Logicool キーボード K360r 簡単なレビュー

ロジクールのキーボード、Logicool K360rを買ったので簡単なレビュー。購入後、半月ほど使って少しは入力になれたかな、と言う頃合い。
買い換え前はFILCOのBluetoothキーボード、FKBE109/JBTをハードウェアペアリングで使っていた。
FILCO Excellio BT FKBE109/JBT 簡単なレビュー | ちゃたろうふぁんくらぶ
買い換えの動機としては、3年使ってそろそろ前のキーボードがヘタリ始めて来たこと(キー印字がかすれていたり、一度モノを落としたせいでWの文字が若干浮き気味になっていた)、数ヶ月前にマウスをLogicool MX Masterに買い換えてPCにUnifyingレシーバがつくようになったので、出来るならキーボードも同じUnyfingレシーバにぶら下げてしまった方が楽だろうと言うこと。

購入前の検討は、上記理由から基本的にLogicool製品から選ぶこととなった。その他の条件としては
接続は無線USB(Unifying)で。今回はBluetoothは検討しなかった。
・基本的に、キーボードレイアウトはなるべく変則的にならず標準的なものを
・テンキー入力は意外に使うので、テンキー入力付きのキーボードを(以前、テンキー無しを使ったことがあるが意外に不便だった)
・テンキー付でもコンパクトである方がありがたいことはありがたい
辺りを条件とした。

検討機種とそれぞれの機種の感想

型番が小さい順にとりあえず現行製品を並べてみた(接頭文字はKがキーボード単独、MKはマウスキーボードセットを意味する。接尾文字はrは第二世代、tは第三世代(途中で仕様変更した)の意味合いと思われる、数字は多分小さい方が安いと思う)
MK235:一番安いはず。Fキーが全部横並びではなく4つづつ区切られて置かれていれば(そっちのが本来標準的なレイアウト)もっと良いと思う
K275(MK275):Fキーが4つづつ区切られていて、一番標準的なレイアウトっぽい。
MK330:矢印キーの上の配列が3×2ではなく2×3相当になっているのが標準と若干違うが、その分横幅が狭くなってていいと思う。マルチメディアキーが多くて縦幅が大きそうなのが欠点か。
MK345:レイアウト的にはMK235と似ていて、Fキーが4つづつ区切られていない。キーボード手前のパームレストはいらない。
K360r:テンキーはあるけど、矢印キーの幅を狭めてレイアウトした分横幅がコンパクトなキーボード。Fキーが4つづつ区切られていればもっと良い。
K370s/K375s:商品的にはMK235とほぼ同じ?マウスがなくなってスタンドがついてるだけの若干のデザイン違いのようだ。
MK520r:キーレイアウトは標準的。キーボード手前のパームレストはいらない。見た目には光らないK800tのように見える。そう言えば昔買って使ったけどキーがグニャグニャで気に入らなかった記憶がある。
MK710t:なぜF8とF9の間が妙に空いているのだろう。パームレストも不要なので検討しなかった。
K750r:太陽電池がついていて充電できる。レイアウトは割と標準的だけどソーラーパネルの分縦幅が長い。
K800t:イルミネーションは別にいらない。キーレイアウトは標準的だけど、パームレストはいらない。

とまあ、微妙なラインナップでこれ、と言うものがなかったのだが、机の上に置くスペースを若干減らせるかと思って、K360rを選んでみることにした。実際に店頭で試し打ちできればもう少し条件を絞り込めるのだけど。

購入後の感想

・接続は本製品のUnifyingレシーバは使わず、既にPCに接続済みのMX MasterのUnifyingレシーバに認識させた。認識には、LogicoolのサイトからUnifyingソフトウエアをダウンロードしてきて、インストール・実行し、手順に従うだけ。電源のON/OFF程度で認識はすぐに済む。特に問題はなし。
・マルチメディアキーなどは、Setpointソフトウェアをインストール。MX Master用の接続アプリはLogicool Optionsなので、接続アプリはどっちかに統一してほしいところ。
キー入力の感じは、まあ標準的なのだろうと思う。今まで使っていたFKBE109/JBTはかなりキー荷重が重めの製品なので、それに比べるとかなり軽くは感じる。キー押し込みの深さは、若干浅め。僕は浅めの方が好みなので問題なし。キーのグラつきはそれなりにあり。指先をキーの上に置いて左右に動かすと結構グニャグニャしている。グラつき(遊び)は可能な限り少ない方がいいのでこれは好ましくない。
・キー入力としては、アイソレーションレイアウトだからか、最初右手小指に近い側の入力が遠く感じた。レイアウト的には別に離れていないと思うのだけど、なぜだろうか。でもこれはすぐに慣れた。
・同じくキー入力で、Fキーが4つづつ区切られていないのはそれほどは気にならずF7・F8あたりのキーに触ることができた。が、F2キーは非常に誤爆が多く、大概無意識に触るとF3キーを触ってしまう。本来、F2キーは数字の2と3の中間にあるはずなのにこのキーボードでは2キーの直上にあるから間違いやすいのだろう。F3キーはあまり機能割り当てされていないので間違って押しても問題はないが、あまり好ましくない。
・同じくキー入力、矢印キーの段が省略されて詰め込まれている影響。このあたりにレイアウトされているキーでは矢印キーとDeleteキーの利用頻度が高いかと思うが、矢印キーの位置が違うのは慣れるのが意外と困難だった。IMEで文字変換中、文節の長さを変更する際にSHift+矢印を思ったより多用しているのだなあと改めて認識させられた。慣れでだいぶこなせるようにはなったが、やはり違和感はあり、矢印キーを押したつもりがテンキーの0を押していた、と言うことが結構頻発する…テンキーを押してしまうと変換中の文字列が確定してしまうのでこれは結構ストレスである。また、Delキーもあまり使わないかと思ったらそんなことなかった。文字列を選択してDeleteキーで消す、と言う操作を意外に多用していたことを改めて認識された。
・キー入力、上記のDeleteキーを押す操作の誤爆や、BackSpaceキーの打ち間違えでNumLockキーを押し間違えることが意外に多い。Setpointを入れてあるとNumLock変更時にはオンスクリーン表示されるので間違いにすぐ気付くのがせめてもの救いか。

こうしてみると、あまりいらないだろうと言うキーも省略されたり位置を変えられたりすると意外と困るもんだと言うのを改めて痛感させられた。今回は省スペースのために矢印キーのアサインが変なのを選んでみたが、やっぱりキーボードは標準的なレイアウトの物を選んだ方が無難なんだなあとよく認識させられた。
なお、このキーボードはスペースキーの長さも標準より若干短く、打ち間違えしやすそうだが、僕の場合は特に問題はなかった。
もうしばらく試用してみるけど、結局レイアウトに馴染めず買い換える可能性は結構高そうな印象。
また、もう一点気になるのがキー入力の安っぽさ。特に、キーのグラつきが大きいのはとても気になる。過去の経験からすると最近のLogicool製品は高価格帯のものを選んでも安っぽさに関しては変わりないのが困りどころ。せっかくUnifying使いたいのにこれでは困る。
いい加減諦めて、東プレやMajestouch使うべきなのだろうか。以前使った経験では、その辺の本格キーボードはキーのグラつきや底打ち感は最高なのだがキー押しこみが深めなのが満足しなかった(打ち込みはノートPCで一時期慣れたせいか、浅い方が好みになってしまった)。あと、机の上の掃除なんかをやりやすいので無線のキーボードの方が好きなのだが、今や無線で満足できるキーボードはホント皆無になりつつあって、とても残念だ。

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