodered.service
> sudo npm install -g node-red-contrib-alexa-home-skill

をしておく。1つ目のコマンドはnode-redのサービスをvolumio起動時に自動実行、2つめのコマンドはnode-red起動後にどっちみち必要なスキルをあらかじめコマンドでインストール。
が現状僕の環境ではどっちもうまくいかなかった(bcryptがインストールエラーを吐いているせいなのか?)ので、1つめは以下の強引な手法で、2つめはnode-red起動後に作業する。

まず、
> sudo nano /opt/node-red.sh

#!/bin/sh
sudo node-red

で起動するスクリプトを作成。
sudo chmod a+x /opt/node-red.sh
で権限も与えておく。
次に、
sudo nano /etc/systemd/system/node-red.service

[Unit]
Description = simple service
After=network.target

[Service]
Type=simple
ExecStart= /opt/node-red.sh

[Install]
WantedBy = multi-user.target

でサービスを作って
sudo systemctl enable node-red.service
で強引にサービスを登録する。まあよく分かってる人から見るとすごくダサい解決法なのだろうけど…
これでrebootすると
http://volumio.local/
http://volumio.local:1880/
volumiompdvolumionode-redにアクセスできるようになる。

node-redでスキルをデプロイ

まずは右上のバーガーメニューから
→パレットの管理→ノードを追加
node-red-contrib-alexa-home-skillを検索して追加する。
これで左端に並んでいるノードにalexaが追加される。

次に、こんな感じでノードを並べる。

左上の灰色ノード:alexa:alexa home
左二番目の黄土色ノード:機能:switch
左三番目のサーモン色ノード(4つ):全部 その他:exec
一番右のウグイス色ノード:出力:debug

それぞれのノードの内容はこんな感じ。

アカウントでNode-RED Alexa Home Skill Bridgeのアカウントにログインする。すると下のデバイスに登録したデバイスが表示される(失敗することがあるので、ログインしなおしたり更新したりするとよい)。


スイッチは上からis true→1に、等々の順番を間違えないように。switchから出ていく線が上から順番に1、2、3、4なので間違えないように。
is true →1
is false →2
== 25 →3
== -25 →4


execのコマンドはそれぞれ以下の通り。

1:再生:bash -c “mpc play”
2:停止:bash -c “mpc pause”
3:音量+:bash -c “mpc volume +5”
4:音量-:bash -c “mpc volume -5”

本当はmpc stopで停止するはずなのだが、うちの今の環境では何故かmpc next相当の動作をする…。
この辺のコマンドが正しいかどうかは、volumiosshで接続して直接コマンドを打って確認した方が手っ取り早いです。
mpc(1) – Linux man page
一応コマンドはここに出ているけど、うちの場合、挙動としては
・volumio再起動時:mpcコマンドを打つとstatus:stopとなっている。この状態ではmpc playを入れても再生開始しない。
・Web UIで再生ボタンを押すと、当然だがstatus:playとなる(mpc 無印コマンドで確認)。この状態でmpc stopを入れると何故か次の曲を再生する。
status:playまたはstatus:pausempc playを打つと再生、同様にstatus:playまたはstatus:pausempc pauseを打つと一時停止になるのでこの動きなら問題ないものとする。

これで一通りnode-redの設定は終わり。デプロイする

alexaとvolumioの連携を確認する

すべて設定が終わったら、アレクサに命令して動作確認する。
『アレクサ、カセットつけて』
『アレクサ、カセットけして』
『アレクサ、カセットあかるくして』
『アレクサ、カセットくらくして』
など。メッセージがヘンテコなのは、Alexa上では電灯のデバイスとして認識されている都合上、仕方ない。

もう少しまともにする方法としては、Alexaアプリを開きマイ定型アクションを設定していくしかない(ブラウザ上のhttps://alexa.amazon.co.jp/からは設定できない)
アプリ上で「マイ定型アクションの追加」で
実効条件を追加:「アレクサ、音楽つけて」
アクションを追加:スマートホーム→デバイスをコントロール→カセット→電源:オン
などと設定してあげる。

自宅PCをWindows10 1803→1903に上げた

自宅のデスクトップPCを大型アップデートでWindows10 1803から1903(19H1)に上げたので備忘メモ。
もともと、近いうちにデスクトップPC自体をリプレースする計画も立てているのだけど、それと並行して大型アップデートもやってみた。もう今のPCの環境の廃棄が近いので、普段はあまりやりたくないような少し環境の汚れる作業のテスト環境も兼ね始めた感じ。

大型アップデートって昔ならサービスパックって言うのだろうなあと思うけど、もう少し更新頻度なんとかならないのかなと思う。半年に一回なんてやる気がしない、できれば1年半(18ヶ月)に一回ぐらいのペースが一番手頃だと思う。
僕は去年の9月頃に1803をインストールしたので使用期間9ヶ月ぐらい。もう半年ぐらいはせめて使いたかった感じだ。
とはいえ、1803のサポート期限は19H2にはギリギリ間に合わなさそうなので、仕方ないところではある。
また、今回のアップデート、本当はGWの10連休でチマチマとやりたかったところだが、1809で失敗した関係もあって1903のリリースがだいぶあと伸ばしになってしまい、GWには間に合わなかった。

閑話休題。

アップデートにあたっては、既存環境のバックアップを取る。僕の場合は、EaseUS Todo BackUp(https://jp.easeus.com/backup-software/free.html)でCドライブのイメージをNASにバックアップしたあと、RealSyncというソフトでCドライブのファイルを一つ一つバックアップしている。
EaseUS ToDo BackUpはどちらかと言うと最終手段のバックアップ的なイメージで、僕の場合はWindowsにEaseUS ToDoをインストールするのではなく、バックアップ・リカバリ用DVDメディアを作っておいてバックアップするという手順でバックアップを残してある。なお、リカバリ用メディアはPCの構成が変わったら(特にCPU/MB/VGAを変えたら)作成しなおしたほうが良さそうなので、DVD-RWメディアの方が便利な感じだ。
EaseUS Todo BackUpでバックアップをとるとファイル単位ではなく独自のファイルイメージになってしまうので後で問題があったときにバックアップからファイルを取り出すのは若干めんどくさい。そこでRealSyncで個々のファイルをNASにバックアップも取るのだが、こちらはとても時間がかかる。EaseUS Todo BackUpは約120GBのCドライブのイメージをバックアップするのに作業時間小一時間で済むが、RealSyncは24時間でも終わらなかった。C:¥Windowsディレクトリとか実際にはバックアップしてもしょうがないので、バックアップすべきフォルダをもう少し絞って作業を簡略化したい感じだ。

上記バックアップでほとんどのデータは保存できるので、改めて個別にバックアップする必要はないが、
C:¥Users¥username 以下
IMEのユーザー辞書
辺りは改めてバックアップしておいた方が無難だろう。以前はブラウザのお気に入りだのメールデータだののバックアップも必須だったが、今はその辺はクラウド側にあるのが普通だろう。

その後、大型アップデートを適用する。WIndows Updateから適用するのでもいいが、Windows Media Creation Toolからダウンロードして適用することにした。Windows Media Creation Toolからの場合はUSBメディアを作る場合とPCに直接適用する場合があるが今回は直接適用で行った。
この作業が意外に時間がかかり、イメージのダウンロードに30分、イメージの適用?に30分、そのごWindowsの更新に15分ぐらいかかった気がする。新規インストールのほうがよほど時間がかからない。

適用自体は特に問題なく終了した。
適用後エラーが出たものとしては
Explorer Constructionはライセンスが初期化されて改めてライセンス認証を求められた。作者のHPで登録作業をするだけなのでそれほど大変ではない。
UltraMon3.4.0がChromeでエラーを吐いて止まってしまった。配布サイトを見たら3.4.1が配布になっていたので適用したらエラーはなくなった。
・設定アプリの内容は殆どリセットされたものはなかった。せっかくなので一通り確認したあと、今回はダークモードを適用してみた。今の所いまひとつしっくりこないが、慣れるかどうか半月ほどは試す予定。
・高速スタートアップの設定が大型アップデートで初期化されるという話があったが、特にリセットされず高速スタートアップ使わない設定が維持された。すでにhybernate.sysを切っているので、改めて高速スタートアップ適用まで行かないのかもしれない。
・タスクバーなどのフォント設定は初期化された。ソフトでMeiryo適用し直すだけなのですぐにもとに戻せる。
・その他、ボタンっぽいものの影の付き方とか、エクスプローラーのアイコンとか、右クリックメニューの表示がごくごく若干だが見た目は変わった。